
久しぶりに お父さんの所に行った。
お父さんは 81歳なのに・・・一人で過ごしている。
こんな 階段やら 坂道だらけの 密集した住宅地に・・・。

「雪の日 どうしてたの?」
「雪かきした・・・・大変だった」
えーーーーー 階段の下まで 雪かきしたの? 誰もやってくれないの?
「誰も やらないさ・・・・・」

家の内部は 築50年も過ぎると ボロボロ・・・・。
3軒先の 土地は 家を取り払って 売りに出されているが
30年近く 買い手が無くって 空き地状態。

崖の上だし 道路が無いからね・・・・。
ーーーーーーこの辺 後100年したら 一体どうなっちゃうんだろう?
昔は 雑木林だった 山が公園になって こんな立札が

いいな 優しいね。
「猫に餌をあげないでください」
「鳩に餌をあげないでください」
こういうの 大っ嫌い!!
雪かきする人はいないのは みんな 年寄りばっかりだからかね・・・・。
まあ そういう 時代なんだろうね。

坂道の上から 彼方に見える富士山や 丹沢の山並み・・・・
私が立って撮影している場所は 昔 だだっ広い空き地だった。
幼稚園前の頃 お正月 ここでお父さんと 凧揚げをした。
お父さんは 凧を上げるのがとてもうまかった 誰よりも高く上がった。
子供の頃 ここから見た 富士山は もっと大きくて
もっと近くて すぐそこに 歩いていけそうな感じだった。

私もあと15年すれば 老人になる・・ いや もう少し 早い・・・・。
それは 間違いなく確実な事実なのだ。
(心は すでに 老女である)

子供の頃は なんにつけ 楽しかったのになあ。
楽しい事しか 考え付かなかった気がする・・・・・。
実家を訪ねるまえの時間、
医者の待合室で見つけた いいな と思った 一文。

老いてゆくのは 辛くてさびしいものだな・・・
そして 誰でも平等に 死んでしまうのだなあ・・・・。
と
この歳になると なんにつけ そんなことを考えるようになる。
死に顔同様、 私は 「死に方」を 選びたい・・・・
神様が 願いを一つ叶えてくれる といったら・・・・
「死に方」を 選ばせてもらうかもしれない・・・・・・
私は 恐がりで意気地がないから。