舌を頼りに 30年間食べもの絵日記を描き続けている 雑食性サラリーマンです。
食記・九州編より12・イカ活き作り
コロナ禍で最近は出張も減っているようだが、当時は本社とかから意味もなく出張してくる人間が多かった。人気の出張先だったのだ福岡は。とりあえず、ちょちょっとミーティングかなんかをして、あとは当然みなで一緒に夕食でもという流れになる。
そんな時、出張者に何が食べたいかと聞くと必ず「魚が食べたい」という返事が返ってきたものだ。問題はどちらの経費で食べるかということで、福岡営業所の毎月の接待交際費は潤沢ではなかったので、こちら持ちになりそうなときには大抵イカだった。
中洲あたりでイカの活き作りを食べれば安くはないが、まあ予算内で済ますことができる。それに太平洋側に住んでいる人間はイカの旨さを知らないことが多いので、イカで十分に感動させることが出来たのだ。個人的にはイカ刺し自体よりも、胴のところを食べた後に天ぷらにしてくれる、耳やゲソがプリプリしていて好きだったけど。
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