昨日の「秘書」のつづき・・・


副社長秘書に異動になるまでの期間は1週間。

退職してしまう秘書の先輩から、ものすごく分厚いA4の引継ぎマニュアルが渡された。

常務の秘書の仕事をしながら、1週間に1~2時間 階下の役員室前の秘書席で

引継ぎをする。


秘書というのは、本来 社長や役員の影武者のように、取材に対するコメントなども

書くことができるような人(うちの社では秘書室長=秘書)である。

我々、日日のお世話をする女性は、セクレタリーと呼ばれる。


私に与えられる仕事は、セクレタリーの仕事の他に、社内新聞の記事編集、

所属先でもある企画室でのプレゼン資料作成、役員会議の議事録作成など様々。


先輩から引き継ぐまで、まず覚えなければいけないことは、副社長の好みを知ることだった。

たばこの銘柄・食事の好み(これは買いに行くお使いがあるため)、お茶の濃さや

熱さ、新幹線や飛行機での座る位置(国内外への出張がやたら多い)、一日のスケジュールの

伝達方法などなど。


1週間後、配属されると もう聞く人は誰もいなかった。

机の上には、副社長専用電話・会長用電話・私の電話の3代が置かれる。

民間・官公庁・海外から「えぇ~っ!」というVIPから電話が入る。

気が抜けない。


緊張感が重なって、ついに片頭痛になってしまった。


・・・つづく