娘との向き合い方が変わった、あるクライアントのストーリー。良かったら最後まで読んでください!!




彼女と最初に言葉を交わしたのは、プログラムの最後に行った懇親会のとき。





会が終わるその直前、彼女はドキドキしながら私に話しかけてきてくれました。


「こんなこと、聞いてもいいのかわからないんですが……」

声を震わせながら、彼女は話し始めました。


彼女には知的障害のある娘さんがいます。

そして、その娘さんが時折、癇癪を起こして物を投げたり、暴れたりしてしまう。

そのとき、どう対応すればいいのかわからず、ただ「嫌だ」と感じてしまう自分もいる。

そんな苦しい想いを、彼女は正直に伝えてくれました。


正直に言えば、私自身には知的障害のあるお子さんを育てた経験はありません。

専門的な対応方法を学んだこともありません。

だけど、彼女の言葉を聞いた瞬間に、その光景がありありと浮かびました。


もしかして彼女は、「障害があるから仕方がない」と自分の想いや感情をずっと我慢してきたんじゃないか?

心の奥でそう思いながら、感情に蓋をして娘さんと向き合っていたのではないか?


そう感じた私は、こんなふうに尋ねました。


「もしその行動を、別のご兄弟がしたらどうしますか?」

「発達に特性のないお子さんが、同じように物を投げたりしたら?」


彼女は、ハッとした表情を見せてくれました。


そのとき初めて気づいたんだと思います。

“言ってもわからないから”と、娘さんをどこか「別の存在」として扱ってしまっていたことに。

それは愛情ゆえでもあり、同時に「腫れ物に触れるような距離」でもあったのかもしれません。


私はこう伝えました。


「特別扱いする必要なんてないよ。」

「物を投げたら痛いよって言えばいいし、そんなに怒ってると悲しいよって伝えればいい。」

「“お母さん、何してあげたらいい?”って聞いてもいい。」

「“あっちの部屋で待ってるね”って、距離をとってもいい。」


本当に大事なのは、「違うから仕方ない」と線を引いてしまうことではなく、

どの子にも、人として、ちゃんと向き合うことなんだと思います。


彼女は深くうなずきながら、「やってみます」と言って帰っていきました。

そして数日後、彼女は本当にお嬢さんと向き合ってみたのです。


その体験を、彼女自身が綴ってくれたnoteがあります。

とても繊細で、あたたかくて、力強い記録です。


ぜひ、読んでみてください。


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