4日目 8月18日
Barmasse 2517m
Valtournenche 1520m
Col des fontaines 2695m
Col de Nannaz 2773m
Grand Tournalin 2535m
文章長いのでまず写真から♪
*********************
山小屋の前の湖。
お世話になった山小屋。スペースきつかったけど、いろんな人と出会えてたのしかったのだ。ありがとう。
町のはずれの教会っぽい建物。この建物の裏に確か、おおきなごみ箱が!
Valtournencheの町。ここは、そこそこ大きくて、いい感じの町だった。いつかまた行きたいと思った町である。
今回お世話になったスーパー。本当にありがとう!
町をでて、登り始めてすぐ到着した集落。ほんとかわいいとこだった。
右の山。イタリア側からみたマッターホルン(セルビーノ)だと思うんだけど?
新しくて、広くて最高の山小屋だった!!!
町での食料補給のありがたさ
今日の朝ごはんも7時半である。ここら辺の山小屋の朝ごはんはほとんどが7時半、ちなみに夕食も7時半がほとんどであった。
朝起きると、昨日の雷の音はどこへやら。天気がよさそうな雰囲気である。しかしながら、フランス人のおじさんには、今日の天気はわからないから、もし下の町に下りた時に、天気が悪かったら無理をしない方がいいと言われた。
ここら辺は、谷によって天気が全く違うようである。私たちは、この1週間、雷の音は耳にしたり、ぱらぱらとした雨を数分感じたことはあるが、まともな雨に降られたことは一度もない。
しかしながら、つい数日前に別の谷では、まとまった雨が降ったりしていたらしい。非常に不思議なのである。
ここの朝ごはんでは、なんと焼きたてのクロワッサンまででてきたのである。どんなパンでも焼きたてはおいしいので、うれしくておいしくいただいていたが、フランス人のおじさん曰く、クロワッサンを焼く温度がよくないと言っていた。さすがフランス人。クロワッサンには、うるさいようである。確かに、私たちもごはんの炊け方が、ありえないレベルだったら一言ぐらい何か言ってしまうかもしれない。
ここは、ポットの出が悪かったり、コーヒーがなくなっていたり、と昨日に続き、がんばってはいるのだが、いろんなとこがしっかり抜けていたりした。
支払いの時も広告の裏みたいなどうでもいい紙に適当に書かれた数字を見ながら、計算していた。はあ、泊まるところ、ほとんどがこんな感じで、料金もかなり適当。料金は多く請求されるのではなく、抜けている方が多い気がする。
今回は、フランス人夫妻の飲み物とかがごっちゃになっている感じであった。
まあいいのだ。けど、国全体がこれだったら、大変かも。
あのスイスの人たちとも、お別れをし、8時過ぎには、出発する。小屋の外にはロバがつながれており、たくさんの赤いずた袋みたいなのを背負わされていた。あのロバはどこに行くのだろう。そして、あのずた袋には何が入っているのだろう。
今日は、下の町にいったん下りてから、それから今日の目的地である山小屋までの登りである。今日の合計タイムが、1時間50分と4時間半なので、今日が一番大変なはずなのである。いつもの速度の場合には、12時間以上か!
最悪、町で予定変更をすることもできるので、ひとまず下の町に下りることとした。もう山の生活4日目となると体が多少軽くなってくる。あいつのくだらない昨日の夢の話などを延々と聞かされ、というか90%以上無視していると、いつの間にか、下の町に到着した。
おまけに、なんとコースタイム以上のスピードで町に到着しているのである!さすが山歩き4日目でやっと体が慣れてきたのであろうか?
まず町に到着するとありがたい水場から、水がじゃんじゃか流れている。あーありがたい。思わず冷たい水を手ですくって思いっきりいただいた。
”さいこー!”
こんな冷たいおいしいお水が、こんな近所に出ているなんて、ここら辺の人たちは、本当に幸せである。確か日本のどこかの町も、こんなとこあったような気がする。野菜とか外の水場で冷やしている写真を見たことがあるような、ないような。
それにしても、こんなおいしいお水が町のあらゆるところから出ているなんて。本当になんて贅沢なんだろう。山に入る前のイタリアの宿で、この水を飲むことができることを知り、お水を部屋まで運ぶ水の入れ物を貸してもらった時は、興奮したものだった。
町の中をずんずん歩いていくと、なんと大きなごみ箱たちも発見!これで、ここ数日間持ち歩いていた粗大ごみ、、、レッドブルの缶とバナナの皮を捨てることができたのだ。おまけに、分別して捨てることもできた!
町に到着してすぐ下界のありがたさを実感する。
それから、もう一つ、町では、買い物もできるのである!
