2026年9月3日から始まっている練馬区議会第三定例会
練馬区議会では一般質問は3日間あり、9月4日からはじまっています。
様々な会派・議員から区政の幅広いテーマについて質問し、区側(区長や教育長、各所管)からの答弁があり、
一日に4人(最終日に3人のこともあり)が登壇します。
質問時間は25分、区側の答弁20分の計45分が持ち時間となっています。
今回は、一般質問1日目の質問と答弁について、主な内容を抜粋して掲載します。
※他会派・他議員の質疑です。
質問の背景や趣旨などの詳細な解説は省略しています。
どのような質疑が行われたのか、概要についての掲載です。
そのため、個々の質問の意図や詳細について、当方ではお答えできない場合がありますのでご了承ください。
(正式な議事録は区議会HPからご覧になれます)
質問と区側の答弁は、テーマ別となっています。
防災・災害対応について
主な質問
答弁 で掲載しています。
- 消防団の運営費補助金の見直し
消防団への支援を活動実態に合わせて見直す - 学校での救助袋を使った避難訓練
救助袋訓練は17校で実施済み、30校で実施予定 - 災害時のトイレ・衛生対策、多目的支援カーの導入
携帯トイレなどの備蓄を拡充 - 災害時に外部から応援を受け入れる「受援体制」
受援応援計画を作成し、訓練も実施 - 災害廃棄物の処理と事業者との連携
災害廃棄物について民間事業者との協定や訓練を進める
8月に発生した令和8年熊本地震と千葉県豪雨災害への対応を踏まえ、防災対策、災害時の受援体制、暑さ対策など喫緊の課題についての質問が多く出されました。
区長は、災害時に区民の人命救助や安全確保を最優先に対応するとしています。
こども・教育について
主な質問
- 修学旅行費・移動教室の無償化
中学校修学旅行費は今年度から無償化、移動教室も無償化に向け検討 - 学校統合再編
学校統合再編は一旦立ち止まり地域の声を聞く一方、豊渓中学校は令和11年4月の統合に向けて進める - 5歳児健診後も含めた切れ目のない支援
5歳児健診は保健・福祉・教育・子育て部門が連携 - 親育ち支援
土日開催や父親向け講座など親支援を継続 - デジタル教科書・生成AI
生成AI・ICTに関する教員研修を実施
豊渓中学校については、既に具体的な統合年度を公表し、学校生活が始まっているおり、元に戻すことはあまりにも子どもたちへの影響が大きいこと、また、良好な教育環境の確保と持続可能な学校運営の観点から、これまでの方針に沿って令和11年4月の統合に向けて進めるとしています。
物価高・区民生活・地域経済について
主な質問
- キャッシュレス決済ポイント還元事業
前回のキャッシュレス事業では区内消費額が約75億円を超えた - PayPayポイント還元事業の再度実施と複数決済事業者での体制整備
現時点では特定財源の確保が困難。今後は国や都の動向を注視 - 商店街支援
商店街のデジタル化支援にも重点を置く
キャッシュレス決済ポイント還元事業は、4月15日から2ヶ月間実施し、区内消費額は約75億円を超えと、過去最大の経済効果となった。現時点での特定財源確保が困難だが、国や都の動向を注視していくとしています。
区政運営・財政・行政について
主な質問
- 区政で何を継承し、何を改革するのか
必要な施策は継承し、新たな課題には見直しや改革を進める - 参与の任命と透明性
参与は区長を補佐する立場で、条例化は考えていない - ふるさと納税・返礼品
ふるさと納税による今年度の減収は64億円見込みで、返礼品導入も含めて検討 - 職員の過重労働・産業医
産業医の適正な報酬額を検討 - AI活用
DX推進方針に「あらゆる分野でのAI活用」を追加
参与について、議会報告がなかった理由、透明性確保のため規則から条例化する考えについての質問がありました。
答弁は、
規則に基づき区長が任命。 区長の判断等を補佐する立場であり、政策決定権や執行権を有するものではない。
今回任命した参与は、国会議員秘書としての経験や見識があることから任命。
適正、適切な人材から助言を得るためには、機動的かつ柔軟な選任が重要であり、東京都や他自治体と同様、選任手続きについて条例で定めることは考えていない、とのこと。
まちづくり・公共施設・公園について
主な質問
- 公共施設の統合・再編
公共施設計画の見直しを検討 - 総合体育館改築
総合体育館は現在地での改築を基本に検討 - 少年野球場再整備
少年野球場は都市計画道路整備に合わせて改修 - 田柄2丁目公園
田柄2丁目公園は令和10年度に工事着工予定 - 田柄川緑道
田柄川緑道も令和10年度から段階的に工事予定 - 大江戸線延伸
大江戸線延伸は東京都との具体的協議を進める
大江戸線延伸については、東京都が事業計画案の作成を進めており、国との協議を行うなど重要な段階に入っている。
6月に都知事と直接会い、早期実現を要請。延伸地域のまちづくりに取り組み、都と具体的協議を進めるとしています。
ごみ・リサイクル・環境について
主な質問
- 集団回収の報奨金
集団回収報奨金の見直しを検討 - びん・缶・ペットボトル回収、10月~開始の製品プラスチック分別
製品プラスチック資源化で年間約2,000トンのごみ削減を見込む - 剪定枝の資源化
剪定枝資源化など新たな施策を検討 - 使用済み食用油からSAFへの資源化
使用済み食用油の回収は23区トップレベル。SAF事業者と連携して周知 - 清掃工場の建て替え・財政負担
清掃工場更新による区の負担増は避けられず、ごみ減量も進める
集団回収については、回収量の減少には歯止めがかからない状況。報奨金単価をさらに増額すべきとの質問に、
答弁として、古紙回収量の減少や物価上昇を踏まえ、報奨金単価の見直しについて検討するとのこと。
福祉・高齢者・地域コミュニティについて
主な質問
- 認知症カフェ
認知症カフェをファストフード店でも試行し、定期開催へ - 強度行動障害への支援
強度行動障害支援は地域生活支援拠点や専門研修を充実 - 地区祭の担い手不足
地区祭について相談体制や補助制度を拡充 - 地域活動への支援
地域の実情に応じて支援策を検討
認知症カフェについては、特定系列だけでなく拡大をという問いに対し、
8月にファストフード店で試行開催、今後協定を結んで定期開催し、協力事業者の裾野を広げると答弁。
