日本植物学上、
いくつか重要な発見はあるが、
その際たるものが植物解剖学だ。
リンネによる植物分類学は
系統分類学という。
https://sci-tech.ksc.kwansei.ac.jp/~tohhiro/Systematics/Systematics-1-23.pdf
イチョウの精子
日本人が世界に先行した研究の一つがこれ
植物に「精子」があった。
このことは植物細胞が移動性を持つことをさし
動物と植物の間に大きな違いがないことを示した。
植物園のほぼ中央にある
この大イチョウ(雌株)を研究材料として、
明治29(1896)年に、
理学部植物学教室の助手であった
平瀬作五郎が、
種子植物にも精子が存在することを発見しました。
これは日本の初期の生物学者による
世界的な発見で、
生物学史上の偉業とされています。
昭和31(1956)年にこの木の下に
精子発見60周年記念碑が建立されました。
この木の樹齢は年輪抽出により
約300歳と推定され、
幹回り4.9mの大木となっています。
このイチョウが生育している場所は、
薬園奉行岡田利左衛門の邸内であったこと、
利左衛門が享保(1718)年から
奉行になったことなどから、
おそらく利左衛門が植えたものと推定されます。
明治元(1868)年6月、
お薬園が幕府から朝廷に移管される時、
園内の樹木は期限内に伐採すると
関係者の所有となることとなったため、
そのほとんどが切り倒されてしまいました。
その時、
この大イチョウも鋸で挽かれ始めましたが、
太すぎたため、
期限内に切ることができず、
難を逃れたということです。
昭和のはじめ頃には
まだ鋸の切り傷跡が見られ
「鋸歯のイチョウ」と呼ばれていましたが、
現在では完全に跡が消え、
この名も忘れ去られてしまいました。
日本の植物学の黎明期はこうして始まった。
これをきっかけに世界に先駆けて
「科学立国 日本」が知られ始める。
ドラマ「らんまん」は
ときどきガチを仕込んでくるから困る。
「おまえ見てると、こっちまで悲しくなってくる!
ただ尻尾振って標本採ってくるだけの犬じゃねえか。
今なら遅くない。辞めろよ」
「古いんだよ、おまえは!
地べた這いずる植物学なんぞ、
終わったんだ。
手間だけ掛かって、見栄えもしない。
見向きもされない」
「本当に、
人がせっかく忠告してやったのによ。
俺は切られたよ」
江戸っ子は根はいいが口が悪い。
さて同時期に植物学史上、面白いことが
科学雑誌『ネイチャー』誌上での
星座に関する
質問に答えた「東洋の星座」を発表した。
また大英博物館の閲覧室において
「ロンドン抜書」と呼ばれる
9言語の書籍の筆写からなるノートを作成し、
さらに世界各地で発見、
採集した地衣・菌類や、
科学史、民俗学、人類学に関する英文論考を、
『ネイチャー』と『ノーツ・アンド・クエリーズ(英語版)』に次々と寄稿した。
生涯で『ネイチャー』誌に
51本の論文が掲載されており、
これは現在に至るまで
単著での掲載本数の歴代最高記録となっている。
南方熊楠の東洋の星座について、
さて、牧野富太郎。



