紅花が満開になるのは6月末頃ともう少し先、咲き始めは黄色、徐々に赤色が増します。

キク科でもアザミのような棘があるため、朝露を含んだ早朝のうちに花摘みされます。


花を発酵、乾燥させて作る紅餅。

最上舟運で酒田に集められ、北前船で京都に運ばれ、天皇や貴族などの衣装、伊勢神宮の伝統的な装束などに使われた。日本の伝統文化の成立に大きく貢献しました。


幕末当時は貴重品、米や金より高価に取引きされ、莫大な富をもたらした。江戸で派手に遊んだ豪商のことを紅花大尽と呼んだ。

歌舞伎役者の隈取り、遊女が用いる稀少な天然染料、化粧品でもあった。




【 最上川源流よねざわ紅花プロジェクトより】

紅花のルーツ

紅花の原産地はエジプトやイスラエルとされており、シルクロードを渡って世界各地に広がりました。その後朝鮮半島経由で染色技術と共に日本に入って来たとされています。


エジプトの遺跡から発見されたミイラには紅花で染めた布が巻いてあり、既にその頃から紅花に含まれる黄色い色素成分に防虫効果があることを知っていたようです。


3世紀の纏向遺跡(まきむくいせき)から紅花の花粉が大量に発見されたことから、この頃には日本に紅花が伝来していたと考えられます。

山形県には室町時代末期頃に伝わったといわれています。全国各地でも、その頃には紅花が栽培されていたという記録があります。中でも山形は、紅花の栽培に適した気候、風土だったため栽培がとても盛んに行われるようになりました。