最終フェニキュラーに間に合わない!!!

 

朝ごはんは、いつも通りこの宿にて。ここのイースターの飾りは、本当にかわいく、思わず顔が緩むのである。朝食のテーブルにもたくさんのたまごやにわとりの飾りがあり、ナプキンもめっちゃかわいい水仙のものであり、心はもうすっかり春気分である。

 

ここの朝食は、本当にベーシックなものばかりなのであるが、よい材料を使っているのだろう。一つ一つがとてもおいしいのだ。パンにしても、1個1個とても味わいがある。フランスのクロワッサン、バゲットもいいが、ドイツのどっしりしたパンもおいしいのだ。(もう食べ物のことばかり・・・)

 

朝ごはんもしっかり楽しみ、スイスに向けて出発することにした。しかしながら、昨日見つけたお土産やさんみたいなとこに行きたくなり、新しいおしゃれチックな道の駅のようなお土産屋さんに行くことにした。本物の馬が引いている馬車が来たりと、観光に力を入れているのだろうか・・・。

 

昨日来た時には、レストランしか開いていなかったのであるが、今日はパン屋さん、ワイン屋さん

などのお店もすべて営業している。そして、パン屋さんのそそられること・・・。すんばらしくおいしそうなパンがこれでもかというほど並んでいる。片っ端からここのパンをいただきたい。今日のランチは、まともに食べることはできないと思い、ランチ用にチーズのプルッツエルと巨大な甘そうなパンを購入した。

 

それから、地元のワインがたくさん売っている。あいつと狂喜しながら、ワインを選んだのである。まさに、日本の地方とかに来て、地元の日本酒を狂喜しながら、選んでいるようなイメージである。私は、ワインの詳しいこととかよくわからないが、ドイツのリースリンの白ワインはとても好きなので、ぼんぼん箱に入れていた。あー、これだけで幸せ気分になる。

 

新しくできていたお土産屋さん、レストランなど

http://www.geroldsauermuehle.de/index.html

 

この新しくできたお土産やさんでしばし至福の時を過ごしてから、スイスに向かうこととした。しかしながら、途中でまたワイナリーみたいな場所を発見。。。これは、寄るしかないということで、寄ることとした。

 

ここが面白かったのである。地元の人がワインを箱買いに来る場所のようであり、店内はワインセラーのようになっており、ほとんどの人が6本入りの箱を専用の車に乗せてばんばん買っているのである。そこでも、またまたスパークリングワインや、賞をとったようなワインをぼろぼろと買ってしまったのである。そして、面白かったのが、お店の人はドイツ語しか話しをしないのに、私たちはなぜか彼の言っていることがほぼ100%理解できたのである。ワイン用の箱がいるかいらないとかだけであるのだが、とても不思議であったのである。

 

その語は、スイスに直行しないとかなりやばい時間になっていたのであるが、昨日は閉まって

ドイツのスーパーが開いていた。かなり行きたかったのであるが、時間も時間であり、私はあいつにスーパーはあきらめるといったにもかかわらず、あいつはスーパーの駐車場に突入していったのである。

 

そうして、私はドイツの普通のスーパーで楽しい時を過ごしてしまったのである。ユーロとポンドの為替レートのせいではあるが、ヨーロッパはどこでもものが高いと感じてしまう。スーパーでは、常温OKのドイツのソーセージとコーヒーを購入。素敵なワインコーナーもあったが、そこまで楽しむ余裕はなかったのである。

 

それにしても他の国のスーパーって何でこんなに楽しいんだろう。このスーパーが昨日開いていれば、、、昨日のあの時間をもっと楽しく過ごせたのに。

 

さて、楽しい時間を過ごしたのはいいのであるが、車に戻り今日の目的地St Lucへの到着時間を見てびっくり、4時頃になっていたのである。St. Lucに到着したら、雪山装備に着替えたり、準備をしなくてはならないのでだ。それに、フェニキュラーだって、そんな遅くまで動いているはずがない。一応気になってフェニキュラーの最終時間を調べてみると、なんと上に上がるための最終は、4時半という・・・・・。これは、かなりやばい状態である。

 

おそらく4時に到着したらぎりぎりであろう。そうして、気がつくとスイスの渋滞のためか、到着予定が4時15分とかになっている!これだと完全にアウトである。町の駐車場からフェニキュラーの駅までは少々距離があり、10分ぐらいは歩かなくてはならないのだ。

 

何か月も前からオリバーのディナーが食べたいと予約した今日の宿Weisshornである。それなのに、こんなことでホテルまで辿り着かないかもしれないのだ。これは、完全にタイマネジメントミスである・・・。

