痩せるサプリメントっていうのはよく売れるようですね~

今回、運動に痩せるサプリメントを組み合わせると脂肪が落ちるのではないかという目論み?(笑)でなされた研究が報告されていました(British Journal of Clinical Pharmacology, 2016; 82 (2))。

一般に運動の時間と強度に応じて、体内の三大栄養素である糖、脂肪、タンパク質が分解されてエネルギーに変わります。

今回は、「シネフリン」(p-synephrine)という痩せるサプリの脂肪燃焼効果を安静時および運動時に測定しています。

「シネフリン」(p-synephrine)は名前のとおり「エピネフリン」つまりアドレナリンの仲間。

作用はアドレナリンより弱いのですが、持続時間が長い特徴があるようです。

「シネフリン」は人間の体の中でもタイロシンというアミノ酸から作られています。

またオレンジやグレープフルーツなどにも微量ですが含まれています。

運動は固定された自転車こぎ(cycle ergometer ramp exercise test)。

「シネフリン」サプリおよびプラセボ摂取後、運動前後で
・エネルギー消費量
・動脈圧、心拍数

を測定しています。

その結果・・・・
いずれの測定値も運動前後で「シネフリン」サプリが与えた影響はほぼ皆無だったようです。

しかし、ひとつだけ影響を与えたものがありました。

それは・・・・

体内の脂肪の分解を促進し、糖の分解を減らしたことです!

これは人体にとっては致命的であることは「脂質の真実」「ストレス」セミナーでお伝えしたとおりです。

ただし、今回の運動1時間では約42g程度の脂肪の分解量であったようです。この量では体重計にのっても変化はありませんね。

多くの運動直後での体重減少は体内の水分の減少によるものです。

こんな体重減少効果もないばかりか、人体に多大なストレスを与える(脂肪分解→慢性炎症)怖いサプリが販売されていることに驚きを覚えます。

しかし、40代前半までは朝5時前には起きてすぐ走ることを日課にしていたこと(アドレナリンマックス状態です)を思い出すとよくここまで生きてこれたな~と思います(現在、老化から回復中といいたいところですが・・・・)。