下の写真は
右手の大きな建物が
奄美市役所
町の中心街ですが、
栄えているとは言えません。
講習の際、
奄美と練馬の比較を
見せてくれました。
10万人を超えていた
島の人口は6万を切りました。
(練馬区の人口は73万超)
65才以上の人口は
奄美大島全体で3割、
宇検村、大和村は4割
(練馬区は2割)
生産年齢人口率(15-64才)
は2人に1人。
平均年収は272万円
(練馬区は435万円)
高齢化は進み、
経済は衰退し、
仕事も無く、
生きていくだけで精一杯
と言う人もいました。
世界自然遺産の登録は
未来の希望です。
エコツーリズムにより、
経済効果が期待できます。
その大前提として
貴重な生態系を保全しなければなりません。
その対策として
ノネコ管理計画がありますが
放っておけば
約80匹の猫が殺処分されていました。
これから
観光を盛り上げようという時に
島のイメージを
損なうことにならないでしょうか。
※現状は、ノネコは島外の人達が引き取り、
殺処分されていません。
「奄美のノネコ~猫の問いかけ」の
第一章第二節
外来種としてのイエネコの評価は
「科学的で学術的な価値基準が優先され、
ここではイエネコは駆除されるべき対象でしかなく、
人の感情が入り込む余地はない。」
ただ、この価値感は
「人々の暮らしに溶け込んだ
家畜としてのイエネコに対するものとは
性質が異なる」(P26)
ノネコ問題では
この価値観の違いを
自覚しないと
議論は平行線になります。
第一章、第三節に
「世界的な社会実験としての奄美」
という言葉が使われています。
そのくらい、特別なのです。
_________
海外でのノネコ対策について
「欧米諸国では比較的大きな論争に
発展することなく殺処分される傾向にある」(P27)
駆除には
毒餌、箱罠、足罠(トラばさみなど)
狩猟、探査犬が使われます。
日本がどのような対策に進むか
しっかり議論をした上で、
社会的合意を得ていく
プロセスは必要でしょう。
__________
この猫の写真を役所の方に見せたら、
自分達がTNRした猫だと教えてくれました。
島でTNRや保護活動を進める人達と
奄美の猫を保護譲渡する私達は
対立する理由はありません。
計画や施策への論争とは別に
考えていけたらと思います。
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