研究員見習のRINGと申します。

今回は、肝臓ガンとイソフラボンについてニュースをお伝えさせて頂きます。

肝臓ガンのなりやすさと関連する要因を厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が疫学調査で分析したところ、メタボリック症候群につながる肥満や高血糖だとリスクが高まることがわかりました。


研究班は「ガン症例が少なく、結果がすべての人に当てはまるとはまだ言えない。だが肝臓ガン患者の約8割を占める肝炎ウイルス感染者には、生活習慣を見直す参考になるのでは」としています。


調査は、新潟など6府県の40-69歳の男女約1万8000人の健診データなどを登録し1993年から最長2006年までを追跡しました。

この間に102人(男67人、女35人)が肝臓ガンになったもようです。 


高血圧、高血糖、低HDLコレステロール、高中性脂肪、過体重の5項目それぞれでは、高血糖と過体重が肝臓ガンと関連していました。
5項目中3項目以上に該当する人は、そうでない人と比べ肝臓ガンになるリスクが1.68倍にもなり、過体重を含む3項目の場合は2.14倍とより明らかとなっています。

肥満の程度を示す体格指数(BMI)の値が高いほどリスクが高いようです。 



それから興味深いのは大豆製品の摂取量と肝臓ガンになるリスクの関連です。


それが明らかになったのは女性だけですが、摂取量が最も多い人(1日あたり豆腐80グラム以上、納豆3分の2パック以上)が肝臓ガンになるリスクは、最も少ない人(同豆腐40グラム未満、納豆3分の1パック未満)のリスクの約3.2~3.9倍だそうです。


しかし研究班の倉橋典絵・国立がんセンター予防研究部研究員によると、イソフラボンの分子構造は女性ホルモンのエストロゲンに似ており、イソフラボンにはエストロゲン不足を補う作用がありますが、逆に女性ホルモンが過剰に分泌されている場合にはそれを制御する方向に働きます。


そのため女性ホルモン過剰が誘引となる乳ガンや子宮ガンの予防に役立つといわれ、更にイソフラボンの免疫活性作用により、ガンが血管を新生する動きを抑制する効果、抗酸化作用(活性酸素を消去する作用)なども報告されているようです。



その結果、乳ガンなど以外にも男性では前立腺ガン、大腸ガン、胃ガン、肺ガン、白血病、そして肝臓ガンなど、多くのガン予防にも有効なのではと期待が持たれています。



倉橋研究員は「肝臓ガンの最大のリスク要因はB型、C型肝炎ウイルス。女性の場合、まず感染の有無を調べ、感染が分かれば大豆製品の取りすぎに注意してほしい。感染していなくても過度の取りすぎには注意が必要」と指摘しております。



つまり女性ホルモンが異常分泌していたり免疫力低下の際には良い効果が期待出来ると思われるのですが、薬品などと同じくいくら良いとされても過剰摂取は身体に毒なので、適度に摂取することが大切であるということでしょう。


RING