茉祐子、ただ呆然と立ったままで…。
巴は、口を尖らせて…、こちらも目をパチクリと…、
「…と、言う事は~~。」
瑛輔、自分の言った言葉に、スタッフたちの反応に、机の上で縮こまりながら…。
千晶、巴、そして和歌葉、ゆっくりと茉祐子を見る。
凛花と朱莉も…。
巴、
「もしかして…。瑛輔…、茉祐子を…。」
迅、思わず、口笛を…、
「ヒュ~~。」
いきなり真っ赤になる茉祐子、そして、口を真一文字に…。ゆっくりと椅子に座る。
迅、両手をパン。
「は~~い、仕事、仕事~~~。」
その声でスタッフたち、仕事に入る。
勇吾、瑛輔の右肘を左肘で突っついて、
「おま…、うそだろ。…もしかして…、茉祐子…好きってか…???」
そんな勇吾に瑛輔、困った顔をして…、
「あ~~。いや~~~。」
そんな瑛輔を見て勇吾、顔を凹ませて、
「いやいやいや。おぃ。なんと…、分かりやす~~~。」
茉祐子、まだ口を尖らせたままで…。
そんな茉祐子に千晶、頭の中で、
「あっちゃ~~。私の予感…的中~~。やっぱ、瑛輔…。あん時から、ちょっと…、気になってたんだよね~~。エレベーターで、やたら…マユの前で赤くなるから…。」
そして、
「マユ~~。」
小さな声で…。
茉祐子、キリッとした顔でパソコンの画面を見つめて、
「ごめん。話し掛けないで…。」
千晶、途端に目を真ん丸に…、口をポカ~~ンと…、
「は~~い。」
そしてそれから数秒…。
黙ってパソコンを見つめてる茉祐子を見て千晶、
「…???…マユ…???」
すると茉祐子、いきなり右の目尻からツ~~と、涙が…。
すかさずその涙を誰にも気付かれないように右手で拭って…。
瞬間、千晶、
「マユ…。」
茉祐子、静かに、
「ふぅ~~~。」
そんな茉祐子を見ながら千晶、茉祐子の椅子に自分の椅子を…。
そして茉祐子の左肩に左手を…。茉祐子を抱くように…。
茉祐子、
「うん。」
小さく、
「ありがと。」
「まさかね~~~。瑛輔が、茉祐子を~~???」
和歌葉。
ダニエルとルーシー、そんな和歌葉の声に、
「ン~~~???」
千晶、そんな和歌葉の声に、
「ぷっ。」
巴、
「いやいやいや。びっくりしたわ~~。」
茉祐子、
「もぅ~~。やめてよ~~。」
ルーシー、
「ン~~~???…ナニナニ…、ドウシタノ~~???」
千晶、
「まっ、ここに、肝心の瑛輔と勇吾、いないからいいけどさ~~。」
茉祐子、
「…だから…、ライチ~~。もぅ~~。」
和歌葉、
「まっ、勇吾は…今日も…、デートだろうし…。」
ルーシー、
「ワオ。ユウゴ…、デート~~???」
その瞬間、千晶、茉祐子、巴、すかさず口に右手人差し指を立てて、
「シ――――――ッ!!!!」
そんな4人にダニエルも、
「ワオ。」
目を真ん丸に…。そしてニッコリと…。
ルーシー、4人に、
「ネェネェ、エイスケガ…、ドウシタ~~???」
目を丸く、4人の顔を見ながら…。
すると4人もお互いを見ながら、目をキョロキョロと…。
巴が…、
「瑛輔が…、どうやら…、茉祐子の事…、好き…らしい…。」
その声に千晶と和歌葉、目を真ん丸に。
茉祐子は口をへの字に…。
瞬間、ダニエルとルーシー、
「!!!!!」
ダニエル、
「What's???」
ルーシー、
「What do you mean…???」
ダニエルもルーシーも顔を見合わせながら…。
そしてルーシー、困ったような顔で4人に、
「エヘ~~~???」
ダニエル、
「ヒュ~~~。カカカカ、ワンダフォ。」
そしてルーシーにウィンクを…。
ルーシー、茉祐子を見て、
「マユ~~。」
茉祐子、そんなルーシーに、レモンハイの入ったグラスを両の手で握りながら、
「いや。ただ、瑛輔の口から、その…。…私の事…???直接聞いた訳じゃないから~~。」
そこまで言って、右左首を…、
「ねっ、みんなだって…、そんな…。」
右側隅の和歌葉、
「でもさ~~。あまりにも…、あれは…。分かりやす過ぎる…。何て言うの…、シチュエーション…???……。しかも…茉祐子の方をしっかりと見て…、だもん…。茉祐子の事、好き以外に…、なにものでも…。」
巴も、
「うんうん。…それに…、課長もチーフも、朱莉さんも、いる…。その状況下で。」
茉祐子、そんな和歌葉と巴の声に、
「ふぅ~~。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.215. 「もしかして…。瑛輔…、茉祐子を…。」
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