園子温監督の新作は架空の震災を描く
「恋の罪」「ヒミズ」の園子温監督が、大地震で離れ離れになりながらも、それぞれの愛を貫く
3組の男女の姿をオリジナル脚本で描く。酪農家の小野泰彦は、
妻や息子夫婦と平和で
つつましい日々を送っていた。一方、隣家の息子は家業を手伝わずに恋人と遊んでばかり。
そんなある日、大地震が発生し一帯の住民は避
難を強いられるが、泰彦らは長く住み着いた
家を離れることができない。そんな中、息子の妻いずみが妊娠していることが発覚する。
主人公・泰彦を夏八木勲が
演じ、その妻役に大谷直子。息子夫婦を村上淳と神楽坂恵、
隣家の息子とその恋人を清水優、梶原ひかりが演じる。(映画.comより)
それでも世界は美しい
去年2012年僕のいる群馬県では、3本もの園子温監督の新作を劇場で観ることができました。
なんと言うハイペースなんでしょう!園監督
前作ヒミズでは、東日本大震災を絡めて描いていましたが、こちらは東日本大震災後の
架空の震災で園監督オリジナルのお話し。
希望の国というタイトルらしからぬ展開が続き、えっ!と驚かれる方もいるかも知れません。
この作品が合わない方もいるかも知れません。
しかし、今私たちが観るべき作品ではないでしょうか?
これはみんなで頑張ろう!!っていう作品でもありません。
意図的に反復するセリフや場面がありますが、震災を経験した私たちにその経験を
忘れないように、まるで心に杭を打つかのような痛みを伴う作品なのです。
この作品と同じ2012年には、この空の花~長岡花火物語という作品がありました。
こちらは震災を絡めつつ「戦争を忘れるな!」という強いメッセージを込めた
大林宣彦監督の力作でした。
どちらも日本人が、平和ボケした日本人へ向けた強烈なメッセージ
このメッセージ受け止めてみて下さい
