今日の記事は、書籍の感想の記事です。

 

7月に出版された

『じぶんを愛することを教えてくれた3つの喫茶店物語』(神木ゆうり:著)

を読んで感じたことなどを、これから綴っていこうと思います。

 

(写真のこと。名前が違いますが、3冊とも同じ著者の本です。

2冊あるのは、ネットで買ったあとに本屋でも発注したからです)

 

にっこり

 

本を読みはじめて、まず思ったこと。

それは、”自分を愛することができている人”に会ったことはあるのかな?ということ。

これまでの人生を振り返ってみたけれど、おそらく、わたしは会ったことがない。


それがまず、ショックでした。

 

当然、わたし自身も”自分を愛することができている人”ではありません。

ただ、ある時から「自分を大切に扱う」ことの大切さを自覚し、小さなことを実践し続けて、10年前と比較すると変わってきたように思います。

でも、「自分を愛する」となると、まだまだです。


物語の中で、主人公が喫茶店を見つけ、喫茶店のマスターや客と人生にまつわる深い話をしながら、成長していきます。
わたしは喫茶店で出会った人と深い話をしたことはないですが、「何だかこの雰囲気、似てる感じを知っているかも…」と思い、記憶を辿りました。

 

そして、思い出しました。

それは、ゆうりさんが過去に主催されていたオンラインサロンです。


わたしは学生時代、心理学が専攻だったので、人の心の内側に触れる機会がありましたし、自らが話す機会もありました。
それでも、心の中にそっと鍵をかけている部分を人に見せることはできませんでした。


ゆうりさん主催のオンラインサロンは不思議な場所で、集まってきた人たちも色々な年齢、様々な境遇の人たちでした。

主催者の雰囲気もあってか、その場は絶対的に守られているように感じ、不思議とそれまで人に話さなかったようなことを話すことができたんです。

あの感じを、本文の喫茶店でのやり取りを読んでいて、ふんわりと思い返していました。

薔薇の喫茶店百百合の客の信夫さんが話していた「気づくということが一番大事」、という話。

オンラインサロンで得たことが、まさに「気づくこと」でした。

あの時、母とわたしの関係性に気づくことができたおかげで、母とわたしの人生は別物だと自覚することができました。


さらに物語を読み進めていくと、物語を目で追っているのに、心は自分の過去に戻っているような不思議な感覚に陥りました。

母の言動で感じた理不尽な思いや、重圧感、その時の情景が心の中に次々と浮かび上がりました。

弟と遊んでいるとき、「お姉ちゃんはお手伝いをして」とわたしだけ呼びつけられたこと
常に近所の女の子のすごさを聞かされて、比較されていたこと
「弟の世話をお願いね」と言って、1週間夫婦で海外に行ってしまったこと
「この子は就職も決まっていなくて~」と、本人の前で近所の人に話したこと
…そんなことが、しょぼん玉のようにふわふわ思い出されては消えていきました。

きっと星月夜の喫茶店忘却の描写に、心が反応していたのだと思います。

最後の章を読みながら、わたしは母の顔を思い浮かべました。

記憶の中の母の顔は、幸せそうな満ち足りた顔ではなく、どこか緊張していて不安そうな表情でした。
その顔のイメージと重なって、「もっと…しなさい」「ちゃんと…」「頑張って…」という言葉が頭の中に流れました。

「いい感性ね」
「それがあなたのいいところよ」
と笑顔で言ってくれる、そんな記憶を持ちたかった。

ゆうりさんのオンラインサロンで印象的だったことが、褒められることでした。

こういう文章を書けるのは頭がいいんですって、はじめて言われて、びっくりして。
本名をいい名前だって言ってもらって、それもおどろいて。
アイコンにしていた顔写真も、すてきですよって言っていただいて、衝撃を受けました。

 

気恥ずかしさが前に出ていたけれど、本当にうれしかったです。

最初に『「自分を愛する」となると、まだまだです。』と書きました。

でも、「できっこない」とは書かなかった。

それは、「自分にも人から認められる部分がある」と自分で思えているからです。

あの時あのオンラインサロンに出会うことができて、本当によかった。

 

そして、これからはこの本に道を示してもらおうと思っています。


わたしは今、専業主婦で、テレワークの夫を支え、中学生の息子を育てています。
ほとんど住んでいる町を出ることなく、日々のスケジュールをこなしています。

そんなわたしに、今一番必要なこと。
それは、薔薇の喫茶店百百合の「ローズウォーター」の章。

歩き出したい、外に。
つながりたい、外の人と。

今、そんな気持ちが胸に溢れています。

ニコニコ

 

以上が、本の感想です。


この感想がご本人に届くかは分かりませんが、ネットに公開した以上、つながる可能性があるわけで…。
個人的なメッセージも、書いちゃいます。

 

花

ゆうりさん、3冊目となる新しい本のご出版おめでとうございます。
この本に出会うことができて、とても嬉しいです。


読むたびに発見がある、素晴らしい本です。

これから何度も、大切に読みこんでいこうと思います。


オンラインサロンでの学びは、今もわたしの支えとなっています。
本当に、ありがとうございました。