昨年秋から年末にかけてご自宅で介護をするための
マンションリフォームのお仕事をさせていただきました

クライアントは60代の女性。
88才のお母様が脳梗塞で入院され数ヶ月の入院後、半身不随になられてしまい
退院後は自宅での介護が必要となったためご自宅のマンションを
車椅子でも不自由なく暮らせるようにリフォームを希望されました。

リフォーム前のマンションの様子1

リフォーム前のマンションの様子2
部屋数は多いけれど車椅子で行き来するには狭い空間

水廻りには段差が。。。
幾度かの打合せの結果、部分的なリフォームでは今後の暮らしにうまくそぐわないという
結論に達し、全面リフォームすることになりました。

解体中の様子
ダイニングに沿って6畳の和室が2つ並んでいましたが
その間仕切りもすべて撤去

間仕切り壁のない一体の空間。。。結講広いです



写っているのは大工の棟梁と施工会社代表湯口さん
※工事の詳細は湯口さんのブログをご覧下さい♪
→ 自然派けんちく女子の快適リノベーション
バリアフリーのために床レベルを上げる。(防音床) ↓
(ユニットバスの仕様にあわせ洗面所の床レベルを上げざるを得ませんでしたが)

壁下地が立ち上がり始めたころ。 ↓

そして完成



プランはこんな感じです ↓

玄関からベッド、そしてトイレ/洗面、浴室への動線が
車椅子でスムースに確保されるように配慮し、
収納に関してもその場で使うもの、保管するものを明確にし
使い勝手がいいように造作(別注)家具などを配置しました。
年末にはクライアントのお母様も無事入居されました ↓

(写真掲載の許可をいただいております)

キッチンカウンター越しにお母様の様子がよく見えます


介護ベッド横のカウンターは必要なものがすぐに取り出せるよう
オープン収納に。(見た目よりも使い勝手優先!)
また時折喉からの吸引や胃漏(胃に直接栄養剤を注入)が必要なので
小さな洗面カウンターも設けました。


空間のオーガナイズ(仕組み化)はその空間の設計段階からしっかり考慮していれば
クライアントの状況や価値観、行動パターンにあった暮らしを実現しやすいので
空間の設計やデザインと平行して行うのがベストであると私は思っています。
一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会では住宅空間の設計に絡むオーガナイズに関する
知識や経験を備えた人材レジデンシャルオーガナイザーの育成を始めています

詳細はこちら! → レジデンシャルオーガナイザー
ライフオーガナイズの考え方は単なる「片づけ」のノウハウではなく
普遍性・再現性を持つ、「生き方全体を考えるための道標」のようなものです。
住まいの計画をする時はある意味大きな「人生の転機」でもある。
そんなとき家を建てる専門家(建築士や施工会社)だけにすべてを委ねるのでなく
レジデンシャルオーガナイザーがクライアントと専門家の間に立ち、
クライアントがどんな暮らしをしたいのか、何を家に求めているのかなどをしっかり伺い
整理して、空間のオーガナイズ方法を考慮した空間提案を行うことにより住宅の設計が
よりスムーズになり、よりクライアントにとって暮らしやすい家が出来上がる。。。
近い将来、そのような状況が当たり前になる社会が実現できたらと思ってます

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