おめでとう

卒業したでいいんだよね?

セレモニーがないからわからないわ。

結局…

なんだかまともな卒業式は

小学校の時だけだったね。

中学校の卒業式はあれはなんだ?って

感じだっから。

今になって思えば

中学受験当日に感じた違和感は

ずーっとそのままで

申し訳ない気持ちは常にあったよ。

それと同時に

君がもっと勉強してくれる子だったらと

何回も何回も思ったよ。

今更言っても仕方ないね、それが君だから。

高1のあの日…まさか没収されたスマホを

受け取りに行っただけだったのに

何時間も待たされて

まさかその展開で無期停学の流れになるなんて

想像もしてなかったよ。

は?なんで??っ

納得できない処分に腹を立てようにも

母親なんだから我慢しなきゃ

大人なんだから

息子を守らなきゃと思ったよ。

だけど、結果、あの学校を退学してよかった。

そしてそれが君にとって最善だったと思うけれど

転入したネットの学校は

あまりにも理解できないことだらけだったのも

本当の事なのよ。

ビルのワンフロアが学校と言われても

なかなか受け入れられなかったなぁ。

救いはコロナウィルス感染拡大で

最初はずーっとリモート授業だった事。

最初からネットの学校だから

リモート授業といってもそれが普通で

何の支障もなく授業していたね。

普通の高校生からネットの学校

伝統ある進学校からネットの学校

あの時に君はいろんなことを知ったし

味わったし学んだよね。

制服もなく

部活もなく

不思議な空間で生きてる君をみると

生きてるだけでよかったと

無理矢理に思い込んでいく感じだったの

制服姿の高校生を見ると

道端で泣いちゃったりしたのも本当なんだぁ

だってさ

こんなことは想像してないことだったのだから

秋になって

マミーの方がblogの中で信じられないことがあった時に君は言ったね。

大人って信じらんないね。

遊びにおいでって俺にも言ったのに

なんだよ、これ。って…

言った言葉に責任ないのかよって。

どんどんおかしくなっちゃうマミーに

マミーしっかりしろよって言ってたね。

何が起きたのか説明しながら号泣するマミーを

全部マミーのblogに書いてしまえばいい!と

怒っていて、あんな人間にだけは

俺はならないって怒鳴っていたね。

家族全員でマミーのケアをして…

心配かけてごめんね

春になって専門学校じゃないかもしれないと

言い出して…君は君の未来を考えだした

顔つきが変わっていくのを見てるのは

嬉しかったよ。

マミーじゃなく

自分で自分の未来を考えていたから。

君の高校生活はちっとも輝いてはいなかったかもしれない。プツ、プツと切れた生活だったけど

大切なことをたくさん知った時間だったと思う。

卒業旅行のために引っ越し屋さんのバイトして

ヘロヘロで帰宅して玄関で寝ちゃっている姿も

まさかの卒業旅行に一緒に行った相手が

君が退学するきっかけになった子だと知って

驚きしかなかったわ。

どうしてあの子と一緒に行くの?と聞いたら

笑いながら

だって友達だから。って言う君が

信じられないとマミーは思ったけれど

それが君の良さなんだと思うよ。


おめでとう

おめでとう

この先も君はたくさんのことに

ぶつかるだろ

でもその度に君は

自分で立ち上がっていけるよ