 

ドイツのアウトバーンでのあいつの気合の入った爆走でなんとか、時間を取り戻すが、スイス国境でスイス高速料金支払いのための渋滞などにも巻き込まれる。本当にどうなるのだろうか。もうこればっかりは、もうどうにもならない。私がきちんとコントロールしなかったせいである。

 

スイス内に入っても、スピード制限ぎりぎりのあいつの爆走で、なんとか4時にはSt. Lucに到着だ。はあ、こればっかりはあいつに大感謝である。それにしても、St. luc到着前には、気温も0度近くになり、山道にも雪がちらほら見え隠れし、道もかなり凍りついている雰囲気が見えるのである。普通のタイヤで運転できるぎりぎりのレベルの状態であった。

 

さて、到着したら、今度は私の出番である。早速駐車料金を払いに行くが、、、予想に反して数年前と同じ。コインでしか駐車料金を払えない。それなので、駐車場すぐ前のインフォメーションセンターまで支払いに行く。確か前もインフォメーションセンターで支払いをした記憶があるからだ。しかしながら、私はあいつの車のナンバーを覚えていないため、ここでの支払いもできず・・。結局コインに両替をしてもらい、なんとか駐車料金を払うことができたのである。

 

駐車場は、結構雪が積もっており、普通の靴で必死に走りまわっていたが、今朝の春の雰囲気とは全く対極にいる感じである。

 

その後、いつもトロい私とはうって変わり、ものすごい速さで、着替えと荷物準備をし、フェニキュラーの駅に向かう。向かいながらも、こんなに遠かったかなあと思いながら、瀕死の状態で、ヘロヘロになりながら、町の中を駆け抜けるのである。

 

ここら辺は、とにかくものすごいスイスの田舎で、一般的な有名なZermattとかVervieとかとは異なり、アジア人は非常に珍しい。その町を変なアジア人が2人スキーの格好でもなく、雪山装備で町をヘロヘロしながら、移動するさまは非常に奇妙だったと思われる。

 

予想外につらかった雪山ハイキング

 

私は、途中で力尽き、あいつを先に行かせて、チケット購入、フェニキュラーに待っててもらう交渉依頼をした。なんとかあいつが先に到着し、最終のフェニキュラーに間に合うこととなった!!!

 

本当に良かったのである。これに間に合わなかったら、何のためにここに来たのかわからないし、今日この町の宿に空きがあるかどうかもわからない。

 

ひとまず最終のフェニキュラーに、他数人の客と一緒に乗り込み、結構な速さで、上の駅まで移動する。それにしても、今年は雪が多いのだろう。そして、雪が降ったばかりのようである。森が真っ白で本当にきれいなのだ。これだけでもうれしくなるのである。

 

上の駅に到着し、そういえばここはこんなだったなあと思い出す。トイレ休憩にも行かずに走り続けたので、ありがたくここのトイレを利用させていただき、今から約2時間のハイキングに備えるのである。5時前なので、おそらく7時の夕食にぎりぎり間に合うくらいになるだろう。それにしても、こんな遅く到着したのは、初めてだ。やはりお土産屋さんとスーパーで遊んだつけである。

 

フェニキュラーの駅をでてから、スキーのリフトなどを横目でみながら、スノーシューを付ける。あいつは、スノーシューやスキーをレンタルする時間もなかったので、トレッキングシューズのみで雪山を歩くのだ。あはは。頑張れー!

 

と余裕な感じなのも、ここはスノーモービルや雪上車が常に通っている道なので、雪山とは言え、道は圧雪されており、歩きやすいのである。

 

天気予報通り、太陽は見えずに、ちらほら雪が降っている。それなので、ザックカバーもつけることとした。

 

つい数週間前にシャモニーにいたが、ここは人もほとんどおらずに、もっと静かである。安全に、静かな、スノートレッキングが楽しめるのだ。ここでは、道もわかりやすいので、ガイドも必要ない。ただホワイトアウト状態の場合には、危険だろうとは思う。もう何回も来ているか、一応危ない目に遭ったことは、一度もない。

 

はじめは、雪の中で歩くことができる喜びをかみしめながら、歩いていたが、エネルギー切れのような状態になってきた。そしゃそうだ。いくら車の中でパンをかじったとはいえ、ちゃんとしたランチを食べていない。

 

チョコレートなどでなんとかごまかしながら、楽しく雪を楽しむ。やっぱり私は雪が好きである。そして、スノーシューで歩くのが好きである。あいつは、結局私のストック2本をぶんどり、私はスノーシューのみで歩くこととなる。ストックがないので、足が重いといえば重いのではあるが、それよりもこの誰もいないフィールドを歩くことがうれしくて仕方ない。

