芙美花、
「…で…???…睦美さんの声…。」
3人を見て。
汐梨、
「あ。」
睦美を見て、
「睦美さん…???」
睦美、耀司を見て、
「耀司さん、ほら。階段から落ちた。」
瞬間、耀司、
「あっ。」
思わずフィンガースナップ。そして、
「はいはいはいはい。あの時ね~~~。うんうんうんうん。河原崎栄伍~~。その人~~。」
睦美、
「でぇ~~。河原崎栄伍さんマネージャーがぁ~、救急車、呼んでくれて~~。その救急車の後を~、晄史と誓が、タクシー捕まえるのに、自分たちの車でねぇ~~。病院まで~~。…確か、あの時の、晄史が貰った名刺の名前が~~、マネージャーの辻元香世子さん。完璧に覚えてる。」
耀司、その話に、
「うんうんうん。確かに。…って、睦美さん、凄いや。かかかか。俺なんて、今、言われて、やっと思い出した。」
汐梨、
「まっ。このでくの坊だからね~~。」
いきなりムカッとした顔で耀司、汐梨に、
「うるさいわぃ。」
思わず睦美、クスッと。
汐梨、睦美に、
「…って言うか。…そうだったんだ~~。…私は…、電話で病院に行って、まま、事情を聞いただけだけどね~~。」
芙美花、
「…で、おとうさんは、左肩と右足ね~~。」
睦美、3人に、
「その節は、たいへん申し訳ありませんでした。」
申し訳なさそうな顔でペコリと。
耀司、思わず睦美に、
「おぃおぃおぃ。」
汐梨、
「かかかかか。な~~んで~~???…でもさ、あの時の事があったから~~。尚の事、兄さんと~~。」
そんなふたりに睦美、思わず両肩をチョコンと上下に。
僅かに顔を引込めるような感じで。そしてニッコリと。
汐梨、思わず睦美に、
「やだ~~~。」
目を真ん丸して大声で、
「睦美さん、可愛い~~~。もぅ~~~。」
耀司もニコニコと。
「ははははは。」
そんな3人を見て芙美花も、ホッコリと。
睦美、汐梨に、
「…で、汐梨さん。…その、辻元さんのお相手の方って。」
耀司も、
「あ。うんうんうん。」
すると。汐梨、ふたりにニンマリとした顔で。
「ニシシシシ~~~。」
耀司、眉間に皺を。そして右目を歪めて、
「なんだよ、そのニシシシシ~~。」
汐梨、
「まま。とにかく芸能関係だから、とにかくびっくり。でぇ~~。当然、睦美さんのピアノ生演奏~~。決まりました~~。かかかか。」
いきなり睦美と芙美花、仰天した顔で、
「え―――――――っ!!!」
睦美も芙美花も口に両手を。
芙美花、
「凄~~~い。」
耀司、
「かかかかかか。うんうんうん。」
睦美、嬉しさ満面で、
「あ~~~ん。」
汐梨、
「…って事でぇ~~。そのお相手。まぁ~、一般企業の社員さんなんだけど~~。兼倉(かねくら)損害保険の結城光也(ゆうきみつや)さんって方。何でもフレックス制の社員さんなんだって。」
耀司、
「ふ~~ん。」
睦美も芙美花も汐梨と耀司に、
「フレックスって…???」
「あん。つまりは、自分が働きたいときだけ、会社に来て仕事をするって。簡単に言えば、そんな社員。」
芙美花、
「うそ。そんなのあり…???」
耀司、そんな芙美花に、
「うん。あるよ。ただ。一定の労働時間は定められているから~~。労働時間、つまりは~~。自分の働く始業、働き始めた時間と~~、終業時間。仕事を終える時間、この時間を自分が決められるって訳。世の中、いろいろとあるからね~~。自分のライフワークで、この時間は忙しい、家庭の事情もあるから。」
芙美花、
「へぇ~~ぇえ~~。」
汐梨、
「…で。辻元さん。この方は元々は、元編集者さん。引き抜きで芸能プロダクション創健社に入社したんだって~~。でぇ、その理由がぁ、編集者時代の年収400万より増額の650万で決めたらしいんだけど~~、現在の年収は800万。超ベテランマネージャー。」
耀司、思わず、
「凄ぇな。マネージャーって、そんなに所得。」
汐梨、
「あん。でも…そうでもないらしいわよ~~。だから~、超ベテランマネージャー。今の河原崎栄伍、見てれば、納得でしょう~~。」
語尾を上げて。
耀司、
「あ、そっか~~。」
「で。」
汐梨。
「河原崎栄伍との番組の打ち合わせで一緒になった人が、その結城光也さん。損害保険のコーナーでの打ち合わせ。…で、思わず、インプレッションで気に入り、「この人」と、思い付いて~~、付き合い始めて~~。辻元さんからプロポーズ。光也さんは30歳。あ。そして~~、その、辻元さん。睦美さんと同い年の38~~。」
瞬間、睦美、目を真ん丸にして、口に両手を。
「わっ。凄い。」
汐梨、ニッコリと。
「でぇ。ピアノ生演奏と評判になっている~~、セレモニー花柳を~、友人から紹介されての結婚式の申し込み~~~。」
耀司、
「へぇ~~。凄ぇや。」
「挙式は6月の20日。まっ。平日だけどね~~。ごくごく内輪での挙式でって。」
「な~~るほどね~~。まっ。芸能人、忙しいから。」

ママでいい…。 vol,336. 「編集者時代の年収400万より増額の650万で決めたらしいんだけど…。」
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