あいつと町の普通の小さい食料品やさんに入り、物色する。まず数日前に一気食いをしたりんご。今日またあのような状態に陥るかもしれないということで、りんごをまず購入。それから、レッドブルもほしいと探すが、レッドブルはなかったようなので、ゲートレードを購入。まあ、甘い液ならなんでもいいのである。それに、あいつが見つけた飲むリンゴゼリーみたいなものも買ってみた。
それにしても、食料調達できることがこんなにもありがたいなんて。
数十分の町滞在であったが、非常に有益な時間だったのである。
ちなみに、この町はそこそこ大きく宿なども何軒かありそうである。街並みもかわいいし、いい感じのお土産屋さんもあったのだ。いつかまた来てみてもいいかもしれない。
下界の世界に別れを告げて、またAlta Vie1の続きを歩き始める。はるかかなたに、ケーブルカーが見えたのであるが、このケーブルカーは、私たちの方向にはいかないらしい。イコールどうにかして、歩いて進まなくてなならないのだ。
あのケーブルカーが視界に入り、あわよくばずる?という雑念も、一瞬頭に浮かんできたのであった。
この町では、非常に天気もよくなってきて、まさに登山日和みたいになってきた。ここで方向転換する理由はすべて一掃されたのである。
町を抜けると今日の宿に向かっての登りが始まった。
実は、今日の山歩きの際には、あるミッションがあった。
昨日のフランス人のおじちゃんに、山でのある楽しみ方を教わったのである。
それは、きれいな小川で、髪を洗うというか、髪を水にぬらすことである。
さすがに、私が全部ぬらすことはできないが、ネパールの時のように、頭の先だけを水にぬらすとそれだけで、かなり髪の状態が改善するのを知っている。
昨日の夜に山での楽しみの一つを教えてもらい、本当になるほどと思ったのである。昨日は、きれいな小川をいくつも渡り、さすがに飲むのはちょっとと思うのだが、本当に美しい水で何かができないかと真剣に考えていたのである。
今日は、もう朝から川で頭を何とかする気満々の二人である。きれいな流れを見るたびに、ここでやるかという会話が、幾度となく繰り広げられた。
しかしながら、あまり下の川の場合には、上から何が流れこんできているかわからない。それなので、ある程度上に行ってからの方がいいのかなあという感じである。それなので、まさに昨日が髪をなんとかする日であったのであった!しかし、今日もそこそこの標高まで行くし、おそらくきれいな清流と出会うことができるだろう。
ぐんぐん登っていくと、いくつかの集落を通り過ぎる。この集落がすべて、めっちゃくちゃかわいいのである。ほとんどが別荘のようであり、ほとんどのお家がたくさんの花でセンス良く飾られている。
途中には、建設途中の別荘のようなお家も何軒かあった。こんな素敵な場所に、自分のお家もしくは別荘があるなんて、なんて素敵なのだろう。
またひたすら登っていると、なんとなく見覚えがあるような大きな山というか巨大な岩の塊みたいなものが見えてきた。
もしかしてマッターホルン???
周りに誰も人がいないし、あいつに聞いたってわかるわけがない。
位置的にも、ちょうどマッターホルンの裏あたりなので、見えても全然おかしくないはずである。おまけに、あの威厳のある姿は、まさにマッターホルンである。イタリア側から見ているので、ツエルマット側からみるすっきりした美しい形ではないのであるが、あれはマッターホルンに違いない。(と思う。)
ちなみに、モンブランもマッターホルンも、イタリア側からは違う名前で呼ばれている。モンブランは、モンテビアンコだし、マッターホルンは、セルビーノって呼ばれている。みんな自分たちの言葉で呼びたいのかな。というよりも、昔はアルプスを境に、行き来するのが難しかったのではないだろうかって、勝手に思ってみた。ちなみに、マッターホルンの呼び名がイタリアからは違うって、ものすごい主張をされたのは、ネパールにて、非常に個性的なイタリア人からであった。
天気が変わってきた
途中のかわいい集落Cheneilに到着すると、椅子取りゲームのごとく、ベンチの争奪戦が繰り広げられている。しかしながら、私たちはラッキーなことに、すんなりベンチに座ることができた。東洋人が、ベンチを使ってしまって、ごめんなさい。
それにしても、今回の旅行では日本人と誰一人として出会わなかったのである。Alta Vie1を歩いているのは、フランス人かスイス人、たまに地元のイタリア人といった感じであった。
このかわいい村のCheneilは、車でも来ることができるようなので、そこそこの観光客がいて、ホテルやレストランのような建物もある。本当は、この村のレストランでランチをいただこうかと思っていたのではあるが、ゆっくり食べる気分でもないし、まだ先を急ぐ元気があったので、もっと進むことにした。
今日は、本当に不思議であるのだが、ここ数日の中で一番調子がいい。登りがそれほど苦ではないのである。ここ数日間の山の中の実践トレーニングのおかげであろう。
ベンチで休んでいると、多少雲がでてきた。いつものちょっとだけの雲ではなく、空全体を覆い隠すような低い、嫌な雲である。
直射日光を遮ってくれるのは、うれしいのであるが、やっぱり雨は嫌。(非常にわがままである。)
Cheneilを出発して登っていると、とうとう私たちの今日のミッションを遂行できる小川を発見。あいつは、喜んでタオルまで出してきている。私は、頭をちょっと水で濡らしただけであるが、それでも本当に気持ちいい。まさに、動物が水浴びをしている感じである。
あいつは、もっと派手にじゃばじゃばやっている。あーあ、風邪とかひかなきゃいいけど。
水浴びを楽しんでいるあいつを放って、先を急ごうとするが、またもや牛の大群が私の行く手を阻むのである。牛がいなかったら、一人でたったか進むのであるが、この牛の大群の中を私たちが二手に分かれて進むのはあまりよくないのではないかと、あいつの水浴びが終わるを待つこととした。
