あーあという感じである。

 

ますます暗黒の闇に突き進むイギリスという感じである。

去年は、EU離脱のレファレンダム。そして、テロ、この総選挙・・・。

 

この総選挙では、いろいろ感じることがあったので、適当に書いてみる。

 

ーEU離脱の国民投票、総選挙なんてそもそもやる必要なかった。

まさにこの一言。この総選挙でイギリスがますます泥沼の方向に進んでいくことになってしまったのも、もとはと言えばキャメロンが決めたEU離脱の住民投票がそもそもの元凶である。

 

メイ首相は、この総選挙で大勝をして、リーダーシップを強める予定であったのだが、それどころが、国民に実現できそうもないような甘いことを言う労働党の追随にあい、議席を失い、かろうじて第1党とはなったが、過半数割れとなってしまった。

 

数か月前に、メイ首相が総選挙を決めた時、私がまず初めてに思ったことは、”総選挙なんかやってる暇なんてあるの?”であった。

 

もう困難すぎるEU離脱交渉が控えてる時期に、はっきりいって総選挙なんかやって、余計な労力を使う余裕なんて全くないはずである。

 

あの当時は、つまんないけど、結局は彼女が圧勝し、彼女の望むように物事が運ぶものだと思っていた。

 

しかしながら、予想外に、労働党のはちゃめちゃな言動が若者および一般的な人たちのハートを掴んでしまったのである。

 

やる必要もない総選挙で、ますます混迷するイギリス。前回の国民投票、今回の総選挙、どれも保守党党首の過剰すぎる自信から起こってしまった気がする。ごく一般的なイギリス人がどのような暮らしをし、どのようなことを考えているのかわかっていないのだろう。

 

国民投票が証明したように、イギリスの一般的な国民はそれほどグローバル化されていないし、自分のことや自分の狭い周りのことしか考えられない人が多数派なのだ。このような国民に重要な選択を委ねるとこんなことになってしまうのである。

 

ー大衆に重要な決断を委ねてはいけない。重要な決断をするのは、選ばれた人たちの重要な仕事。

 

これは、前回のイギリスの国民投票(アメリカの大統領選挙でも?)で学んだことのはずだったのに、また変な余計な選択を国民にさせてしまったのである。

 

残念ながら、一般的な人たちというのは、自分のことしか考えていないのだ。政治家だって、自分の任期や自分の活躍できる短い期間のことしか考えていないのだから、自分の国の、10年後、50年後、100年後を考えて投票する人がいったいどれだけいるのだろうか?

 

しかしながら、会社や国の発展を考える場合、短期的な利益を重要視すると、長期的視点で見ると、間違った判断をしてしまうことも往々としてあるのである。優秀な経営者や政治家は長期的な視点から見えるが、サラリーマン経営者や自分の利益しか考えていない政治家は自分の任期の短期的な利益を優先させてしまう。

(余談だが、日本はそういう人たちが多い気がする。だから、余計な空港、橋、道路等がたくさんあったりする。その投資額をもっと効率的に東京に集中されていれば、日本だってアジアのハブとしての役割を果たせたのかもしれないのに。ぶつぶつ。)

 

大衆に決断をさせることは、本当に危険なこと。重要なことは、その道のスペシャリストや十分に判断ができる教育を受けて、一番最適な選択ができる人が決断をしなくてはならないのだ。一般大衆がそのレベルまで高まっているのであれば、住民投票などもよい方法かもしれない。しかしながら一般大衆が、十分に育っていないのであれば、大衆にその選択を委ねてはならないのだ。そうするとEU離脱、今回の選挙のようにわけのわからないことになってしまう。

 

ーキャメロンが逃げたように、メイ首相には逃げてほしくない。

 

去年衝撃的な国民投票の後のキャメロンのスピーチ。出社して、会社のテレビでみんなで画面にくぎ付けになっていたのを思い出す。今思い返しても、敗戦後の玉音放送を聞いている日本人のイメージを重なってしまう。

 

私は、キャメロンが辞職すると聞き、このめちゃくちゃを引き起こしておいて、逃げるなんて許せないと激怒していた。しかしながら、ほとんど人達はキャメロンは辞職しなくてはならないと言っていた。今でも私は、逃げたキャメロンのことを無責任だと思っている。

 

現在は、メイ首相が辞職するかしないで騒がれているが、ひとまず安定した状況を維持するために、今のところは辞職しないということにはなっている。女性は往々にして無責任だといわれることが多いが、メイ首相には彼女が引き起こしたこの状況をなんとか彼女自身が取りまとめてほしい。選挙後のメイ首相のスピーチは、痛々しいものになるのかと思ったが、見た目には力強く、安定した状況が必要であることを強調し、自身が続けることを述べていた。

他の人はなんとも思わなかったようであるが、私はこの非常に恥ずかしい大敗の後のスピーチがとてもかっこよく見えたのである。

 

今もいろんなテレビで、辞職すべきとかいろいろ言われているけど、私は彼女には去ってほしくない。彼女自身でこのはちゃめちゃな状態をなんとかしてほしいのだ。

 

それに、キャメロンが逃げたあとに、やっと決まった首相。他に誰がこのめちゃくちゃな状態をなんとかできるのだろうか?

 

ー労働党とかの考え、、だめ、、、

 

そんなに勉強していないので、労働党がどんなことを言っていたのか細かくはしらない。しかしながら、そもそも、社会主義とか、共産主義とかそういう感じの国はほとんどが崩壊することになった歴史が物語っているように、小さな世界ではなんとかなるのかもしれないのだが、ある程度の規模の国では維持することができないことは証明されている。

残念ながら、みんなが幸せになることはできないのだ。限られた資源を、最も有効に、効率的に利用することが最も大切なことなのだ。今回だって、大学の授業料ただとか、NHS(イギリスの医療機関、基本的に無料)の予算を大幅に増やすとか、どっからそんなお金がでてくるんだかわからないことばっかりである。

一番怖いのは、労働党がこれを機に変な力を持ってしまい、あのイギリスがぼろぼろだったころ。私はその時にイギリスにいたわけではないので、よくわからないが、ストなどが頻繁にあり、ゴミの回収がずーーーーーーっと来なかったり、公共サービスがぼろぼろ、スーパーに行っても物がない時代に逆戻りしてしまうのではないかということである。

 

まあEU離脱を選んだ人たちは、昔のよきイギリスを夢見ての投票だったのでいいのかもしれないが・・・・。

 

私は、やはり有能なよいリーダー(よい独裁者)が国や会社を率いることを支持するのである。はは。

 

ほんと、また不透明感たっぷりのイギリスである。