政府が先月23日に開催した、明治改元から150年を記念する式典。

しかし、天皇皇后両陛下は出席を見送り、逆に抗議集会も開かれ多様だ。(多分、世論の批判があるからでしょうかね)

これをメディアはどう伝えたのでしょうか。

 

まず無批判に伝えていたのが「読売」と「日経」新聞。御用新聞なのは解りきっている。

もう一つの「産経新聞」は、大日本帝国憲法を「先人の足跡」と述べ、「明治日本は真の独立を勝ち取っていった」と礼賛さえしているのも、異様ですね。第二次大戦の日本史上最大の負の遺産を背負い込んだのは、誰だったのでしょうか。

 

これも忘れて、その上で「与野党とも改憲議論に真剣に取り組まねばならない」と改憲を鼓舞してるではありませんか?。

もはや、あべ首相の親衛隊ぶりです。(よほど総理官邸から分け前を分捕ってるのか・・・)

 

これに対して、全国紙よりも元気のよい地方紙のほうがはるかに批判的視点で報じているではありませんか。

21日付「東京新聞」社説は、

「明治維新から70年間は『戦争の時代』であり、あの大戦からのの無条件降伏という終戦から今日までの73年間は、まさに『平和の時代』で、それを守ってきたのは日本国憲法です。

それぞれの憲法の仕組みが、戦争の時代と平和の指摘します時代とを明確に切り分けた」と考えますと指摘する。

 

また、秋田県の「秋田魁新報」は、あべ首相の式辞について、

若い世代に「光と影」を学び取ってほしいいうものの、

「影の部分の具体的説明はなかったはどうしたことか。何時もの支離滅裂な説明責任がないのです。

 

またまた、「礼賛よりも反省すべきである」というのは、「琉球新報」の同日付の社説です。

 

「侵略、戦争で国内外に甚大な被害を与えたことを反省して、

現在と未来に生かすのでないなら、式典を開く意味がどこにあるのだろうか」と痛烈に批判しています。

沖縄の場合は、明らかに米軍基地の負担に日本政府から

これほどまでに過酷にされるいわれはないと思うでしょう。

 

「『琉球処分=琉球併合とアイヌ民族の土地を奪って勧められた北海道開拓が、日本の膨張政策の始まりだったことを忘れてはなりません。その結果が、アジア太平洋戦争の惨禍と連合国による占領だったことも忘れてはなりません」との指摘には、

日本国民が決して「忘却」してはなりませぬ。

 

この様に負の歴史から目を背けず、次の時代につなげる報道こそが心を揺さぶる報道ではないだろうか。

 

これは弁護士の白神優里子氏の文をもとに記述したものです。