自分の意見を発表しないことは、悪いことなのか。 竹刀が必須アイテムだった、女教師との思い出 | ADHD7つの肩書きで多動に生きるパラレルキャリアー雨野千晴のうっかり女子でも大丈夫♡なブログ

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頭の中が多動なADHD不注意優勢型・37歳で診断された超うっかり者の私でも、毎日楽しく生きられます♪失敗しても大丈夫♥自閉っ子&ADDタイプ兄弟子育て中シンママです。7つの肩書きで多動に生きる私の日常&パラレルキャリアについて。

ご訪問ありがとうございます!
はじめての方は、「はじめに①」「はじめに②」の記事から読んでいただけるとありがたいです(^O^)/

☆☆☆


私は子どものころ、かなり積極的な子どもでした(関心のあることには、ですが)。授業中も、わりと発言する感じの子どもで(ぼんやりしてて、聞いてないことも多々ありましたが(^▽^;))。



私が小学校6年生のときの担任の先生は、「とにかく子どもに発言させる」という方針の方でした。

そして、それは自主的なものでなければならないと。


かと言って、何か手立てを講じるわけではなく。


先生のとった手法、それは、


全員が発言するまでひたすら待つ というもの。



これね。「待つ」っていうと、なんとなく子どもの自主性を尊重して、おおらかに構えているイメージがあるかもしれないけど

この場合に限っては、実際はこうですからね。





もう、針のむしろ。
ヽ(;´Д`)ノ


しかも、この先生、(女性の先生ですが)なぜか竹刀を常に持っているという、マンガに出てくるようなキャラ設定の方で。(^▽^;)


口調も荒くて、

「おまえら!自分の意見も言えねーでどうする!!誰かが言ってくれると思ったら大間違いだぜ!!!(-_-メ」

ってな感じなんですよ。


いやぁ、こういう先生が存在できたって、ある部分では、「懐ふけーな、昭和。」という感もあるのですが。(^▽^;)


それでね。私は自分の意見をみんなの前で発表するのに、何の抵抗もない子どもだったので(この頃はね。)

そして、先生ラブIな子どもだったので


自分の意見はガンガン言い。

「なんでみんな黙ってるの!!!」とか言って意味不明に切れたりして。



えーと、その結果、

いじめられたりもしてました。

そりゃそうだ。超うざい女子ですね。(^▽^;)




そんな私だったのですが、教員になって、はじめて気づいたことがあって。


「みんなの前では極力発言しない」タイプのお子さんって、授業に参加する気がないとか、自分の考えがないとかじゃないんですよね。


むしろ、もんのすごく深く自分の思考を掘り下げてたりする。


それは、初めに何でわかったかっていうと、ノートです。


国語って、

読んだり聞いたりしたことについて、自分の考えを持つ

→他者と考えをシェアする

→それによって自分の意見をさらに深める 


みたいなところが今の主流だと思うのですが(もっと言うと、今はどの教科にもそういった国語力が必要とされていますが)



あの竹刀の先生みたいにやってもね、そんな展開にはまずならないですよね。(笑)


何かテーマに沿った話し合いをする場合には、まず自分の考えをまとめるために、ノートや何かに「書く」という手段をとることが、私は多かったです。


それで、その後に隣の人や、班の人とシェアする。


そのステップを踏んで、全体での意見交流に持っていく。


そうすると、いきなり「発表!!」となるよりは、ぐっと発言しやすくなります。


全体では発言できない子がいても、少人数の場でその子の意見を聞いた子が、それを拾って全体にフィードバックしてくれるということも可能です。

で、その最初の「自分の意見をまず自分で確かめる」段階で、

子ども達がノートに書いてるのを、見てまわるわけですよ。


そういうときに、普段押せ押せで発言なんかしないような子が、それはもう素晴らしい意見、他の子にはない視点、ものすごく深い意見なんかを書いてる場合が往々にしてあるわけです。


(余談ですが 

 それを、「これ、すごくいいね~!ぜひみんなにも教えてあげて♡」ってその子にだけささやいたり、赤ペンでこっそりノートに花丸書いてあげたりすると

 普段発言するのが苦手なお子さんも、頑張って発言できることもありました。)



