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これは本心だった。


10個近く年上の彼氏というのは、
同級生ほど単純じゃないし、いつも穏やかで優しい。


いや、優しいのはすごく嬉しいのだけど、
でも本当は、もっと違う面も見せて欲しいとも思う。


『若ぇなぁ。』


上野さんはカカカと笑いながら、
テーブルの上に無造作に置いてあったナプキンを取って、
回していたペンでキュキュキュと書き始めた。

きったない絵で、タンスがふたつ。


『?』


意味が分からないあたしを前に、
タンスのひとつにキュっと○をつけて、


『あのな、これがお前。』

『はぁ。』


隣のタンスにも、同じようにキュっと○をつけて、


『これが、おまえの彼氏。』

『はぁ?』


なに言ってんだ?この人?


『恋人ってさ。どれだけお互いの心の引き出しを見せ合えるかじゃねぇの。』

『え?』

『おまえが、自分から引き出しを開けないと、彼氏も開いてくれねんじゃねぇの。
 年とか関係なく、さ。』

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