はあ、なんで、こんなにたくさんの牛がAlta Vie1の道に群がっているのだろう。そして、牛にとっては自分たちの場所になんで、人間が入ってくるんだって思ってるのだろう。
ここの牛の大群は、幸いおとなしく、私たちが彼らの中の道を突き進んでも、何の反応もなかった。
ありがたいのである。涙がでてくるのである。
確か去年は、牛の大群に一歩踏みこんだとたん、見張りらしき、怖いやつがものすごい雄たけびをあげ、大群の注目を一身に浴びたのである。
それに比べれば、こんなのへっちゃらである。牛の近くを通るのは多少怖いが、基本的に相手が私たちの存在を無視しているので、大丈夫である。
私たちも無関心を装って、突き進むのみである。
チンドン屋いろんな人から心配される
無事牛の大群エリアをクリアーするも、今度は空から、何かがぽちぽちと落ちてくる。
もしや、これからとうとう降られるかと思う程度の、空の暗さと空からのぽたぽた水である。どしゃぶりになってから、カッパをきるのは非常に困難である。しかしながら、せっかくカッパを着ても、雨が止むかもしれない。この葛藤の中で、今日はこれから雨だろうと二人で納得し、カッパを着ることに。
やっぱりカッパは嫌である。いくらゴアテックスのカッパっていったって、一枚余分な服着たら、まず暑い。そして、しばらくタイツと短パンだけの身軽な感じで歩いていたので、カッパの下のズボンが、非常に邪魔に感じる。
そして、私のカッパは、日本で買ってきたかなり派手なグリーン色なので、ヨーロッパで着ると結構目立つのだ。かつ、オレンジの帽子をかぶり、でかいカメラを持ち、必殺の杖をつき、ちんどん屋色がどんどん濃くなっていく。
おまけに、ここら辺から、非常に疲れを感じ、また以前のへなちょこ登山者に戻ってしまったのである。杖を突きながら、よろよろと登るへんなアジア人。おまけに、ランチを食べるというあいつを見捨てて、一人で先を歩いているので、更に怪しい。
今日も、そこそこの人とすれ違ったりしたのだが、かなりの人から何語かわからないが、
”あなた大丈夫?”
みたいなことを何度も聞かれたような気がする。よっぽどおかしな恰好で、登っていたのだろう。あー、恥ずかしい。これで、日本人というかアジア人の評判を落としてしまった。
けど、そんなこと考える余裕もなく、まだまだ着かないコル目指して、全力投球していたのである。
それにしても、ここら辺の人たちの軽装には、いつもびっくりさせられる。。まさに地元の人だと思われるのであるが、なんとタンクトップと短パンでこの雨の中を歩いているのである。ちなみに、犬を連れているだけで、荷物は持っていない。日本人としては、こんなんで山に来ていいのかと思うのであるが、この標高をものすごいスピードで歩いていくので、本当になれた人たちなのだろう。
そして、彼らは私などでは絶対に登ることができないようなガラガラした斜面を、犬と一緒に軽やかに登っていた。はあ、本当にいろんな人がいるものである。
ちんどん屋の様相で、なんとか今日はじめのコル(峠)までたどりつく。として、ランチ済のあいつも私に追い付いてきた。さすがである。ここのコルでは、以前ロンドンに住んでいたというイタリア人と少々歓談する。
ここのコルからは少し下がり、本日2つ目のコルを目指すのだ。また牛が群がっているようであるが、ラッキーなことに、ここの牛も人には無関心であったのだ。
ここら辺からまた空に青空が戻ってきた。コルを超えたからであろうか?ここら辺で、またあいつとの意見の衝突で、しばし別行動をとっていた。しかしながら、この別行動をお互いが、それぞれかなり楽しんだのである。
あいつは、誰もこないような大きな岩の上で、カッパを脱いだり、靴下を脱いでくつろいでいたらしい。私は私で、町で購入したゲートレードを飲んで楽しくエネルギーを摂取したりしていた。
人間、ずーっと一緒にいるのは、よくないのである。特に私たちみたいなわがまま種は。
2つ目のコルは、一応二人同時に到着し、本日の山小屋まで向かうこととなる。今日の山小屋は、予想に反して、峠を越えると、すぐ見えてきた!あともう少しである。おまけに、小屋に続く道は、緩やかな下りで、全然大変そうでない。
今日は一番大変な日になるはずだったのであるが、いつものようにぼろぼろ、へろへろになることはなかったのである。
おまけに、あいつは小屋に早く着きすぎると文句を言う。あいつ曰く、小屋に早く着くと、いろんな人と交流したりするのが面倒なのだと。
小屋までの緩やかな下りを楽しく歩いている時に、下の方にまたまた牛の大群と犬と牛飼いのおやじがいた。犬が牛を非常にうまく誘導している。あー、ほんと犬って、頭いいんだなあと、はるか上の方から思いをはせるのである。
今回のベスト山小屋!素晴らしいディナー
犬の素晴らしい働きを見ていたら、あっという間に小屋までたどりついた。ここの小屋も3月ぐらいにメールで予約しただけだが、どうだろう。ちゃんと予約できているだろうか。
小屋に到着して、あいつに受付をさせると、私とあいつの名前がきちんと書かれていたという。
すばらしい。ちゃんと予約が入っていたのである。
ちなみに、日本の山小屋は予約なしでも大体泊めてくれるし、予約なんていらないよみたいなとこが多いが、ヨーロッパの山小屋は予約しておいた方がいい。到着して、断られることはないだろうが、いい顔はされないはずである。それに、日本の山小屋に比べると収容人数が少ないところばかりなので、小屋側としても予約で事前に人数を把握したいであろう。
宿のお姉ちゃんに、部屋まで案内してもらう。部屋に入って、びっくり仰天。ベットが6つ贅沢なスペースに置かれており、大きな窓から光がたくさん入って、とても明るい。ベットの間には、潤沢なスペースが広がっている。
昨日の部屋と雲泥の差である。
おまけに、今日は人数が少ないので、この一部屋を私たち2人で使っていいというのである!
