5日目 8月19日
Ground Tournalin 2535m
St. Jaques 1689m

文章が長いので写真から♪

山小屋の部屋からの景色。今日もよい天気みたいである。




今回一番気に入った山小屋。料理が素晴らしすぎる!


朝のお散歩中。遠くにも白いきれいな山々が見える。



ズームアップ!実は、今回初レンズで撮影しているのである。






引き続き朝のお散歩中。



小屋を出発して、少し歩いたところ。本当に楽々楽しい道なのだ。



はあ、すんばらしい青空。






朝の光がいい感じ。




でたーー! 牛の大群!



下ってくるとモンテローザ方面(たぶん)がどんどん近くなってきた。



ここら辺の道は、本当に歩いていて気持ちいい。









氷河もかっこいい感じである。









何年越しかの夢!ヨーロッパアルプスで日本のカップ麺!



かなり下りてきた。



煙突だよね?かわいい。



とうとう、今回のゴール!St Jaqueの町。



バス停前の感じ。ここにずっと座って、バスを待っていた。



これは、薪ストーブとかで使う薪だよね?すごい量。






とうとう下山!

今日は、一番楽な日である。すぐ下の町に下りるだけだからである。実は、もう少し山を歩くこともできたのであるが、バスの時間をチェックすると、どうも時間がぎりぎりである。数少ないバスの時間を逃すのは、致命的である。なんせ今日はバスを3本乗り継いで、あいつの車がおいてあるOllomontまで帰らなくてはならないからである。


ここの山小屋は、朝ごはんもとてもよかった。コニーのおにいさんたちもよかったし、昨日の一生懸命だった若い子たちが働いていたのもよかったが、やっぱり今回の山旅ではここの小屋が一番よかったと思ってしまう。特に食事が、最高だったのである。この山小屋は、またいつかディナーのためだけにでも、訪れてみたい。

下の町に下りるだけだと多少時間が余ってしまうので、ザックを小屋に置かせてもらい、山小屋周辺の散歩に出かけることにした。ここから1時間ちょっとぐらいで、別の峠があるようだったのだが、そこまで遠出してしまうと、さすがにバスに間に合いそうもなかったので、周辺をだらだら歩くだけにした。昨日まではほとんど時間にも余裕がなく、常に早くしなくては!という気持ちでいたが、時間に余裕があるということは、本当によい。あいつが、ばかげたことをしていても、つい許してしまいそうである。

モンテローザを思われる山が見えたり、遠くに雲海が見えたり、マーモットの鳴き声をマネして遊んだり、それなりに楽しい朝の散歩だったのだ。

小屋に戻ってザックを取り、スタッフの人たちにお礼を言って、出発する。

緩やかな下りの、よい散歩道である。見慣れたAlta Vie1の三角のマークも今日が見納めである。来年また見ることになるのだろうか?

順調に、町に向かって標高を下げていく。

ふとすると、ガランゴロンという、非常に聞きなれた音がする。

下を見ると、また牛の大群である。そして、気のせいか、私たちの道がその大群がいるあたりに、つながっている気がする。

しかし、今日の大群には、犬と牛飼いのおじちゃんも一緒にいたのである。ということは、最悪牛に襲われたとしても、犬かおじちゃんが助けてくれるだろう。

少々気が楽になるのである。

今日の牛も人間には無関心。私たちも牛に関心をよせずに、しらーーっと突き抜ける。牛飼いのおじちゃんには、無邪気に手を振っておいた。おじちゃんも、私たちに手を振ってくれた。

無事通過である。

山小屋から町までの道は、本当に緩やかで、歩きやすい。おまけに白いモンテローザの山も見えるし、氷河も見えてくる。今回のおすすめルートのうちの一つである。

天気がいいからだろうか、登ってくる人がたくさんいる。今日は、登ってくる人たちをよけるに大変だったのである。おそらく今日が今までの中で一番人と出会った日かもしれない。終始よい景色が楽しめるこのルートは、地元の人にも人気のコースなのかもしれない。

時間的にも余裕があるので、途中で休憩し、昨日調達したりんごを食べてみた。赤くておいしそうなのに、甘くないのである。2日前に一気食いをした黄色いリンゴの方が数倍も甘かったのである。イタリアではどのリンゴが甘いのかそのうち研究をした方がいいかもしれない。

しかしながら、リンゴで水分補給をして、また楽しく歩き出す。

町に到着する一歩手前で、ベンチがあったので、今回の山旅のもう一つのミッションである日本のカップ麺を出してみた。お箸を持ってくるのをすっかり忘れていたが、まあなんとかなると思い、小屋でもらってきたお湯を注ぐ。

