19世紀の大劇場「オペラ・ガルニエ」前編 からの続きです。
公演がない日は劇場
ホールもボックス席から
見下ろすことができます。
ガイド付ツアーですと
上の写真の左下部に、
写っている人々のように、
舞台そばまで近づけるもよう。
ホール内部はビロードの
赤とメッキの金を基調にした
5階構造で、席数は
ゆったりとした造りのため、
約2,000と少なめです。
観客席は舞台を観るだけでなく、
客席側も「観られる」構想で、
造られているそう。
金属製の構造は大理石、
漆喰、ビロード、金メッキで
覆われ、この構造が重さ8トン
にもなる、340の電球がついた
クリスタルとブロンズの
シャンデリアを支えています。
シャンデリアをめぐっては
1896年に、落下による
死亡事故が起き、
「オペラ座の怪人」の作者
ガストン・ルルーにとって、
有名場面の着想となった
という逸話があります。
そのシャンデリアの周りを
飾るのが、見どころのひとつ、
Marc Chagall(マルク・シャガール)
による天井画「夢の花束」です。
作品のモチーフは
オペラとバレエ。
もともとの天井画は
ジュール・ウジェーヌ・ルヌヴー
によって、描かれたもの
でしたが、1964年に新しく、
シャガールのものとなりました。
中心部分のアップ
館内には歴代の舞台衣装
なども展示されていました。
また、図書博物館
(フランス国立図書館)には
上演演目の楽譜が収められ、
舞台の立体模型や
絵画や写真などが
常時展示されています。
こちらは劇場ホールの
天井画がシャガールに、
差し替えられる前の
ジュール・ウジェーヌ・ルヌヴー
による天井画「ムーサたち、
昼と夜」の複製縮小版。
ムーサとは詩歌・芸術を
司る9人の女神たちです。
シャガールの天井画は
ルヌヴーの天井画の上に、
板を張り、描かれているので、
ルヌヴーの天井画は
今もそのままです。
これを見ると
「う~む、シャガールに、
替える必要あった?
ルヌヴーのままで、いや、
むしろ、ルヌヴーの方が
劇場にマッチしてない?」
と思ってしまうのですが、
皆さまはいかがでしょう?
しかし、これには長年、
舞台照明に、使われきた
ガス灯で、煤けた天井画を
一新するという理由が
あったのです。
シャガールはフランス国籍を
取得したものの、ロシア出身。
当時、国の重要建造物を
外国人に任せるのかと
大論争が巻き起こったそうです。
一階のブティックではなんとも
可愛らしいバレエ用品や
インテリア商品、
小物や書籍などが
販売されています。
外観からは想像もつきませんが、
オペラ座の屋根裏では
養蜂も行われていて、
お値段お高めですが、
そこで採れた貴重なハチミツも
運が良ければ、ありますよ。
世界で、最も美しい劇場と称され、
他国の劇場のモデルにも
なっているパリのオペラ座。
豪華絢爛の内部は
一見の価値ありです。
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◆ Palais Garnier
Website https://www.operadeparis.fr/




