なんと、ありがたい。昨日がスペース的には最低最悪だったので、この予期せぬスペースに、真剣に感動したのである。
あいつは、私の意見など聞かずに、とっとと窓際の方の部屋の一角に、荷物を広げ始めている。
ベットいっぱいに荷物を広げられる喜び・・・。ここ2日間の山小屋生活が多少不便だったからこそ実感できることなのである。
断食や修行をする宗教があるが、私は山宗教?みたいなので、普通の生活のありがたさ、普通の生活に感謝しなくてはいけないことを学んでいるのかもしれない。
おまけに、ここはトイレも本当にきれいであり、ここ2日間の山小屋のトイレはすごかったなあと改めて思うのだ。はは。基本的にヨーロッパの山小屋のトイレは、ほとんどが水洗できれいなのだが、壊れてたり、数が圧倒的に少なかったりと、多少不便であったのだ。
この山小屋は1996年にできたと言っていた。確かに、建物がコニーのような歴史を感じる石造りではなく、なんとなく近代的である。
この素晴らしいスペースで、結局ディナーの時間まだ、だらだらする。
ひとめをはばからずに、サロンパスを張り替えたり、薬をぬったり、着替えたり。ああ、幸せ。
さて、7時半になったので、下の食堂まで行ってみた。ここでは、どうやら言語やグループで座る席を分けたらしく、私たちは、2人だけのテーブルとなった。まあ、それも気を使わなくていいのでいい。
きれいで広々とした食堂。これまた素晴らしい。
今日は山小屋最後だし、ワインでも飲もうかという気になり、赤ワインも頼んでみた。そのときには、ここの食事がここまで素晴らしいとは、全く予想だにしなかったのである。
ここは、アンティパストっていうのかな?ファーストコースの前には、パンにふわふわチーズクリームとトマトをのせたものを出してくれた。これがまたおしゃれで、おいしいのである。ついつい、ワインも進んでしまう。
ファーストコースは、ラザニアかスープを選択できたので、私はまたまたスープ。あいつは、ラザニアを選択していた。これらが、本当に素晴らしかったのである。
スープは、おそらく私が今までのトレッキングすべて合わせても、おそらく一番のおいしさであったろう。そして、ラザニアも。実は、お代わりを聞きに来てくれたときに、ラザニアもちょっと食べてみる?と聞かれたので、思わずうなずいてしまったのだ。はっきり言って、こんなにおいしいラザニアをいただいたのは、初めてである。スープについてきた大量のクルトンも、おいしかったのである。他のテーブルは、このクルトンをつまみにして、ワインを飲んでいた。
なぜこんなにおいしい料理を作ることができるのだろう?弟子入りしたいくらいである。
アンティパストとワイン、スープ、ラザニアで、もう普通の1食分以上いただいている。ラザニアを普通にお代わりしたあいつも既にものすごい量を食べている。
(この時の夕食の写真はここにアップしてあります。気が向いたらぜひどうぞ!
それとここの山小屋で料理のほかに素晴らしかったのは、料理をサーブしてくれたお兄ちゃんである。イギリス人では絶対に持てないようなお皿の数を両手に抱えて、運ぶことができるのである。イタリア人は、このような食関係では、よい技能をもった人たちがたくさんいるように思う。
それに、英語もフランス語もイタリア語もできるみたいで、人の接し方も一流である。おそらく山が好きだからここにいるのだろうが、この山のレストランにはもったいない人材のような気がしてしまった。
メインは、鹿肉の煮込みと野菜であった。これもまた、素晴らしい。山の中で、こんな料理とワインを堪能できるなんて、おまけに山小屋最終日だったので、なおさらうれしいのである。明日は、もう下るだけ。ほぼ完歩祝いにちょうどよかったのだ!
夜は、潤沢なスペースの中で爆睡、しかしながら、あいつはねずみが天井で走る音を聞いたらしく、ヘッドライトをつけてネズミの穴をしばらく探していたらしい。本当にネズミだったのだろうか?
