この3日間、子供とネット社会についてお伝えしています。

①こんなことが起きています

②トラブルの背景

では、トラブルが起きた時はどうすれば良いのでしょう?

今日はその対応を伝えいたします。

ぜひお子さまとの話題にあげて、ご家庭で共有してください。


■トラブルが起きたら

【メールやサイト上で誤解された】

メールや掲示板で誤解を解こうとしないでください。

両方の共通の友人で聞き上手な人と、3人で会って話し合うのがベストです。

冷静になるために、半日から1日くらい時間を空けるのも良いでしょう。


【メールや掲示板で誹謗中傷を受けた】

「うざい」「キモイ」などの悪口を書かれた場合、「自分が悪い」と決して思わないことです。

どのような理由があるにせよ、悪いのは、書いた本人です。

悪口や誹謗中傷、写真や個人情報を載せられた場合、すぐに親か学校の先生に届けてください。

相談してきた子供を、大人は決して責めないでください。信頼関係を失い、正確な内容が得られなくなります。

メールを含めて、ネット上の書き込みには、決してネット上で反論や削除依頼をしてはいけません。

掲示板の場合は、子供ではなく必ず大人が、管理者に削除依頼をしてください。

しかしこの場合、個人のパソコンやメールアドレスを使うことは危険です。

学校などに協力してもらい、学校などのパソコンやメールアドレスから削除依頼を行ってください。

掲示板などの管理者によっては、個人情報を悪用されるケースもあるからです。



【迷惑メールが届いた】

「あなたが選ばれました!」「ほんとうに儲かるのはココ」などのあやしいメールは、無視するのが原則です。

親に内容を確認してもらい、削除します。

メールアドレスは、占いや懸賞サイト、無料動画、ゲームサイトなどを使って盗まれています。

あやしいメールの「配信停止はこちら」などには、決してメールを送ってはいけません。さらに多くの迷惑メールが送られるようになります。

件数が多い場合は、迷惑メール対策を携帯会社の窓口で相談してください。

受信を許可したアドレスだけに限定すれば、迷惑メールは完全に防げます。


【料金請求画面が出た】

いろんなサイトを見ているうちに、突然こんなメッセージが出ることがあります。

あなたの入会を受け付けました。

団体番号◯◯◯◯

機種 IS×××

◯月◯日までに入会金35.000円を振り込んでください。


これは、ワンクリック詐欺です。

相手にメールを送る、電話をする、お金を支払うなど、絶対にしてはいけません。

解決しようとして接触すると、さらに悪質な請求が来ます。

大人に必ず相談してください。

ワンクリック詐欺の場合は、無視するのが原則です。


【ネット依存症かもしれない】

ひどくなると、以下のようになってきます。

●身体への影響:頭痛、だるさ、発熱などの体調不良を起こす

●生活の乱れ:昼夜逆転の生活、食事中、入浴中までメールする

●精神状態:気分が悪くなる、感情の変化が大きくなる、落ち着きがなくなる

●禁断症状:ケータイやゲームをしていないとイライラして乱暴になる、暴れる

すぐに、親や学校の先生(特に養護の先生)に相談してください。

ケータイ依存、ゲーム依存から家族全体が不幸になっていくケースが増えています。

早い時期に適切な対処をしないと、本人も家族もたいへん苦しい思いをします。



■トラブルを起こさないために

【スマホを使う前に】

スマホを安全に使うことは、相当に難しいことです。

連絡用なら従来のケータイの方が安全で便利です。

どうしてもスマホを使うのであれば、大人でも以下のことは必須事項です。

●個人情報を出来るだけスマホに入れない。

●セキュリティアプリ(ウィルス対策、個人情報保護、フィルタリング)を必ず入れる。

(iPhoneなどApple社の製品は、会社がセキュリティ対策をしています。個人がセキュリティアプリを入れる必要は、現在のところはありません。)


【SNSを利用する場合】

個人情報を登録するゲームサイト、動画サイト、SNSには登録しないことです。

SNSは大人の社会です。

未成年者が使う場ではありません。

大人であっても、SNSでトラブルに巻き込まれることがあります。

「みんなやってるから」は安全の証明ではありません。

犯罪者がたくさん見ていますし、出会い系サイトの倍以上の事件が起きています。

それでも使用する場合、プロフィールにも投稿にも、個人情報は絶対に書かないでください。

学校名や写真も危険です。


【メールを送る前、掲示板に書き込む前に】

自分のメールや書き込みが、親、犯罪者、未来の配偶者、未来の就職面接者、未来の自分に見せても良い内容かどうか、必ず考えて書くようにしてください。

一度投稿したものは、たとえ削除をしても残ります。

自分が発信するものには、以下のような責任が伴います。(未成年者の場合は、親が責任をとります。)

●金銭的な責任(支払い義務が発生する)

●法的な責任(人に損害を与える、犯罪の加害者となる)

●社会的責任(人の心を傷つける、社会に迷惑をかける)



今回の記事は、NPO法人「子どもとメディア」その他の活動内容を参考にしています。



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