母親の母親、つまり私の母方の祖母が亡くなった話は、少しだけ聞いた。
私の母親が結婚して、父親の実家で新婚生活を始めて、その年に息子が産まれて、確か翌年とかに亡くなったはず。
舅が亡くなった時よりも早かったはずなので、たぶんそうだと思う。
母親が引っ越して来てから、一度もその場所に来ることもなく、都内の病院で胃がんでなくなったそうで、50歳くらいの若さだったと。
産まれた息子の写真を送ったり、手紙を送ったり貰ったりが何度か続いたけど、とうとう幸薄いままに、その短い生涯を終えたと言う私の祖母だ。
あまり、その時の話はしてないのか、それとも私が忘れたのかは不明だけど、いずれにしろ名前と1枚の写真の中の顔しか知らないのだけど、どうにもこうにも可哀想な人と言う印象しか無いのだ。
会ったことがなかったからなのか、それはどうかわからないけど、写真の中の祖母は薄幸な雰囲気が漂っていた。
もし、きっと1回だけでも会っていたのなら、違う感情が芽生えたのかもしれない。
だけど、祖母は私がこの世に生を受ける前に、それも10年以上も前に亡くなっているから、こればかりはどうしようもないわけだ。
どんな人だったのかな?
いつか、あの世に行ったら会えるだろうか?