Barmasse 2517m
Valtournenche 1520m
Col des fontaines 2695m
Col de Nannaz 2773m
Grand Tournalin 2535m
文章長いのでまず写真から♪
*********************
山小屋の前の湖。
お世話になった山小屋。スペースきつかったけど、いろんな人と出会えてたのしかったのだ。ありがとう。
町のはずれの教会っぽい建物。この建物の裏に確か、おおきなごみ箱が!
Valtournencheの町。ここは、そこそこ大きくて、いい感じの町だった。いつかまた行きたいと思った町である。
今回お世話になったスーパー。本当にありがとう!
町をでて、登り始めてすぐ到着した集落。ほんとかわいいとこだった。
右の山。イタリア側からみたマッターホルン(セルビーノ)だと思うんだけど?
新しくて、広くて最高の山小屋だった!!!
町での食料補給のありがたさ
今日の朝ごはんも7時半である。ここら辺の山小屋の朝ごはんはほとんどが7時半、ちなみに夕食も7時半がほとんどであった。
朝起きると、昨日の雷の音はどこへやら。天気がよさそうな雰囲気である。しかしながら、フランス人のおじさんには、今日の天気はわからないから、もし下の町に下りた時に、天気が悪かったら無理をしない方がいいと言われた。
ここら辺は、谷によって天気が全く違うようである。私たちは、この1週間、雷の音は耳にしたり、ぱらぱらとした雨を数分感じたことはあるが、まともな雨に降られたことは一度もない。
しかしながら、つい数日前に別の谷では、まとまった雨が降ったりしていたらしい。非常に不思議なのである。
ここの朝ごはんでは、なんと焼きたてのクロワッサンまででてきたのである。どんなパンでも焼きたてはおいしいので、うれしくておいしくいただいていたが、フランス人のおじさん曰く、クロワッサンを焼く温度がよくないと言っていた。さすがフランス人。クロワッサンには、うるさいようである。確かに、私たちもごはんの炊け方が、ありえないレベルだったら一言ぐらい何か言ってしまうかもしれない。
ここは、ポットの出が悪かったり、コーヒーがなくなっていたり、と昨日に続き、がんばってはいるのだが、いろんなとこがしっかり抜けていたりした。
支払いの時も広告の裏みたいなどうでもいい紙に適当に書かれた数字を見ながら、計算していた。はあ、泊まるところ、ほとんどがこんな感じで、料金もかなり適当。料金は多く請求されるのではなく、抜けている方が多い気がする。
今回は、フランス人夫妻の飲み物とかがごっちゃになっている感じであった。
まあいいのだ。けど、国全体がこれだったら、大変かも。
あのスイスの人たちとも、お別れをし、8時過ぎには、出発する。小屋の外にはロバがつながれており、たくさんの赤いずた袋みたいなのを背負わされていた。あのロバはどこに行くのだろう。そして、あのずた袋には何が入っているのだろう。
今日は、下の町にいったん下りてから、それから今日の目的地である山小屋までの登りである。今日の合計タイムが、1時間50分と4時間半なので、今日が一番大変なはずなのである。いつもの速度の場合には、12時間以上か!
最悪、町で予定変更をすることもできるので、ひとまず下の町に下りることとした。もう山の生活4日目となると体が多少軽くなってくる。あいつのくだらない昨日の夢の話などを延々と聞かされ、というか90%以上無視していると、いつの間にか、下の町に到着した。
おまけに、なんとコースタイム以上のスピードで町に到着しているのである!さすが山歩き4日目でやっと体が慣れてきたのであろうか?
まず町に到着するとありがたい水場から、水がじゃんじゃか流れている。あーありがたい。思わず冷たい水を手ですくって思いっきりいただいた。
”さいこー!”
こんな冷たいおいしいお水が、こんな近所に出ているなんて、ここら辺の人たちは、本当に幸せである。確か日本のどこかの町も、こんなとこあったような気がする。野菜とか外の水場で冷やしている写真を見たことがあるような、ないような。
それにしても、こんなおいしいお水が町のあらゆるところから出ているなんて。本当になんて贅沢なんだろう。山に入る前のイタリアの宿で、この水を飲むことができることを知り、お水を部屋まで運ぶ水の入れ物を貸してもらった時は、興奮したものだった。
町の中をずんずん歩いていくと、なんと大きなごみ箱たちも発見!これで、ここ数日間持ち歩いていた粗大ごみ、、、レッドブルの缶とバナナの皮を捨てることができたのだ。おまけに、分別して捨てることもできた!
町に到着してすぐ下界のありがたさを実感する。
それから、もう一つ、町では、買い物もできるのである!