多少温度が足りなかったようで、できるのに時間がかかるが、とうとうヨーロッパの山で日本のカップ麺!というかねてからの目標を達成である。

温度が足りなかったので、味はまあまあだったのだが、日本の味はやっぱりうれしいのである。1週間もカップ麺を持ち歩くのは多少面倒なのだが、今回みたいに小さいのであればそれほど苦にはならないのである。

バス酔いする

St Jaquesの町は、こじんまりしたとてもかわいい町というか村である。それでも数時間に1便はバスが通る村である。村には、どうやらレストランやクレープ屋さんがあるようである。どこかでお茶でもしようかと思ったが、バス停近くのカフェの愛想がよくなかったので、バス停でバスを待つことにした。

ここにもごみ箱がある!ここ数日間のごみを罪悪感なしに捨てることができる。うれしいのである。

その後バスが何台か到着するが、私たちが乗るバスではないという。どうか、私たちが乗るバスが来てくれますようにと祈るのだ。

ちょうど時刻表の時間ぐらいに一台のバスが来た。聞いてみると、Varresまで行くという!いつも通り、なぜか激安なバス運賃を支払い、バスの中で眠りに落ちるのである。

しかしながら、山道だからだろうか、頭もどんどんぐるぐるし、気分が悪くなってくる。しかしながら、また眠りに落ち、また気持ち悪くなる。そんな繰り返しで、一時間ほどで、Varresまで到着した。

Varresには、10分以上遅れて到着したのだが、Aosta行きのバスがそろそろ来ると言われる。それなので、Varres探索はやめて、Aostaに向かうことにした。Aostaは、初日に歩いていたが、今日また歩いてもいいだろう。

Varresのノスタルジーを感じるバスターミナルで、しばらくするとAosta行きのバスが来た。例によってまた激安な運賃を支払い、Aostaまでまた1時間ぐらいである。

それにしても、1時間もバスに乗るのに、なんで二人で10ユーロもかからないのか?こんな運賃で営業していいのかと、去年も思ったのである。

Aostaに行くまでにいくつかの町や村を通り抜ける。寝ぼけているが、かわいい町を見たような気もする。北イタリアは、一般的な日本人が思い描くイタリアとは違うかもしれないが、治安もそれほど悪くないし、人もいいし、個人的にはとってもお勧めである。ローマに観光に行った人のひどい話を聞くと驚愕するが、北イタリアで普通に振る舞っていれば、ひどい目に遭うことはほとんどないかと思われる。

バスの中で多少気分が悪くなるが、まだ持っていた飲むりんごゼリーを飲んで、多少息を吹きかえす。
そうして、現実と夢の中を気分悪行き来しているが、とうとうAostaの見覚えがあるバスターミナルに到着する。ここは、去年Ollomontからクールマイユールに戻る際に、乗り換えをした思い出のバスターミナルなのである。

ここで私は、地図とバスの時刻表をバスに忘れてきたことを思いだす。ショックである。普段忘れ物とかなくしものをほとんどしない性質なのだが、今日は気が抜けていたらしい。

一番ショックなのは、地図を入れていた地図の袋である。あの袋は本当に便利なのだ。9月末の帰国の際にまた買わなくてはならない。

Aostaでかなり遅めランチ

Ollomont行きのバスまで2時間ぐらいあったので、またAostaをぶらぶらすることにした。小さいカップ麺しか食べていないので、ランチを食べてもいい。

というよりも、疲れていたので、とにかくどこかで座ってゆっくりしたかった。

たまたま目についたカフェに入って、メニューを見る。サンドイッチとかそういのは、はっきりいってもう食べたくない。おまけに、今日の夕食はホテルのハーフボードだから、この時間にしっかりしたランチを食べたくもない。

ということで、メニューを見ていると、カプレーゼという文字が飛び込んできた。あいつは、メロンという文字が飛び込んできたらしい。ということで、私はツナ入りのカプレーゼ。あいつは、メロンと生ハムの盛り合わせをいただくことにした。

ワインも一緒に!がいいのであるが、ここで今ワインを飲んだら、バス停までまた戻れないような気がしたので、お水にしておいた。

でてきたカプレーゼとあいつの生ハムメロンを見て、うれしいびっくり!

まず私のカプレーゼは、今までのカプレーゼの常識を覆すもの。日本人的には、カプレーゼのトマトとモッツアレラチーズは美しくスライスされて、美しく交互に並んでいなくてはならない気がする。しかしながら、ここのカプレーゼは、適当にスライスされたトマトが並び、その中央に丸ごとのチーズとバジルがおいてあるだけ。

そっかー、こういうのでいいんだ!っていう新たな発見だったのだ。

そして、あいつの生ハムメロンもすごかった。日本だと上品な感じでてくるはずであろうその食材が、無造作に盛られてでてきたのである。それもものすごい生ハムの量。

バス酔いや暑さにちょうどやられていたので、まさに私たちが望んでいたランチだったのである。本当においしかった。ごちそうさまでした。

それからまだ時間があったので、Aostaの駅に行って、イタリアの電車を見たり、エアコンのきいたバスターミナルで、涼んだりしていた。さすがに今日は、何日もシャワーを浴びていない体とザックを抱えて、Aostaの町を歩きたくない。

