【対話の形も、多様でいい。】
私の働いているコンサル会社は、ちょっと変わっている。
そんなに規模も大きくなく
そんなにじゃんじゃん儲かっているわけでもなく
だけど、人の教育にとてもていねいに、時間とお金を投資している。
『関係性の質を高めることが結果に繋がる』
という考え方を土台にしたコンサルティングを行っているので、社内でもそのような取り組みをしているのだ。
月に1度、社内の1人とペアになり、1時間ほどセッションをしている。
お互いの持つ課題を自己開示して相手に伝え、それに対してフィードバックをするというもの。
さて。今日はそのセッションの日だったのだが。
私は、少し前までは、人の課題解決のために1番必要なのは
そもそも課題解決を目指さず、そして自分の考えを伝えることでなく、相手の価値観を聴くことにあるのだと強く信じていた。
今も根本の考え方は変わらないのだけれど、
それのみならず、色々な関わり方の中で人は成長していくのだと思うようになった。
そこさえも、多様性が大事なのだと思う。
カウンセラーとして活動していた頃、クライアントから
『雨ちゃんはどう思いますか?』
とよく聞かれた。
私のやっていたカウンセリングはカウンセラーの考えや答えを伝えるものではないのだと初めに説明しているにも関わらず、
『私の』答えを問われたのだ。
セオリーでは、そこは答えない。
だけど、最後の方は
『カウンセリング』としての時間の後、
お見送りまでの間に、鏡である自分を解いて、等身大の私が私の価値観を持って
『これはカウンセリングではなく私個人の考えで、雑談として聞いて欲しいのだけれど』
と前置きして、
ざっくばらんに、問われたことに対して自分の考えを伝えるようになった。
それがカウンセラーとして正しかったのかはわからないけれど
『その言葉を聞けたことが、
今日来て1番良かったことです』
そんなふうに言われたことは1度ではなかった。
人との関わりに正解はない。
ただ、やり方やアプローチが違っていても、目の前の人のために真摯に、正直に、ありのままの自分で向き合うことが
その関わりに意味を持たせてくれるような気がしている。
そんなことを考えながら、今日のペアセッションにのぞんだ。
少しでも、お互いに前へ進んでいくための時間になっていたら、うれしいな。
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