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🍝 ③いまだ残る戦前型看板建築と廃業した茶舗 

 

 

 

 

 

僕のブログでは、もう20回ぐらい取り上げている西荻窪だが、なつみかんさんは初めての訪問なので、なるべく西荻の見所は網羅したいところだが、吉祥寺と荻窪に挟まれたこのような都会的というよりも住宅街に密接した駅でも少しずつ開発は進行している

 

駅前の昭和な雰囲気のアーケード商店街を見たあとは、中央線の線路沿いの熟女スポットの無事を確認して細い路地を曲がった

 

 

 

 

 

 

 

 

この路地には土蔵を備えた昔ながらの質屋が現役で残っている

 

こういった様式の質屋というのは、おそらく彼女の暮らす地方には存在していないものと思われるので、是非とも見てほしかったが、あまり興味を示さずチョイスをミスってしまったようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

以前は、この質屋の少し先の向かい側に僕の大好物のマーケット形式の「西荻デパート」が残っていたが、2017年の5月に取材に訪れたときは残念ながら解体されてしまう寸前で、フェンスにより封鎖されてしまっていた

 

軒先の大きなクレハロンテントが8割方破れてしまっているため、このマーケットが元々は川崎市の「小向食品市場」のようなダブル凸型看板建築だったことがわかったのが、唯一の収穫であった

 

 

質屋はいまいちウケが悪かったので路地裏から先ほど横切った駅前通りに戻る

 

西荻の駅前通りは北口側はわりと広い道なのに、南口の片側アーケード商店街が終わったところから、いきなり道幅が狭まるという不可解な構造になっている

 

 

こういった構造は、見るからに道路拡幅の格好な口実になるので、古い町並みが根こそぎ破壊されてしまう危険を常に孕んでいて油断ができないが……

 

 

 

 

 

 

 

 

古民家の残存状況は悪くはなくノッペリとした色に塗装されてしまったのは残念だが、このような戦前型の看板建築がけっこう残っている

 

こういった戦前型看板建築は、台東区、墨田区、中央区、千代田区にたくさん残っているけれど急速に発展してしまった東京都西部の郊外には意外と残っていない

 

 

ところが西荻窪の町は奇跡的に、大規模な区画整理や再開発を逃れているため、駅前通りという一等地にもこうして残っているのだ

 

とはいえ上の写真の看板建築も写真店が廃業して塗り替えられてしまったし、この隣にあった……

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの素晴らしい看板建築は取り壊されて、くっそどうでもいいマンションに建て替えられてしまったファッキン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というような変化はあるが、中央線の沿線にも関わらず基本的に昭和な町並みの雰囲気を残しているのは、近隣の町の開発具合を考えると奇跡といっても過言ではないだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

西荻窪に、こうして戦前型の物件が多数残っているのは、両隣の吉祥寺、萩窪は乗り換え駅で、しかも幹線道路が近くを通り大きく発展したことによって、ちょうど開発の死角になったからかもしれない

 

それと、このブログのメインテーマのひとつになっている埼玉県の宿場町などとは異なり、古くからの店が廃業しても上の写真を見ればわかるように、古い建物を活かした新たなテナントが入るというのがサバイバルの要因と考えられる

 

 

これが先日まで散策していた埼玉県の北部の羽生や行田市などは、こうして古い建物を活かしたリノベーションが集客的に厳しいため、ゆえに放置されるか取り壊されて更地にされてしまうわけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ、こちらの茶舗「きらく園」のように、廃業して放置されている出桁造り商家もあったりするが……

 

それにしても、この「きらく園」は現役の頃も見ているし、初代のRICOHのGR digitalを購入してすぐの2017年に撮影しているが、そのときはまだ

 

 

 

 

 

 

 

 

「きらく園」の文字もハッキリ残っていたし墨田区の「キラキラ橘商店街」の「ハト屋のパン」にも匹敵する素朴かつ芸術的なイラストも残っていたのに、そのときと比べると、ペンキはすっかり剥げ落ちてしまい悲惨な状態になっていてショックを受けた

 

ちなみに、こちらの「きらく園」、現役の頃はかなりインパクト強めの外観で写真を載せようと思ったのだが、データが見つからなかったので過去のストリートビューからキャプチャすると

 

 

 

 

 

 

 

 

看板のイラストだけではなく店頭のポスターなども主人の手描きで、カルト色が濃く店に入るためには、かなりの勇気を必要とする電波な雰囲気が漂っていた

 

扱っているお茶もオリジナルなのか「純金茶」とか「神農三蟲茶」などクセの強い商品が目を惹く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きらく園」の先もマンションに建て替えられてしまった場所も目につくが、学生時代に僕が初めて訪れた頃とあまり雰囲気が変わっていないのが素晴らしい

 

こちらの「まつばや」は僕がこの建物を意識した頃には、地味なラスティカラーに塗装されてしまっていたが、じつは銅板葺き看板建築を塗ってしまった物件である

 

 

「まつばや」という屋号から洋品店などの渋い業種のような印象だが、カレーとナポリタンが名物の喫茶店で、まだ現役で営業しているようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはまだ冬枯れのもじゃハウス

 

なつみかんさんも同時進行で今回の散策を記事にしているが、この物件にはかなり魅了されたようで何枚も撮影していたので、参考までに“もじゃってる姿”もお見せしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

これは2018年の11月に撮影した写真だが、まだ軒先クレハロンテントが巻き取られていないから、管理していた者がいたのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

西荻窪は、年に数回は必ず訪れているため変化に気がつきにくいが、今回の記事を書くために、過去のストリートビューや自分の書いた昔の記事を見たが、あまり変わっていない印象だったこの通りもマンションの侵食が激しいことに気付いた

 

 

そういえば昔はもっとびっしりと店が並び活気のある雰囲気だったのに、なんとなく活気が失われたような印象を受けたのは気のせいではなく、東京23区内の商店街ですら衰退傾向にあるという厳しい現実を突き付けられたところで……

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

†PIAS†

 

 

 

 

 

 

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