あいつと町の普通の小さい食料品やさんに入り、物色する。まず数日前に一気食いをしたりんご。今日またあのような状態に陥るかもしれないということで、りんごをまず購入。それから、レッドブルもほしいと探すが、レッドブルはなかったようなので、ゲートレードを購入。まあ、甘い液ならなんでもいいのである。それに、あいつが見つけた飲むリンゴゼリーみたいなものも買ってみた。
それにしても、食料調達できることがこんなにもありがたいなんて。
数十分の町滞在であったが、非常に有益な時間だったのである。
ちなみに、この町はそこそこ大きく宿なども何軒かありそうである。街並みもかわいいし、いい感じのお土産屋さんもあったのだ。いつかまた来てみてもいいかもしれない。
下界の世界に別れを告げて、またAlta Vie1の続きを歩き始める。はるかかなたに、ケーブルカーが見えたのであるが、このケーブルカーは、私たちの方向にはいかないらしい。イコールどうにかして、歩いて進まなくてなならないのだ。
あのケーブルカーが視界に入り、あわよくばずる?という雑念も、一瞬頭に浮かんできたのであった。
この町では、非常に天気もよくなってきて、まさに登山日和みたいになってきた。ここで方向転換する理由はすべて一掃されたのである。
町を抜けると今日の宿に向かっての登りが始まった。
実は、今日の山歩きの際には、あるミッションがあった。
昨日のフランス人のおじちゃんに、山でのある楽しみ方を教わったのである。
それは、きれいな小川で、髪を洗うというか、髪を水にぬらすことである。
さすがに、私が全部ぬらすことはできないが、ネパールの時のように、頭の先だけを水にぬらすとそれだけで、かなり髪の状態が改善するのを知っている。
昨日の夜に山での楽しみの一つを教えてもらい、本当になるほどと思ったのである。昨日は、きれいな小川をいくつも渡り、さすがに飲むのはちょっとと思うのだが、本当に美しい水で何かができないかと真剣に考えていたのである。
今日は、もう朝から川で頭を何とかする気満々の二人である。きれいな流れを見るたびに、ここでやるかという会話が、幾度となく繰り広げられた。
しかしながら、あまり下の川の場合には、上から何が流れこんできているかわからない。それなので、ある程度上に行ってからの方がいいのかなあという感じである。それなので、まさに昨日が髪をなんとかする日であったのであった!しかし、今日もそこそこの標高まで行くし、おそらくきれいな清流と出会うことができるだろう。
ぐんぐん登っていくと、いくつかの集落を通り過ぎる。この集落がすべて、めっちゃくちゃかわいいのである。ほとんどが別荘のようであり、ほとんどのお家がたくさんの花でセンス良く飾られている。
途中には、建設途中の別荘のようなお家も何軒かあった。こんな素敵な場所に、自分のお家もしくは別荘があるなんて、なんて素敵なのだろう。
またひたすら登っていると、なんとなく見覚えがあるような大きな山というか巨大な岩の塊みたいなものが見えてきた。
もしかしてマッターホルン???
周りに誰も人がいないし、あいつに聞いたってわかるわけがない。
位置的にも、ちょうどマッターホルンの裏あたりなので、見えても全然おかしくないはずである。おまけに、あの威厳のある姿は、まさにマッターホルンである。イタリア側から見ているので、ツエルマット側からみるすっきりした美しい形ではないのであるが、あれはマッターホルンに違いない。(と思う。)
ちなみに、モンブランもマッターホルンも、イタリア側からは違う名前で呼ばれている。モンブランは、モンテビアンコだし、マッターホルンは、セルビーノって呼ばれている。みんな自分たちの言葉で呼びたいのかな。というよりも、昔はアルプスを境に、行き来するのが難しかったのではないだろうかって、勝手に思ってみた。ちなみに、マッターホルンの呼び名がイタリアからは違うって、ものすごい主張をされたのは、ネパールにて、非常に個性的なイタリア人からであった。
天気が変わってきた
途中のかわいい集落Cheneilに到着すると、椅子取りゲームのごとく、ベンチの争奪戦が繰り広げられている。しかしながら、私たちはラッキーなことに、すんなりベンチに座ることができた。東洋人が、ベンチを使ってしまって、ごめんなさい。
それにしても、今回の旅行では日本人と誰一人として出会わなかったのである。Alta Vie1を歩いているのは、フランス人かスイス人、たまに地元のイタリア人といった感じであった。
このかわいい村のCheneilは、車でも来ることができるようなので、そこそこの観光客がいて、ホテルやレストランのような建物もある。本当は、この村のレストランでランチをいただこうかと思っていたのではあるが、ゆっくり食べる気分でもないし、まだ先を急ぐ元気があったので、もっと進むことにした。
今日は、本当に不思議であるのだが、ここ数日の中で一番調子がいい。登りがそれほど苦ではないのである。ここ数日間の山の中の実践トレーニングのおかげであろう。
ベンチで休んでいると、多少雲がでてきた。いつものちょっとだけの雲ではなく、空全体を覆い隠すような低い、嫌な雲である。
直射日光を遮ってくれるのは、うれしいのであるが、やっぱり雨は嫌。(非常にわがままである。)
Cheneilを出発して登っていると、とうとう私たちの今日のミッションを遂行できる小川を発見。あいつは、喜んでタオルまで出してきている。私は、頭をちょっと水で濡らしただけであるが、それでも本当に気持ちいい。まさに、動物が水浴びをしている感じである。
あいつは、もっと派手にじゃばじゃばやっている。あーあ、風邪とかひかなきゃいいけど。
水浴びを楽しんでいるあいつを放って、先を急ごうとするが、またもや牛の大群が私の行く手を阻むのである。牛がいなかったら、一人でたったか進むのであるが、この牛の大群の中を私たちが二手に分かれて進むのはあまりよくないのではないかと、あいつの水浴びが終わるを待つこととした。