そういったタイプのお子さんのひとり、Aくんとしましょう。


Aくんがぼそっと話すことや、ノートにまとめる意見は、まさにそんな感じで

みんなに気づきをくれる場面も多く

そんなふうに一年を過ごして行くと、だんだん発言をしてくれる頻度も増えていったのですが

基本はそんなガンガンいくタイプではないんですね。



もの静かに、穏やかに、でも自分のうちでは物事を深く掘り下げていっているタイプ

というか。


私は産休に入る前、せっかくのこの機会を生かそうと思って、子どもたちににハルの胎児時代(笑)の動画を見せて(私の産院は健診時の動画をサービスでくれるところだった)

赤ちゃんの誕生についての授業をしたりしてました。

子ども達の方でも、私のおなかが見た目にもどんどん大きくなっていくわけなので

すごく関心を持って、いろいろ聞いてきたりしたんですね。




でも、Aくんはわざわざ私に何か聞いてくるようなことはなかったんです。




そしてその後、産休に入り、ハルを出産して

ハルが6か月くらいになったころ、当時勤務していた学校の運動会へ、ハルを連れて行くことにしました。


ひとしきり子ども達の活躍を応援した後、休憩の時間に児童席へ子ども達に会いにいったんですね。


「わ~!!赤ちゃんだ!!!かわい~♡」って、まぁみんな群がりますよね。(笑)特に女子。


そんな子ども達の笑顔に、うれしく対応しながら

私は、少し離れたところにAくんが立っているのに気が付きました。



みんなが次の競技の準備のために、「先生またね~!!」と言って去り始めたころ


Aくんがそっと私に近づいてきました。





そして

「先生、(赤ちゃんに)さわってもいい?」

って言ってくれたの。




私はなんだかうれしくて、

「いいよ~!!」

って言ったら




抱っこひもの中に抱っこされていた、ハルの足の



ふくらはぎの部分をね。




Aくんは、そっと握って。




そしたら、Aくんの表情が

なんていうかな。大切な何かに気が付いた、というような表情に

ふわっと変わって。




「先生、赤ちゃんって、柔らかいんだね。」

って、言ったの。





その日、たくさんの子ども達がハルを見に来てくれたけど

そんなふうに言ったのは

Aくんだけでした。





そして、私はそのとき

「あぁ、Aくんは、もしかして今この瞬間のことを、ずっと覚えていてくれるのかもなぁ。」

って、思いました。





そんなAくんに、半年ほど前に再び出逢う機会がありました。

と言っても、直接会ったんじゃなくてね。


彼の作品に。


彼の撮った写真が、地域のコンクールで賞をとって

市民ギャラリーに飾られていたのを、たまたま目にしたのです。

「あっ!!!Aくんのだ!!!!\(゜□゜)/」

ってね。




その写真。



一輪のコスモスが、

目の覚めるような、真っ青の大空を背景に

気持ちよさそうに咲いていました。



風受けて優しく揺れているのであろうことが、伝わってくるような写真。






あぁ、Aくんだなぁって、思いました。



自分の考えをすぐに他者に伝えるタイプの人

内に込めて掘り下げていくタイプの人

これは、どちらがいいということではなくて。



すぐに発信することで、思いが他者と共有でき、より考えが深まるということは、とても素晴らしいことだし、その人の強みでもあると思います。

でも、その場で発表ができないことが、そういうタイプの人に劣っているかというと、それは全く違っていて。



こんなふうに、自分の内側に向かって語り掛けていく人は



その人の中で、長い時間をかけて

その思いが

いつかあるひとつの形となったとき


その人なりの表現方法で、表出してくる。



それを受ける側は

その人がそのときまでずっと、磨き続けていた

とても大切なものを見せてもらっているような気持ちになる。


そういう素晴らしさがあるんだって思います。



これから、子ども達が成長していって

まぁハルは、そもそも一般的な尺度で計れない人ではありますが

思春期になって、家族とは口を利かない!!みたいな時期に突入したときにも

その子の中には、その子なりの世界が広がっていて

たくさんのことを感じているんだって、忘れないようにしたいと思いました。



Aくんも、Aくん以外の子ども達も、

私が出逢った子ども達は、いつも私にたくさんの気づきを与えてくれました。

本当に、すべての人との出逢いに感謝するばかりの今日この頃です。



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