国民民主党都議団が視察に行き、参考になったとのことで、
国民民主党練馬区議メンバーで
世田谷区「希望丘青少年交流センター アップス」へ視察に行ってきました!
(画像:アップスより)
希望丘青少年交流センター(アップス)は、
主に39歳までの若者が気軽に立ち寄れ、思い思いに過ごすことができるフリースペースの施設となっています。
単に「遊ぶ場所」ではなく、日常的な居場所であり、相談支援の入口としても重要な役割を担っています。
ここに訪れた若者に対し、職員たちは
「何か困ってるの?」といった接し方ではなく、
日常的な会話で何気ない話をしたりして、関係性を築き
何か相談したいことなどがあったときに若者たちの方から声をかけてくれるような、「ロビーワーク」を重視しています。
必要に応じて本人の同意を得ながら職員間で情報を共有し、学校や行政、福祉機関などとも連携して支援につなげています。
練馬区でも様々な相談窓口がありますが、若者自身が気軽に相談できる「日常的な接点」をどのように確保するかは、今後も重要な視点になると考えられます。
年間約89,000人、1日平均約250人もの若者が利用しており、中高生を中心に、小学生から20代まで幅広い年代が集う場となっていました。
利用対象は小学生から39歳までですが、施設全体の設計や事業は中高生・若者を中心に組み立てられています。小学生も利用できますが、スタジオや学習室など一部施設は中高生以上を対象とし、児童館との役割分担を図っています。
一方で、小学生の頃から施設に親しむことで、中学生以降も自然に利用できるよう段利用を促しているとのことです。
昨年度から配置されたユースコーディネーターは、
アウトリーチ活動や関係機関との連携をしており、
施設の中だけの支援ではなく、
学校や福祉機関、行政などをつなぐ役割があり、若者一人ひとりに応じた支援体制を構築していました。
練馬区でも関係機関との連携は進められていますが、若者支援を専門的にコーディネートする役割をどのように位置付けるかなど、今後の参考になりました。
中学校の統廃合により跡地活用で整備
(畑もあり)
施設の利用者から最も多く寄せられる声は、「もっと早く知りたかった」という声が多くあるようです。
地域では一定の認知がある一方で、区全体では十分に知られているとは言えず、
大学生や若手社会人への情報発信が課題としています。
高校までは学校を通じた情報提供ができますが、
卒業後は行政から若者へ情報を届ける手段が限られます。
これは練馬区にも共通する課題と感じました。
施設を整備するだけでなく、必要な人に届ける広報・情報発信のあり方を考える必要性を改めて感じました。
また、支援としても
18歳から20代前半の若者への支援を大きな課題として捉えていました。
高校卒業後は支援制度や相談先が変化し、行政とはつながっていても相談しづらさを感じる若者も少なくありません。
一方で、福祉的就労をしている方が、
仕事帰りに立ち寄って日々の出来事を話せる場所としても機能しているというお話を伺いました。
(調理室も完備)
メインのフリースペースも小上がりの畳がほしい、ひとり用の空間がほしい、ソファや椅子などについても若者たちの声を取り入れたとのこと。
目の前にはスーパーがありますが、ここでの飲食をされる方も多いようです。
福祉作業所の就労場所ともなっていました。
カフェらしい家具、窓際には背の高い椅子を配置、これらも若者の声によるもの。
Wi-Fi環境は絶対整備してほしいという声を反映したり、充電のためのコンセントがとにかく多い!
「若者のため」の施設ではなく、「若者とともにつくる」施設という考え方で、
若者自身が施設づくりや運営に参画する仕組みは、利用促進にもつながる重要な視点だと感じました。
施設を整備するだけでなく、運営を支える体制づくりや成果指標(KPI)の設定、利用者ニーズを踏まえた評価を行いながら、持続可能な仕組みを構築していくことが求められると考えます。
アップスは、施設そのものよりも、「若者の声を施策に反映し続ける仕組み」が大きな強みであると感じました。
練馬区では児童館や地区区民館、青少年館など、それぞれが役割を担っていますが、中高生が「自分たちの場所」と感じられる環境づくりや、小学生から中高生へ切れ目なくつながる仕組みについては、今後さらに検討の余地があると感じましたし、地域の実情に合わせながら、若者が安心して集い、挑戦し、相談できる環境づくりをさらに進めていく必要性を感じた視察となりました。