はあ、なんで、こんなにたくさんの牛がAlta Vie1の道に群がっているのだろう。そして、牛にとっては自分たちの場所になんで、人間が入ってくるんだって思ってるのだろう。
ここの牛の大群は、幸いおとなしく、私たちが彼らの中の道を突き進んでも、何の反応もなかった。
ありがたいのである。涙がでてくるのである。
確か去年は、牛の大群に一歩踏みこんだとたん、見張りらしき、怖いやつがものすごい雄たけびをあげ、大群の注目を一身に浴びたのである。
それに比べれば、こんなのへっちゃらである。牛の近くを通るのは多少怖いが、基本的に相手が私たちの存在を無視しているので、大丈夫である。
私たちも無関心を装って、突き進むのみである。
チンドン屋いろんな人から心配される
無事牛の大群エリアをクリアーするも、今度は空から、何かがぽちぽちと落ちてくる。
もしや、これからとうとう降られるかと思う程度の、空の暗さと空からのぽたぽた水である。どしゃぶりになってから、カッパをきるのは非常に困難である。しかしながら、せっかくカッパを着ても、雨が止むかもしれない。この葛藤の中で、今日はこれから雨だろうと二人で納得し、カッパを着ることに。
やっぱりカッパは嫌である。いくらゴアテックスのカッパっていったって、一枚余分な服着たら、まず暑い。そして、しばらくタイツと短パンだけの身軽な感じで歩いていたので、カッパの下のズボンが、非常に邪魔に感じる。
そして、私のカッパは、日本で買ってきたかなり派手なグリーン色なので、ヨーロッパで着ると結構目立つのだ。かつ、オレンジの帽子をかぶり、でかいカメラを持ち、必殺の杖をつき、ちんどん屋色がどんどん濃くなっていく。
おまけに、ここら辺から、非常に疲れを感じ、また以前のへなちょこ登山者に戻ってしまったのである。杖を突きながら、よろよろと登るへんなアジア人。おまけに、ランチを食べるというあいつを見捨てて、一人で先を歩いているので、更に怪しい。
今日も、そこそこの人とすれ違ったりしたのだが、かなりの人から何語かわからないが、
”あなた大丈夫?”
みたいなことを何度も聞かれたような気がする。よっぽどおかしな恰好で、登っていたのだろう。あー、恥ずかしい。これで、日本人というかアジア人の評判を落としてしまった。
けど、そんなこと考える余裕もなく、まだまだ着かないコル目指して、全力投球していたのである。
それにしても、ここら辺の人たちの軽装には、いつもびっくりさせられる。。まさに地元の人だと思われるのであるが、なんとタンクトップと短パンでこの雨の中を歩いているのである。ちなみに、犬を連れているだけで、荷物は持っていない。日本人としては、こんなんで山に来ていいのかと思うのであるが、この標高をものすごいスピードで歩いていくので、本当になれた人たちなのだろう。
そして、彼らは私などでは絶対に登ることができないようなガラガラした斜面を、犬と一緒に軽やかに登っていた。はあ、本当にいろんな人がいるものである。
ちんどん屋の様相で、なんとか今日はじめのコル(峠)までたどりつく。として、ランチ済のあいつも私に追い付いてきた。さすがである。ここのコルでは、以前ロンドンに住んでいたというイタリア人と少々歓談する。
ここのコルからは少し下がり、本日2つ目のコルを目指すのだ。また牛が群がっているようであるが、ラッキーなことに、ここの牛も人には無関心であったのだ。
ここら辺からまた空に青空が戻ってきた。コルを超えたからであろうか?ここら辺で、またあいつとの意見の衝突で、しばし別行動をとっていた。しかしながら、この別行動をお互いが、それぞれかなり楽しんだのである。
あいつは、誰もこないような大きな岩の上で、カッパを脱いだり、靴下を脱いでくつろいでいたらしい。私は私で、町で購入したゲートレードを飲んで楽しくエネルギーを摂取したりしていた。
人間、ずーっと一緒にいるのは、よくないのである。特に私たちみたいなわがまま種は。
2つ目のコルは、一応二人同時に到着し、本日の山小屋まで向かうこととなる。今日の山小屋は、予想に反して、峠を越えると、すぐ見えてきた!あともう少しである。おまけに、小屋に続く道は、緩やかな下りで、全然大変そうでない。
今日は一番大変な日になるはずだったのであるが、いつものようにぼろぼろ、へろへろになることはなかったのである。
おまけに、あいつは小屋に早く着きすぎると文句を言う。あいつ曰く、小屋に早く着くと、いろんな人と交流したりするのが面倒なのだと。
小屋までの緩やかな下りを楽しく歩いている時に、下の方にまたまた牛の大群と犬と牛飼いのおやじがいた。犬が牛を非常にうまく誘導している。あー、ほんと犬って、頭いいんだなあと、はるか上の方から思いをはせるのである。
今回のベスト山小屋!素晴らしいディナー
犬の素晴らしい働きを見ていたら、あっという間に小屋までたどりついた。ここの小屋も3月ぐらいにメールで予約しただけだが、どうだろう。ちゃんと予約できているだろうか。
小屋に到着して、あいつに受付をさせると、私とあいつの名前がきちんと書かれていたという。
すばらしい。ちゃんと予約が入っていたのである。
ちなみに、日本の山小屋は予約なしでも大体泊めてくれるし、予約なんていらないよみたいなとこが多いが、ヨーロッパの山小屋は予約しておいた方がいい。到着して、断られることはないだろうが、いい顔はされないはずである。それに、日本の山小屋に比べると収容人数が少ないところばかりなので、小屋側としても予約で事前に人数を把握したいであろう。
宿のお姉ちゃんに、部屋まで案内してもらう。部屋に入って、びっくり仰天。ベットが6つ贅沢なスペースに置かれており、大きな窓から光がたくさん入って、とても明るい。ベットの間には、潤沢なスペースが広がっている。
昨日の部屋と雲泥の差である。
おまけに、今日は人数が少ないので、この一部屋を私たち2人で使っていいというのである!