 

途中から木がなくなり、登りが始まった。あいつはぐんぐんと雪上車のつけた急な近道を登っていったりしている。

 

私もそれに倣うが、高度のせい(?今度は高度のせいにしてみた)か登りがきつく感じるのである。けれどもやっぱり雪の中を歩くことができる幸せを噛み締めながら、歩くのである。

 

途中、いきなり雲の切れ間から太陽が出現し、幻想的な景色を楽しませてくれた。私が来たことを喜んでくれたのだと信じられないくらい自分勝手な考えかたをする。

 

それにしても、こんなに遠かったかなあと何度も思ったのである。久しぶりに来たのと、最近トレーニングをさぼっているために、つらく感じるのかもしれない。

 

とうとうオリバーのディナー

 

けれども、なんとかやっとこホテルに辿りついた!!!!!やっぱり自然の中で体を動かすって、ほんと最高だ。それからスイスワインとオリバーのディナー。。。。。ああ、うれしすぎるのである。

 

ホテルに入ると相変わらずである。バーの方に行くと、オリバーが迎えてくれたのである!彼とは、何年ぶりだろうか?少なくとも3年以上ぶりであるが、私たちのことを覚えてくれたのである。

 

そして、ソフィアと彼らの子供も出てきたのである!彼らの子供の名前は、なんとさかなちゃん!聞いた時は耳を疑ったのだが、ソフィアの国の名前ということだ。

 

ちなみに、ソフィアはたしかカンボジア出身だったと思う。

 

それにしても、なんだか昔からの友達に会えたような感じ(私だけ?)がして、とてもうれしい。こんな再会。。。こんな気持ちにさせてくれるこのホテル。やっぱり大好きである。久しぶりに行きたいなあという気まぐれで計画したのであるが、やっぱり来てよかったのである。

 

そして、部屋の鍵をもらって、部屋に行ってもまたびっくり、はしっこのとても広い部屋だったのだ。私たちのためにいい部屋をとっておいてくれたのだろう。あー、ほんとありがたい。

 

そして、部屋もそうであるが、ホテルの様々な部分がよくなっていた。あの汚かったスリッパもプラスチックのスリッパに新しくなっていたし、部屋も小奇麗になっていた。それから、何といっても、新しい従業員が何人もおり、みんながみんなとても気持ちのよいサービスをしてくれたのである。

 

やっぱり、リッツカールトン仕込みの社員教育をオリバーとソフィアがやっているのだと思う。(確か2人は、リッツカールトンだった・・・もしくは他のかなり有名なホテル。)

 

まずは、私が夢にまでみたスイスワイン。(夢にまで見る食べ物、お酒が多すぎる)いつもオリバーに、今日の夕食に合うワインを選んでもらうのである。

 

そうそう、この香りとこの味。スイスワインである。スーパーで買うとたまに外すので、オリバー教えてもらったのをメモらなくてはならない。けど、オリバー曰く、Sion近辺のワインはどれもおいしいよと。

 

Weisshornでは、夕食と朝食がいつも含まれており、オリバーがその日の夕食を決めて、みんなが同じメニューをいただくことになっている。

 

大体いつもスープから始まり、サラダ、メイン、デザートとなる。今日のスープは、豆のクリームスープ。なんておいしいのだろう・・・。ここに来ると私もスープを作ろうと決心するのだが、家に帰るとすっかり忘れている。

 

それから今日のサラダにも脱帽であった。フレッシュなグリーンの中に、大根、かぶのようなものの和え物が素晴らしいのだ。これこそオリバーの料理と二人で、感動したのである。それとスイスワインで、最高の気分になる。

 

メインは、ラムとポテトグラタンとズッキーニの炒め物。このラムは、私が今までにいただいたラムの中で、本当に一番おいしいと思ったラムであった。ラムが嫌いだったころの自分が、信じられないくらい、ヨーロッパに来てから、ラム好きになっている。(ただ単に、日本のラムのレベルがそれほど高くないからという気もするが。)

 

このラムがまたスイスワインと最高のコンビネーションであった。

あーー、また今日も至福の夕食を堪能することができたのだ。オリバー本当にありがとう!!!

 

食後は、オリバーとなぜかスコッチウイスキー。いつもあたたかく迎えてくれて本当にうれしいのだ。それにしても、しばらく来なかった間に、子供が育っていたり、やっぱり年月が経っていたのである。

 

新しい、気がつく従業員たち、ホテル内のいろんな箇所がよくなっていること、いろんな意味でこのホテルがよい方向に向かっているのがわかるのだ。