子育てに限らない話です。
もしもあなたが、「◯◯だから、出来ない」と、やりたいことに躊躇していたら…
ぜひぜひ、それを「◯◯だからこそ、出来る!」に書き換えてください。
私が若い頃から尊敬する画家、上村松園(うえむら しょうえん)。
松園が描く女性は、首のかしげ方、着物の色の合わせ方ひとつで、その女性の背景や心の奥の情念が、ひと目でこちらの心の同じ部分に響き…
そして響きながら、こちらの心が浄化される…
私にとっては、そのような絵です。
松園は、女手一つで子供を立派に育てながら、画家として大成しました。
その松園の絵を、東京芸術大学前学長、故平山郁夫氏が賞した文章があります。
これを、ぜひ読んでみてください。
自分の個人的な事情も、女性ということのハンディも、たちまち「◯◯だからこそ、出来る!」という力になりますから!
少し長いですし、文中にはたくさんの画家や作家の名前も挙がります。
でもそこは気にせず、とにかく読み進めてみてください。
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女流画家で、これだけの人物画(美人画)を描いた女性は、いません。
…青邨先生が「自分は学校なんか出ていないんだ。だから芸大を出ればもっと立派になるか、というと、そうもいかないのが絵なんだ」と言われました。
「知識があり、何でも知っていれば絵が描けるというなら問題はない」と正直に言われ、最高教育を受けても駄目は駄目、受けなくともできるやつはできると、たたき込まれました。
段階的に教育を受ければ、当たり前にはいくのですが、ハンディを持った人たちはより以上の努力をしているのです。
それをプラスにしているのです。
現代でも男性、女性とくらべたら女性はハンディがあります。
結婚して、奥さんとしても仕事があり、子供が生まれれば母親としての務めがある。
三岸節子さんとか、お一人でやってこられた片岡球子先生とかいらっしゃいますが、女性のほうが大変なのに、頑張って立派になっておられる。
ハンディをクリアすることで人間的に成長するのです。
逆境をプラスにする。
奥さん、母親、画家と三役をやる。
いつの間にか集中力、直感力ができて、大変な修行になるのでしょう。
音楽家、演劇なども同じです。
夫婦でやっている人は、たいてい奥さんのほうが世に出ます。
二十四時間やっていても女性に喰われるのです。
男のほうが時間がかかるうえに奥さんに支えられているのです。
女性は、いろいろな荷物を担いで飛んでいる飛行機みたいなものです。
松園先生も全部ひっくるめて飛び、成長していったのだと思います。
ただ絵を描いていただけでは駄目なのです。
川端康成、井上靖先生なんか、文学もそうです。
すーっといった人間は、ものを真剣に捉えない。
知っているものは多くあっても、人の心を打つような文章は生まれません。
死のうとか、自動車で九十度ぐらい直角に曲がったり、ぶっつけたり、困れば困るほど、それを肥やしにする。
そこで落ちれば駄目なんです。
古径先生は自分で自分に厳しくした方でしたし、青邨先生は学歴なんか超えて、先輩にぶつかっていった。
松園さんは、普通だったらやめてしまう境遇にありながら、めげずにやり抜いています。
人間の悲劇も、ひっくり返るほどの騒動も超えることで人間に幅をつけている。
出典:平山郁夫「母は私の芸術をも生んでくれた」
~『巨匠の日本画 上村松園』より~
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上村松園「母子」昭和9年
もしもあなたが、「◯◯だから、出来ない」と、やりたいことに躊躇していたら…
ぜひぜひ、それを「◯◯だからこそ、出来る!」に書き換えてください。
私が若い頃から尊敬する画家、上村松園(うえむら しょうえん)。
松園が描く女性は、首のかしげ方、着物の色の合わせ方ひとつで、その女性の背景や心の奥の情念が、ひと目でこちらの心の同じ部分に響き…
そして響きながら、こちらの心が浄化される…
私にとっては、そのような絵です。
松園は、女手一つで子供を立派に育てながら、画家として大成しました。
その松園の絵を、東京芸術大学前学長、故平山郁夫氏が賞した文章があります。
これを、ぜひ読んでみてください。
自分の個人的な事情も、女性ということのハンディも、たちまち「◯◯だからこそ、出来る!」という力になりますから!
少し長いですし、文中にはたくさんの画家や作家の名前も挙がります。
でもそこは気にせず、とにかく読み進めてみてください。
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女流画家で、これだけの人物画(美人画)を描いた女性は、いません。
…青邨先生が「自分は学校なんか出ていないんだ。だから芸大を出ればもっと立派になるか、というと、そうもいかないのが絵なんだ」と言われました。
「知識があり、何でも知っていれば絵が描けるというなら問題はない」と正直に言われ、最高教育を受けても駄目は駄目、受けなくともできるやつはできると、たたき込まれました。
段階的に教育を受ければ、当たり前にはいくのですが、ハンディを持った人たちはより以上の努力をしているのです。
それをプラスにしているのです。
現代でも男性、女性とくらべたら女性はハンディがあります。
結婚して、奥さんとしても仕事があり、子供が生まれれば母親としての務めがある。
三岸節子さんとか、お一人でやってこられた片岡球子先生とかいらっしゃいますが、女性のほうが大変なのに、頑張って立派になっておられる。
ハンディをクリアすることで人間的に成長するのです。
逆境をプラスにする。
奥さん、母親、画家と三役をやる。
いつの間にか集中力、直感力ができて、大変な修行になるのでしょう。
音楽家、演劇なども同じです。
夫婦でやっている人は、たいてい奥さんのほうが世に出ます。
二十四時間やっていても女性に喰われるのです。
男のほうが時間がかかるうえに奥さんに支えられているのです。
女性は、いろいろな荷物を担いで飛んでいる飛行機みたいなものです。
松園先生も全部ひっくるめて飛び、成長していったのだと思います。
ただ絵を描いていただけでは駄目なのです。
川端康成、井上靖先生なんか、文学もそうです。
すーっといった人間は、ものを真剣に捉えない。
知っているものは多くあっても、人の心を打つような文章は生まれません。
死のうとか、自動車で九十度ぐらい直角に曲がったり、ぶっつけたり、困れば困るほど、それを肥やしにする。
そこで落ちれば駄目なんです。
古径先生は自分で自分に厳しくした方でしたし、青邨先生は学歴なんか超えて、先輩にぶつかっていった。
松園さんは、普通だったらやめてしまう境遇にありながら、めげずにやり抜いています。
人間の悲劇も、ひっくり返るほどの騒動も超えることで人間に幅をつけている。
出典:平山郁夫「母は私の芸術をも生んでくれた」
~『巨匠の日本画 上村松園』より~
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上村松園「母子」昭和9年

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