2015年8月12日(水)。
この日は、退院後初めての外来診察日だった。
頭痛や吐き気、小脳失調の症状も見られず、状態が落ち着いているので、20日の手術は見送ることになった。
ただ、「今後も定期的に検査をして手遅れにならないよう我々が、しっかりと診てゆきますから安心してください」とのH先生の言葉にビクリとした。
「手遅れ」
この言葉の先にある「死」に一歩近づいているような感じがして、言いようのない不安と恐怖に襲われた。
やはり、良性とされる腫瘍であろうとも、頭蓋内に出来てしまった以上、いつまでも放置しておいて良いワケがない。
もしも、自分の年齢が70〜80歳代くらいならば、腫瘍が命を縮めるより先に自らの寿命が来るかも知れない。
でも、5年後も10年後も頭の中の腫瘍が大きくならず、悪さもしないで居てくれるとは到底思えなかった。
話は逸れるが、昨年は脳腫瘍に関する巷の話題が多かったような気がする。
自分が脳腫瘍患者となり敏感になったことも手伝ったかも知れないけれど。
日テレ「24時間テレビ」内恒例のドラマは、Hey!Say!JUMPの山田涼介君主演で山田君が脳腫瘍(たぶんグリオーマ?)に侵されてしまうという実話を基にした内容だった。
他にも香里奈さん主演で脳腫瘍をテーマにした連続ドラマがあったけれど、私は怖くて見られなかった。
この病気を取り扱う以上、結末は悲しいものになるであろうことは容易に想像できたから。。。
とにかく、脳腫瘍に関する情報に敏感になり、精神的にもキツい時期だった。
そんなこんなで悶々としていた9月20日の日曜日。
またもや激しい頭痛に襲われ、病院に駆け込んだ。
脳外科の先生は不在で整形外科の先生が当番の日だったけれど、休日の救急外来で頭部のCTを撮って貰った。