12月17日 配信
気になる香りはたくさんあるけれど、「いったいどうやって選んだらいいの?」「正しいつけ方を知らない……」という人は少なくないよう。
そこで、香りのプロに基礎知識をお聞きしました。お話を伺ったのは、そごう横浜店・ラトリエ デ パルファムのパルファム ソムリエール、石坂恵梨佳さん。これさえ知れば、フレグランスをより楽しむことができるはず!
◆選び方・楽しみ方扁
Q.フレグランスは、どう選んだらいいのでしょうか?
A.「ミドルノート以降」で決めるのがおすすめです。
フレグランスは、時間で香りが変化し、つけたての「トップ」、30分~2時間程度の「ミドル」、2時間以降の「ラスト」の3つのノートで表されます。ですから、自分自身で一番長く香っている「ミドルノート以降」が決め手になります。最初のつけたてのときと深みや甘さなどの違いを感じることで、「イメージと違った」という失敗に陥りにくいと思います。
同じ香りであっても、個々人の体臭や体温との相性もありますから、実際につけて試すのがベストですね。
Q.初心者はどんな種類のフレグランスを選べばよいでしょうか?
A.ボディアイテムから始めてみましょう。
フレグランスには、賦香率(香料の割合)により、種類があります。3時間前後香る「オードトワレ」、5時間前後香る「オードパルファム」などがありますが、実は初心者におすすめなのは、フレグランスラインのボディアイテム。
シャワージェルやボディミルクなどから、好みの香りを選ぶことから始めてみては? 香りを楽しみながらバスタイムを過ごせて、ボディの乾燥対策にもなります。
Q.古くなってしまったフレグランスは、捨てるしかないですか?
A.肌につけるのはNG。空間で楽しみましょう。
理想は、開封して1年を目安に使い切ること。直射日光が当たる場所への保管は避けましょう。
時間がたってしまった場合、肌につけるのではなく、空間用として活用してみましょう。ベッドルームなら枕の端に、リビングならクッションやカーテンに少しかけて、楽しんでみてはいかがでしょう。
また、半身浴中に空中に1~2回プッシュすれば、香りが蒸気とともに広がり、リラックス効果が抜群です。ただし、バスルームには湿気が多いので、置きっぱなしには注意しましょう。
また、名刺や手紙、カードなどにワンプッシュすれば、相手に印象づけることができます。
ただし、香ばしい香りがする、アルコール臭が強い、などの場合は劣化しているので、使用を中止しましょう。
◆つけ方扁
Q.つける位置は決まっているのでしょうか?
A.香りは下から上にくるもの。どう印象づけたいかにより、場所を変えてみて。
フレグランスをつけるときは、「清潔な肌に、10~20cm離して、左右に1プッシュ」が基本。
「さりげなく、柔らかい雰囲気」を演出したいなら「ウエストから下」へ。ももの内側、膝の内側、ウエスト、足首に、出掛ける30分前、着替えるタイミングがおすすめです。
「より印象づけたい」なら、「ウエストより上」へ。手首、肘の内側、ショルダーラインなどに。
ただし、汗をかきやすい場所は、香りがこもりやすいのでNGです。
Q.一歩進んだつけ方のコツはありますか?
A.香りを変えたりつける場所を変えるだけで、印象を変えたりすることができます。
例えば、丈の長いスカートの裾につけると、歩くたびに香りがふわりと立ち上がります。
また、先ほど初心者向けと紹介したボディアイテムに、同じ香りや相性のいいフレグランスを合わせて使えば、香りが重なり合って立ち上がり、やわらかく深みのある印象に。
また、朝つけた香りとは異なるものを夕方の外出前につけるのも、違う印象を楽しめるのでおすすめです。
ステイホームが日常的になった今、香りで気分をリフレッシュするという人が増えているといいます。自分の好みの香りを見つけて、毎日に彩りをプラスしてみませんか?