「話を聴く?できるわよ~」


と思う方は多いと思います。

でもね、自分を真っ白にして心から「話を聴く」って

とても難しいことなんです。


昨夜、娘がいつまでも部屋から出てきません。

「早くお風呂に入ればいいのに~プンプン」と思っていた私。

そのうちやっと降りてきたと思ったら、何事もなかったように


「こないだ卒業アルバム見よったらさぁ~」


と言いました。

私は瞬時に「なぬ?勉強しよったんやないん!?」

とつい言ってしまいました。


「勉強しよったんやないなら早く風呂に入ってよ!」という

自分の気持ちがあったからです。


私は自分の気持ちを優先させてしまいました。

しかも娘が卒業アルバムを見たのは以前のことで、

今まで見てた訳ではなかったのです。

感情的になって、よく聴いてない証拠です。


「もういい、喋る気が失せた!」


と言われてしまいました。大失敗べーっだ!


もちろんカウンセリングやヒプノの時はこんなことは

ありませんが(あったら失格やろ)、つい、


・助言やアドバイスを与えようとしたり

・相手の感情や意見に過度に同調しすぎたり

・説教をしたり、分析したり

・相手の問題を自分の問題のように感じてしまったり


してしまうことって、普段の会話ではあると思います。


特に相手の言うことが自分にも関係のある問題だったり、

利害関係が絡んだりすると冷静に聴くことができなくて、

無意識に自分の感情に巻き込まれてしまいます。

また価値観が違うとき、納得できないまま聴いていると

それも相手に伝わるでしょう。


また、会社で「こんな大事なことをなぜ早く言わなかったんだ!」と

いう上司がいますが、普段からささいな話を聴くことが

できない人に、大事な話をする気にはならないと思います。


子どもが「お母さんなんかキライだ」と言う時。

「学校へ行きたくない」と言う時。

「生きていても仕方ないと思う」と言う時。

またそんな重要な事柄でなくても、相手がなにかを

話したそうな時…


自分の気持ちはそっと横に置いて

相手の心をゆっくり聴いていきましょう。

口火を切る最初の言葉は、エピローグのきっかけに過ぎません。

相手がどんな気持ち(感情)なのか、その「心を聴いていく」のです。


受け取り手は真っ白な心で、

相手の気持ちにスポットライトを当てて聴いていく。

なかなか簡単なことではありません。


話し手も心の中が整理されていき、新たな気づきが

生まれるかもしれません。

聴くことで、受け入れてもらえたと感じ、安心感が生まれ、

心が癒されることでしょう。


実は「コミュニケーション上手な人」というのは、

話す能力に長けている人ではなく、

聴くことが上手な人なんです。


TA(交流分析)では「傾聴」を「ゴールデンストローク」の

最たるものだと言います。


観音さまや仏像の多くは目が細く、耳が大きいですよね。

それは人間の話をよく聴いてくださり、

また人間の所業に少し目をつぶってくださっていると

何かの本に書いてありました。


それが出来ると、きっと観音さまのように

人を癒すことができるのかもしれませんね。


事後談:
そうそう、娘にはあとになって

「さっきはごめん。早くお風呂に入ればいいと思ってたけど

勉強してるんなら…と思ってたからサア」

と言うと、

「まぁ、もういいよ」

と許してはくれたのですが、アルバムの話は何だったのか

聴けないままでした汗

時期を失するって…怖いです叫び


タイトルは「ゴールデン・ストローク」ですが、

単なる私の失敗談でございました、チャンチャン音譜