広島☆アダルトチルドレン、
愛着障害を乗り越え幸せに生きる!
カウンセラー渡辺みかです。

「偽りの自己」

子育てしている時に、役に立っていた本が、
ドナルド・W・ウィニコットの
「赤ちゃんはなぜ泣くの」でした。




赤ちゃんのころ、母親に心の中の、
喜び、恐怖、混乱、不満など、
あらゆる感情を敏感に、愛情をもって
感じ取ってもらうこと、が満たされれば、
自分は基本的にはよい存在であると、
実感できるのです。


子どもの心をあるがままに
映し出してやることができないと
その子は、自分を価値ある存在と
感じられないかもしれません。


例えば、
2歳の○○ちゃんのお母さんは、
とても支配的です。
なんでも発案し、計画し、監視し、
完了させていました。


おもちゃで遊ぶか、どうするか、
どのように遊ぶか
「上下に振るのよ、床にころがしちゃいけません」
いつ遊ぶのをやめるのか、次に何をするか
「はい、じゃあ次はかわいいお人形よ」と、
すべて母親が決めてしまいます。


○○ちゃんが、こころでどう感じて、
何に興味をもって、何に興奮して、喜ぶのか、
母親は感じとれません。


○○ちゃんは自分なりの、切り抜け方を見つけました。
次第に、母の言いなりになることを覚えました。
母親の口出しを避けたり、逆らったりする代わりに
宙に謎の視線を向けるようになりました。
自分の活力を抑えつけるやり方は、ずっと続きました。


子どもの経験に共感し、あるがままにうけいれて
やることができない母親は、子どもから
感情を奪っているとも言えます。
ウィニコットの言う「偽りの自己」を形成して
しまうのです。
自分の活力を犠牲にして、誰かの望むような
自分になってしまうことです。


そのまま大人になると、映画や演劇をみても、
自分がどう感じているのかよくわからない、
自分が何をしたいのかわからない、
ということになります。



いかに乳幼児期のこどものこころを共感して受けとめることが
大切かがわかりますね。




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