2024年12月練馬区議会第四定例会での会派の一般質問について掲載します。

正式な議事録は区議会HPからご覧になれます。

 

女性活躍推進の取組について

 

  質問

 

2016年4月に女性活躍推進法が施行され、女性の社会進出は増え続け今後もさらに増加する見込みです。

しかし、様々な場面において女性の力が十分に発揮できる社会とはいえません。

小池知事も、「女性は人口の半分を占め、学びや自己実現をやっていきたいというパワーを生かさないのはもったいない。女性のパワーをどう生かしていくのかを大きなテーマとして取り組みたい。持続可能な社会や明るい東京の未来を作り上げていくには多様性が不可欠。その実現を左右する大きな鍵が女性の活躍だと確認している。今こそゲームチェンジを図り、女性の活躍を大きく前に進めていかなければならない。」と述べられ検討部会を設置されています。

区が実施した「人権・男女共同参画に関する意識と労働実態調査」では、「男は仕事、女は家庭」という考え方をそう思わない人は8割以上にのぼっていますが、社会全体として「男性の方が優遇」されていると感じる人の割合は8割と区民の意識調査からも女性が活躍しにくいことがわかります。

 

練馬区民は、7割強が区外で働いていますが、区内で働く割合が高いのは女性です。

女性は家事や育児に時間をかけられるよう近隣で働くことを選択しているのではないでしょうか。

ワークライフバランスは、理想と現実とで乖離が見られる結果となり、家事やケアワークの負担が女性に偏りがちということがわかります。女性就業者数は増えているものの、管理的職業従事者に占める女性の割合は依然低く、国の第5次男女共同参画基本計画の目標に達していません。

女性活躍社会を目指すには、意思決定の場に女性が参画することが重要です。今後さらにスピード感を持ってダイバーシティ推進の取組を進め、企業や政治の意思決定の場に女性を増やすことで、性差によって生まれる不平等や格差を減らす社会構造に変えていく必要があります。区としての考えをお伺いいたします。

 

民間における女性活躍推進の取組について

 区内事業者では、「女性活躍推進法」についての認知度は4割と低く、女性の活躍推進の取組が進んでいないことが実態調査で明らかになっています。

女性の活躍推進に向けた取組を効果的に行うためには、組織全体の理解の下に進めることが重要です。

区内事業所へのアンケートでも事業者が女性活躍の推進に関して区に望むこととして「保育施設の充実や仕事と家庭の両立支援体制の強化」との回答が最多となっています。

家庭の事情や個々の希望に即してテレワークやフレックスタイム制など働きやすい環境を整えることが離職防止にもつながると考えます。区内事業者が女性活躍推進を積極的に取組には、区がどのように支援していけるのかご所見をお伺いいたします。この項の最後に、仕事と女性の健康課題についてお伺いいたします。

経済産業省が行った実態調査では女性従業員の約4割が女性特有の健康課題などにより職場で正社員として働くこと、昇進等をあきらめなくてはならないと感じた経験があると答えています。

女性の健康課題と主体的なキャリア支援をいかに推し進めるか、今後の日本企業の持続的な成長という観点からは避けて通れない課題です。

都は女性が活躍できるよう、将来の妊娠・出産などのライフプランの備え、卵子凍結に関するセミナーを開催しています。本人だけではなく、家庭や職場など、卵子凍結についての理解を促進することが重要です。都区が開催する女性特有の健康課題セミナーや相談窓口の案内など周知を徹底することも大切です。

関係各所と連携して女性活躍推進の取組を強化していくことを要望いたしますが、ご所見をお伺いいたします。

 

 

  答弁

 

●副区長

区は今年度、「第6次男女共同参画計画~一人ひとりが自由に輝くまちプラン~」を策定します。

本定例会でお示しする素案では、「性別、人種、年齡、職業や働き方、価値観など、人と人との違いを認め合い、自らの希望に沿った生き方を選択できる社会を目指すことを基本理念とし、「男女が共に活躍できる道を広げる」を目標の一つに掲げています。
女性活躍を推進するため、就労、起業、再就職に関する支援や区の審議会等委員への女性の積極的な参画、家事・育児に家族で取り組むための支援などを取組に位置付けています。
区内に多い小規模事業者に適した職場環境づくりを推進するため、事業者向けセミナーの実施、男女共同参画情報紙「MOVE」等を活用し、国や都が実施する各種助成制度や、女性のキャリア支援についての情報提供を行います。
また、女性が体への理解を深め、生涯を通じて明るく健康的に過ごしていただけるよう、現在策定中の次期健康づくりサポートプランにおいて、ライフステージに応じた健康づくりを推進していきます。SNSやアプリの活用、動画配信、女性の健康づくり講座の開催などを通じて、女性の健康支援に取り組んでまいります。