今度は耀司、睦美を車で。
…そして、駅まで。
睦美、車から降りて。耀司、助手席の窓を開けて。
睦美、耀司に、
「じゃあ、芙美花さんの事、お願いします。」
その声に耀司、頷きながら、
「うん、分かった。ありがとうね。」
睦美、
「じゃあ、また、明日。あ、カレー、まだ残ってますから、明日の朝には、鍋ごと、温めて食べてください。もし残ってもまだこの時期なら昼まで大丈夫ですから。」
耀司、コクリと。
「うん。分かった。」
「じゃ、おやすみなさい。」
耀司、ニッコリと。
「おやすみ~~。」
睦美、手を振りながら駅に。
耀司、その姿を見送って車を…。
耀司、家に帰って、すぐさま日中に宮前から言われた事を…。
既に芙美花の氷枕は…。
そして…。宮前から言われた通りに氷枕を。
…深夜1時。まだ、この時点では芙美花、体温、38度2分。
「まだ…、38度…かぁ~~。」
その後、2時間毎に…。
枕元でスマホにラインの通話音。
耀司、
「うん…???」
そして、
「おっと~~~。」
すぐさまベッドから起きて、スマホを片手に、そのままスワイプ、
「あ、はい。」
スマホから、
「もしもし、耀司さん。」
耀司、
「あ、あ~~。…睦美さん。あ~~。…寝てた。」
「芙美花さん。」
耀司、すぐさま、
「おっと。」
スマホを耳にしたままで部屋のドアを。
そして、自分もマスク。そして、グローブを。
2階に。
そして、芙美花の額に左手を。
「ん…???」
暁美はキッチンで朝食の準備。
睦美、リビングのテーブル。椅子に座ったままで耳にはスマホを。
耀司、
「芙美花~~。」
そして、体温計の…。
「お~~。37度3。」
そして、スマホに、
「37度3。下がってるぅ~~。」
睦美、声を聞きながら、
「うんうんうん。下がってる。」
暁美、
「芙美花さん。何度だぃ。」
睦美、
「37度3。」
「そうかぃ。」
ニッコリと。
「じゃあ、このままなら、病院。」
睦美、その声に、
「うん。」
そして、
「耀司さん。氷枕、溶けてたら、また、新しいのに交換してください。そして…。7時過ぎに、一度、冷蔵庫からヨーグルトとゼリーを。そして、プリンも。冷蔵庫に入ってます。」
耀司、スマホに、
「了解。」
そして、そのまま階段を。
芙美花、
「ん、ん~~~~。」
頭を動かし、
「…ん~~。朝…???」
既に辺りは明るい。そして、芙美花、
「寝~~た~~~。」
耀司、冷蔵庫を開けて、
「おほ。うんうんうん。」
睦美、
「それを。芙美花さんの好みに合わせて。」
耀司、
「了解。」
そして、再び、2階に。
ベッドに。
「芙美花。」
芙美花、目を開けて、
「…おとう…さん。」
「はは。熱、下がったぞ。ただ。まだ、37度はあるけど…。」
芙美花、
「う、うん~~。」
「…で、どんな感じ…???」
「う、うん。…とにかく、寝てた~~~。…意識は、あるけど…。まだ、とにかく。…体…、だるい。」
耀司、
「うん。確かにな。」
通話は、まだ、繋がっている。ボソボソと聞こえてくる声。
睦美、黙ったままでスマホを耳に。芙美花の声を聞きながら。そして、頷きながら。
芙美花、父に、
「おとうさん、スマホ。」
耀司、テーブルに置いてある芙美花のスマホを。
芙美花、布団から両手を。
左手で持って、一度、右手で鼻の下を撫でて、そして画面に。
景織子から。そして、千愛から。芙美花、
「…え…???…詩乃も…???」
耀司、
「あぁ。詩乃ちゃんのおかあさんから昨日、電話で、詩乃ちゃん、インフルって。」
布団の中で芙美花、
「そっかぁ~~。詩乃も…、インフル。」
耀司、
「おっと。」
そして…、テーブルに置いた自分のスマホ。スピーカーにして、
「睦美さん。」
芙美花、瞬きして、
「え…???」
スマホから、睦美の声、
「芙美花さん…???」
芙美花、
「あ、睦美さん。」
睦美の声、
「おはようございます。」
まだ弱々しい声の芙美花。スマホに、
「おはようございます。」
耀司、
「昨日、芙美花にお粥とヨーグルト。そして食事の準備から何までやってくれた。」
芙美花、
「そうなんだ~~。」
スマホから睦美、
「芙美花さん。朝、もし、食べれたら、昨日と同じ、ヨーグルトかゼリー、それに、プリン。…食べたいもの、食べて~~。耀司さんには言ってあるから。」
芙美花、その声に、
「うん。あ、ありがとう。」
「どういたしまして。あ。…それから。出来れば、今日、病院に受診。」
耀司、
「あ、そうだ。師長からもそれは言われた。」
芙美花、
「あ、うん。」
睦美の声、
「ゆっくりとでいいです。少しずつ、体、動かしてみてください。」
芙美花、布団の中で…。ただ、体…、未だにだるい。スマホのデジタルを見て、
「6時…、45分。かぁ。…って言うか、おとうさん…???」
耀司、
「うん…???」
「おとうさんのマスク、久し振りに見た。」
耀司、その声に、
「仕方、ないだろ。」
睦美の声、
「あは。」
「おまえがインフルになって、俺にまで。」
そして、一拍置いて、芙美花に、
「なぁ。…それに、今や汐梨までインフル。」
芙美花、可笑しがりながら、
「…だよね~~。」

ママでいい…。 vol,313. 「冷蔵庫からヨーグルトとゼリーを。そして、プリンも。冷蔵庫に入ってます。」
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