今日のブログは、自分の勝手な思いを
独り言のように書かせていただいたものです。
昨日の桂春蝶師匠の独演会の余韻がまだ収まりません。
沢山の方から嬉しいお礼のメッセージや、
これまたありがた過ぎる感想の投稿などを頂戴しました。
私自身の嬉しい感想は、とても書き尽くせないほどあるのですが、
今日は、私の勝手な解釈を書き残しておこうと思います。
それは、昨日の二つの噺、そして全体の構成についてです。
今回の独演会では、春蝶師匠に出していただく噺について、
「エルトゥールル号 約束の海」をお願いしますとだけリクエストさせていただきました。
マネージャーさんからのその後のお話では、
もう一つ、古典落語をやると思いますとのことでした。
春蝶師匠の「落語で伝えたい思い」シリーズ=新作落語も
当然素晴らしいのですが、師匠の古典落語も、本当に凄くて、
古典という縛り、制約(主には聞き手の頭の中にあるもの)がある中で、
自由奔放に演じられるその姿にも感銘を受けていました。
今回は、どのような古典落語が聴けるのだろうと、
軽い気持ちで考えていたところ、
春蝶師匠が高座にかけられたのは、
先代、2代目桂春蝶師匠の代表作ともいえる
『昭和任侠伝』というお噺でした。
このお話でも、しっかりと観客の心を掴み、笑いで会場を満たされた後、
その後のトークが凄かったのです。
父の話、枝雀師匠とのエピソード、
少年時代の自分のこと、
そして、先代が他界した51歳という年齢を迎えている今の心境。
深い深い、深過ぎる!お話をしていただきました。
途中「な?」という一言で、あやうく救急車出動か?!
という笑いも取られながら。
中入り後、
圧巻の「落語で伝えたい思い」シリーズの
『エルトゥールル号 約束の海』が始まると、
笑いを交え、会場に啜り泣きが広がっていきます。
私も涙が止まりませんでした。
このエルトゥールル号のお話は、
トルコと日本の物語、恩返しのストーリーなのですが、
春蝶師匠の噺には、師匠オリジナルのエピソードが入っています。
それは、父「ショウゾウ」と息子「サスケ」の話です。
父の生き様そして、もう一つの様を見て、
息子もそう生きたいと思う、あるいは引き継いでいきたいと思うものを受け取る。
どんな背中を次の世代に見せていくのか、
それは、実際の刺青ではないけれど、
生き様は、刺青のように消えないものとして残り、
背中を見ている者の目に鮮やかに写っているのだ。
自分は今、どんな背中を見せているだろうか。
強烈に問われた気がしました。
この感想は、あくまでも自分の勝手な解釈です。
ただただ、楽しくて、心震える時間だった、
その余韻を勝手にさらに楽しませていただきました。
感謝!
在り難い!・・・本当の意味は、It’s a miracle!