なんと、ありがたい。昨日がスペース的には最低最悪だったので、この予期せぬスペースに、真剣に感動したのである。
あいつは、私の意見など聞かずに、とっとと窓際の方の部屋の一角に、荷物を広げ始めている。
ベットいっぱいに荷物を広げられる喜び・・・。ここ2日間の山小屋生活が多少不便だったからこそ実感できることなのである。
断食や修行をする宗教があるが、私は山宗教?みたいなので、普通の生活のありがたさ、普通の生活に感謝しなくてはいけないことを学んでいるのかもしれない。
おまけに、ここはトイレも本当にきれいであり、ここ2日間の山小屋のトイレはすごかったなあと改めて思うのだ。はは。基本的にヨーロッパの山小屋のトイレは、ほとんどが水洗できれいなのだが、壊れてたり、数が圧倒的に少なかったりと、多少不便であったのだ。
この山小屋は1996年にできたと言っていた。確かに、建物がコニーのような歴史を感じる石造りではなく、なんとなく近代的である。
この素晴らしいスペースで、結局ディナーの時間まだ、だらだらする。
ひとめをはばからずに、サロンパスを張り替えたり、薬をぬったり、着替えたり。ああ、幸せ。
さて、7時半になったので、下の食堂まで行ってみた。ここでは、どうやら言語やグループで座る席を分けたらしく、私たちは、2人だけのテーブルとなった。まあ、それも気を使わなくていいのでいい。
きれいで広々とした食堂。これまた素晴らしい。
今日は山小屋最後だし、ワインでも飲もうかという気になり、赤ワインも頼んでみた。そのときには、ここの食事がここまで素晴らしいとは、全く予想だにしなかったのである。
ここは、アンティパストっていうのかな?ファーストコースの前には、パンにふわふわチーズクリームとトマトをのせたものを出してくれた。これがまたおしゃれで、おいしいのである。ついつい、ワインも進んでしまう。
ファーストコースは、ラザニアかスープを選択できたので、私はまたまたスープ。あいつは、ラザニアを選択していた。これらが、本当に素晴らしかったのである。
スープは、おそらく私が今までのトレッキングすべて合わせても、おそらく一番のおいしさであったろう。そして、ラザニアも。実は、お代わりを聞きに来てくれたときに、ラザニアもちょっと食べてみる?と聞かれたので、思わずうなずいてしまったのだ。はっきり言って、こんなにおいしいラザニアをいただいたのは、初めてである。スープについてきた大量のクルトンも、おいしかったのである。他のテーブルは、このクルトンをつまみにして、ワインを飲んでいた。
なぜこんなにおいしい料理を作ることができるのだろう?弟子入りしたいくらいである。
アンティパストとワイン、スープ、ラザニアで、もう普通の1食分以上いただいている。ラザニアを普通にお代わりしたあいつも既にものすごい量を食べている。
(この時の夕食の写真はここにアップしてあります。気が向いたらぜひどうぞ!
それとここの山小屋で料理のほかに素晴らしかったのは、料理をサーブしてくれたお兄ちゃんである。イギリス人では絶対に持てないようなお皿の数を両手に抱えて、運ぶことができるのである。イタリア人は、このような食関係では、よい技能をもった人たちがたくさんいるように思う。
それに、英語もフランス語もイタリア語もできるみたいで、人の接し方も一流である。おそらく山が好きだからここにいるのだろうが、この山のレストランにはもったいない人材のような気がしてしまった。
メインは、鹿肉の煮込みと野菜であった。これもまた、素晴らしい。山の中で、こんな料理とワインを堪能できるなんて、おまけに山小屋最終日だったので、なおさらうれしいのである。明日は、もう下るだけ。ほぼ完歩祝いにちょうどよかったのだ!
夜は、潤沢なスペースの中で爆睡、しかしながら、あいつはねずみが天井で走る音を聞いたらしく、ヘッドライトをつけてネズミの穴をしばらく探していたらしい。本当にネズミだったのだろうか?
