時間通りに、Ollomont行のバスというかバンがやってきた。そして、また激安運賃で、私たち2人だけをのせて、Ollomontに出発したのである。

また泊まりたい宿 現在ナンバーワン


Ollomontには、予定よりも早く到着した。運転手のおにーちゃんがとばしたからだろう。Ollomontから、ホテルまでは徒歩である。少々日が傾いてきたOllomontの村を歩くのもよい。なんせ今日はほとんどバスの移動だけであったから。

去年も歩いたOllomontの町、駐車場のあたりを抜けて車のおいてあるホテル方面に進んでいく。時間もまだあったので、途中のベンチで休憩したりもする。見た目がヨーロッパだと10代に見えるあいつと私がいると、アジアのガキンチョが遊んでいるように見えるのだろう。

ゆっくりゆっくり歩いていると、遠くから私たちのことをじーーっとみているカップルがいる。山の中ではないが、

”ボンジョールノ”

って一応笑顔で挨拶すると、

”二日前に会ったね”

とそのカップルが言う。

”へ?”

彼らによるとどうやら山の中ですれ違ったらしいのだ。私たちからすれば、みんなヨーロッパの人たちで顔まで覚えていないけど、さすがに見た目がアジアのガキンチョの2人組は目立つらしい。

彼らもAltaVie1を歩いている。彼らは正当方向で歩いているが、私たちは逆流しているので、すれ違ったのだ。私たちは、去年も歩き、今年も続きを歩いて、St Jacqueで下りてきたといい、彼らははじめから歩いており、あと数日でゴールのクールマイユールだという。

AltaVie!結構な人が歩いているではないか。

宿に到着するとステファニーが迎えてくれた。車は無事で、動かした形跡もない。ちなみに、車のカギはステファニーのお母さんだけが隠し場所を知っており、鍵の捜索に時間がかかったのである。

それにしても、彼らに預かってもらえて、本当によかったのである。車をどこに置くかというのは、毎年ついて回る問題である。

ホテルの部屋は、かわいくデコレーションしてあり、とっても快適。ここで、数日間の汚れを流せるのだ~。

そして、かねてからの期待通り、夕食も非常に素晴らしすぎた。
このホテルはハーフボードで、夕食も込みである。

アンティパストは、ここら辺のお肉の盛り合わせにしてみた。あいつはカルパッチョ。これは、あいつのカルパッチョの方が正解であった。

お肉の量を見て、茫然。ものすごい量なのである。当然ものすごくおいしく、ワインとの相性とも最高であった。しかしこれは、まだアンティパスとなのである!!!!

個人的には、お肉と一緒にでてきたリンゴや栗やはちみつ、バターの付け合わせみたいなのが、非常に気に入ったのである。お肉と一緒にいただくとおいしさ倍増である。

あいつのカルパッチョは、やはりお肉の上にリンゴセロリとオリーブオイルなど(だと思う)がかかって、見た目にも本当においしそうであった。

ファーストコースは、私はミネストローネ。あいつは、先日もいただいたスープパングラタンである。私が注意したにもかからず、また同じ失敗をしようとしているあいつ・・・。このパングラタンは、ここで食べてしまうとメインが入らなくなってしまう。それなのに、あいつはオーダーしてしまった。

このミネストローネもおいしかったが、やはり昨日のミネストローネに負けてしまった。あいつは、スープパングラタンに四苦八苦していた。だから言ったのに。

私のメインは、ビーフのステーキのマッシュルームソースがけ、あいつはビーフシチューとポレンタ。私のステーキは本当に最高であった。素晴らしいのひとことである。ここら辺は、きのこもとれるのだろう。Aostaの町で干しきのこを買ったのを思い出した。そしてステーキの焼き具合も、最高であった。どうしても完食できなかった悔いが今も残るのである。

あいつは、また非常に重たいポレンタで四苦八苦。

デザートには、目の前にあったおいしそうなケーキをいただきたかったのであるが、とても入らない。あいつはレモンシャーベットを、私はクランベリーシャーベットをいただくことにした。このシャーベットも本当に素晴らしい。

またここの食事をいただくべく、真剣にここの宿にまた遊びに行きたいのである。ここら辺は、スノーシューもできるようなので、今度は冬に行ってみたい。

足の痛みがどうなるか、最後まで歩けるか本当に不安であったが、母親が送ってくれたサロンパスのおかげだろう。痛みはどこかに飛んで言ってしまった。お母さん本当にありがとう。

今年も楽しい山歩きができたのである。みんな本当にありがとう。