同じ分野の受賞ではなく2分野受賞したのって
2006年以降あったっけ
今年のノーベル化学賞に、
京都大学理事・副学長の
北川進さんが選ばれました。
北川さんは、「多孔性材料」のひとつである
金属と有機物の複合体「多孔性金属錯体」を開発しました。
「多孔性材料」とは、分子レベルの非常に微細な穴を多数持つ材料のことで、活性炭などが知られています。
活性炭は消臭に利用され、においの元になる気体の分子を小さな穴で取り込みますが、「多孔性金属錯体」はより多様な形で設計することができ、その分だけ多くの物質を取り込むことができます。
次世代エネルギーとして注目されている水素ガスなどの効果的な分離・貯蔵が可能になり、省エネにつながると期待されています。
日本の研究者がノーベル化学賞に選ばれるのは、2019年の吉野彰さんに続いて、9人目です。
多孔性金属錯体
セルメット®は、その骨格が3次元網目構造の金属多孔体です。 主力ニッケル(Ni)だけでなく、合金系としてNi-Cr、Ni-Snのラインナップを有し、世界最大の生産能力で電池用を中心に量産しています。 また、金属粉末や金属繊維を焼結した多孔体に比べて、柔軟性(弾性)があり、最大98%の遥かに大きな気孔率を持っています。
さらに、セルメット®は、孔径が0.45~3.2mmの間で8水準を有し、切断やプレスなどにより、さまざまな形状に加工できます。
これらユニークな特徴を生かし、
電池用途では、活物質の充填性・保持性・集電性の向上が見込め、ハイブリッド自動車用ニッケル水素電池の集電体に採用され続けています。
また今後、期待される「水素社会」において、定置用や車載用等の燃料電池の構成部材や水素発生装 置の電極材など、新規分野においても幅広い適用が見込まれており、
引き続き、地球環境・エネルギー領域にて大きく貢献していきます。
