ル=グウィンの本を読んで思った事
- いまファンタジーにできること/アーシュラ・K・ル=グウィン
- ¥2,100
- Amazon.co.jp
P170-171引用
『物語が「メッセージをもっている」という考えは
その物語を二,三の抽象的な言葉に
縮小することが可能だということ、
学校や大学の試験で要求されるように、
またそっけない書評に見られるように、
コンパクトに要約できるということを
前提にしている。
~中略~
物語は考えを隠すための箱なのか?
裸の考えの見栄えをよくするためのきれいな箱なのか?
口に苦い考えを飲み込みやすくするための砂糖衣なのか?
さあ、いい子だから口をおあけ。
あんたのためになるものだよ。
フィクションは装飾的な
言葉遣いの中に、
理性的な考えを隠していて、
その考えこそが、
究極の実体であり、
フィクションの存在理由なのか?』
ル=グウィンは、
フィクション(この論説の中心としてはファンタジー)から
メッセージを読みとろうとする事への
危険性をユーモアを交えて指摘しています。
作者はメッセージを語っているのではなく
物語を紡ぎだしているのです。
往々にして
物語自体にメッセージが
隠されているのではなく
読み手の中に湧きおこる発見が
まるで作者からのメッセージの様に
感じるのではないでしょうか。
これは大人が絵本を読むときにも
陥りがちなワナじゃないかと。
「この絵本って深いね~」
それはあなたの深さが映っているだけかもよ。
そして
「私も絵本を描きた~い」と
言ってる人。
メッセージや主張や教訓を
伝えるために
絵本を描くの?
本当に絵本じゃなきゃだめ?
再度引用
「物語は考えを隠すための箱なのか?
裸の考えの見栄えをよくするためのきれいな箱なのか?
口に苦い考えを飲み込みやすくするための砂糖衣なのか?」
ル=グウィンの評論集を読んで
あらためて感じた
最低限
読んでおきたい物語
- 影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)/アーシュラ・K. ル=グウィン
- ¥756
- Amazon.co.jp
ジブリの映画とは
全く別物だと思って読んでね。
- 新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (評論社文庫)/J.R.R. トールキン
- ¥735
- Amazon.co.jp
ル=グウィンが
何かにつけて引き合いに出す
必読のハイファンタジー
映画も好きだけど
戦闘シーンが印象強すぎて・・・
文章で読むと印象違うよ♪
- ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)/J.R.R. トールキン
- ¥756
- Amazon.co.jp
こちらが原点。
今日は珍しく
小難しい事を
書きたくなってしまった
なんでだろ~♪
なんでだろ~♪