理江子、圭衣子と励と一緒に。
「課長…、とにかく凄かったもんね~~。」
「まっ。でも…、あれで、ぷっつりと緊張感、取れて…。今、正に、ドドドッと。」
理江子、滑舌の良い声で、
「だよね~~。半端ない緊張感とそれ以上の達成感よ。重圧なんてとんでもないくらいだったんじゃ~~。…実はね、私も佐津香さんや菜帆子さんも、袖でサポートしていたんだけど、はは。3人共に目が潤んでるのよ~~。それくらい近くで見ていて素晴らしかったから~~。」
圭衣子、その声に、
「うんうんうん。分かる分かる。」
励も、
「私たちにもぐんぐん伝わってきてたから~~。」
ようやく小埜瀬と順平の部屋に入って、小埜瀬をベッドに。
佐津香、菜帆子、
「ふ~~~。」
順平、小埜瀬に、
「とにかく課長、お疲れ様でした。じゃあ俺、先に戻ります。」
佐津香も菜帆子も、
「うん、分かった。お願い。」
レストランに戻った順平に寿永流、
「大丈夫でした、小埜瀬課長…???」
そんな寿永流に順平、笑顔で、
「えぇ。…それに…、佐津香さんと菜帆子さんもいますから。」
寿永流、ニッコリと、
「ですよね。」
圭衣子、励、
「順平~~。課長~~。」
順平、ふたりに、
「あ~~。大丈夫だ~~。」
取締役とグラスを交わしている吉竹も、
「おぅ、順平~~。小埜瀬さん…。…と、言いたいところだが…。まっ。大丈夫だな、佐津香さんと菜帆子なら。」
順平、ニッコリと。
その5分後には佐津香と菜帆子もレストランに。
…そして…。
「日本では既に、日が変わってる。」
舞桜。
「多分、夜のニュースで、今度の事も、日本では話題になっていると思う。テレビ局でも、今回の事は、特別番組として取り扱うみたいだから…。…そして、何より、ますます忙しくなってくると思う。エレガンサ化粧品の社員ひとりひとり、今まで以上に気を引き締めて。お願い。」
その声にメンバー全員、
「はい。」
「では、解散。」
それぞれが、それぞれの部屋に…。
理江子、佐津香に、
「小埜瀬課長…。」
と言って、すぐさま、
「まっ。将来の奥様がいる事だし。」
ニコリと。
「うそ。将来の奥様って、誰ですか???」
いきなり理江子の後ろから圭衣子。
その声にいきなり歩み止める佐津香と理江子、同時に、
「びっくりした~~。」
理江子、
「圭衣子さん励さん、いつの間に…???」
「たった今です。」
励、顔を歪めて舌をチロリと。
何と、圭衣子と励、コソコソと佐津香と理江子の後を着いて来ていたのだった。
理江子、そんな励に、こちらも困ったような表情で、
「え~~~ぇえ~~???」
圭衣子、理江子と佐津香に、
「ねねねね。課長の将来の奥様って…???」
励、
「佐~~津香さ~~ん。」
そこに小走りで歩いてきた菜帆子。4人を見て、
「ん…???…どしたの…???」
理江子と佐津香、バツが悪そうな顔をして…。
菜帆子、その表情に目をパチクリと、
「うん…???」
凡そ3秒…。
理江子、佐津香と菜帆子に、両手を合わせて、頭を下げて、
「ごめんなさい。」
すると菜帆子に圭衣子、励も、
「うん…???」
佐津香、思わず、
「ぷっ。」
そして、
「はいはい。バレました~~。…って言うか、まっ。しょうがないわね~~。」
「…って、もしかして…???」
菜帆子。圭衣子と励を見て、
「圭衣子、励…???」
圭衣子と励も、菜帆子に見つめられて、何かしらバツが悪そう…。
圭衣子、
「あ、いや…。私は別に~~。ただ、理江子さんが…、課長に、将来の奥様がいる事だしって…、って言ってたから~~。」
菜帆子、
「はっ…???」
佐津香、菜帆子に、
「いやいや。私たちも、周りに誰もいないと思って。ついつい。」
理江子を見て困ったような顔をして、
「ねぇ~~~。」
理江子、右目を瞑って。こちらも舌をチロリ。
菜帆子、思わず、
「わ~~~お。」
圭衣子、励、急かすように、
「ねね。課長の将来の奥様って~~~~???」
菜帆子、顔をぐらりぐらりと、
「やれやれ。…なんとも。」
そこに吉竹と順平。
「おぅ。」
「何してんの…???」
佐津香と理江子、吉竹を見て、まさかの、変顔。
菜帆子、
「実はね~~~。」
その声に順平、顔を傾げて、
「ふん…???」
佐津香、
「はいはい。小埜瀬課長と、私、お付き合い、させていただいておりますぅ~~~。」
順平、いきなり、口をおちょぼにして、
「うっ。」
いきなり圭衣子と励、
「え―――――――――っ!!!」
吉竹、
「ちょちょちょちょちょっ。おぃおぃおぃおぃ。え~~???…佐津香さ~~ん…???」
「…って、3人共、声が大きぃっ!!!」
佐津香。
瞬間、吉竹と圭衣子、そして励、
「あっ。」
吉竹、
「あ、いや…。…って、え~~~???…佐津香さん…???」
順平、
「あぃや~~。」
そして菜帆子を見て…。
菜帆子も順平を見て、そして佐津香と理江子を見て、
「な~~んかねぇ~~。」
またまた吉竹、今度は顔をグンニャリとさせて、
「佐津香さ~~ん。」

好きになれない。 vol,250. 「課長…、とにかく凄かったもんね~~。」
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