今日は博物館で「第一回防災講演会」が開かれました。
沿岸地域に住んでいる私には とても関心がある講演会でしたので
参加してきました。

まず最初に 江戸川区の元土木部長 現江戸川区環境促進事業団理事の
土屋信行さんが 東日本大震災での被害状況と千葉 及び 都内における
液状化の実態と 江戸川区の防災の取り組みについて
講演されました。

仙台の津波の様子を時系列で4ヶ所のカメラから映し出された映像を見て
改めて恐怖を感じました。

そして江戸川区は海抜0kmであるため
治水には人一倍気を使う土地柄であることから
避難にも長距離を余儀なくされる実態も。

某議員から スーパー堤防の予算は「無駄」と仕分けされてしまったために
江戸川区では このような長距離の避難経路をたどらなくては
ならなくなっています。

次に 平塚博物館学芸員の森さんから
地質学に基づいた 相模平野の地形と平塚の地盤について。
そして 津波シミュレーションを解説してくれた
「災害から未来を守る会」の西岡哲さんのお話がありました。

率直に言うと
平塚 および 大磯 小田原方面では
高津波が起き難い地形だということ。
相模トラフが 海岸から近い為に
相当の深さがあり
津波が高くなることを防いでくれているようです。

危険なのは 海水浴場とかがある遠浅の海ということでした。
深い場所で発生した断層の圧力が
大きな波を伴って海岸へ押し寄せます。
そこから 海岸まで 浅い海底が続いていくうちに
大きな圧力そのままの力が 高い津波になって襲い掛かってくるのです。

そして地形としては 川が築いた地盤がもっとも危険で
昔海であった地域の地盤は大丈夫とのことでした。
事細かい話は私には難しくて説明がうまくできない^^;

湘南地域は古代は深海であったため
砂州や砂丘で構成されており
水捌けもよいことから液状化になる地域も限られているようです。

以外にも平塚地域でもっとも危険な場所は
山側の地域で 軟弱地盤が10~20mもあります。
東日本大震災の影響で液状化やブロック塀が倒壊した場所も
この辺りがもっとも多かったといいます。



話が長くなりました。

では 私たちが防災で何を一番重要視すればいいのか。
どうしたら生き延びられるのか。

土屋さんはおっしゃいました
「お祭りをすることです!」

え?って思いました。

「お祭りをすることは 地域の繋がりをより強固にします。
今回の東日本大震災で被災された地域でも
被災者は沢山いても 死亡者が少なかった場所では
地域のつながりがより深かったところになります。
隣のおじいさんがいない 誰さんのおばあちゃんはどこだ
○さんの家が倒れた みんなで引っ張り出せ
このように地域の人たちが助け合い励ましあったところが
一番だったのです」

昨今のご近所さんの薄い関係は
楽かもしれないけれど 自分が箪笥に挟まれて動けなくなったとき
だれも気付いてくれない事態になります。
避難所へ行っても 隣の人の名前も知らない
死んだのかどうなのかも解らない
まだ生きていて助けを求めても そんな声など届かない。

何よりも大切なのは 地域の繋がりであること。
それが自分や自分の家族を守る一番のことなんです。


「あなたは守れますか?
今 迫り来る 大災害の危機」と銘打たれた今回の防災講演会。 

地震が起きることは いつになるか解りません。
東北の人たちも 3月11日のあの時間まで
まさかこんなことになるとは予想もしていませんでした。
「いってらっしゃい」と送り出した家族に
「おかえりなさい」と迎える夜になると 思っていました。

大切なことは 自分だけではないこと。
いままさに地震が起こったとき
あなたは隣の家の人に 声をかけられますか?
「おじいちゃん大丈夫?」「○さん!いますか!」
その声が 人の命を救うかもしれません。

防災意識を高め準備をすることも大切です。
でもいくら準備をしていても
自分が動けない状態だったら?
隣の人が声をかけてくれた 箪笥に挟まっていた自分を
助け出してくれるかもしれません。

一番大切なことは
災害にあったときに「減災」を意識すること。

それには地域の人とのつながりが
もっとも命を救う近道になるのです。

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