結局、2日で返事をすると言う約束が…。
翌日には…、茉祐子、愛耶乃の前で、
「……と、言う訳で…。篠田先生の言うとおりに。前向きに…、と言う事で…。」
愛耶乃、その声に、クスリとにこやかに、
「じゃ、いいのね。引き受けて…。」
「はい。よろしくお願いします。」
愛耶乃、
「分かった。」
そして、
「じゃ。いらっしゃい。」
愛耶乃、茉祐子を引き連れて本部長室から…。
そして、
「みんな~~。茉祐子、モデル。引き受けることにした~~。」
その声にスタッフ全員、万歳とガッツポーズ。
「わ~~~。」
「イェ~~イ。」
「ッシャ~~~。」
「OK~~~。」
愛耶乃、
「増々、忙しくなると思うけど…、みんな~~。お願い~~。」
スタッフ全員、
「ハ~~~イ。」
そして、その返事はすぐに愛耶乃から篠田真理の事務所に。
アシスタントの佐那が事務からその電話を受け取る。
「ほんとですか~~。ありがとうございます~~。はい。先生には、私の方から…。は~~い。……。えぇ…。詳しくは…後日。こちらの方から連絡させて頂きます。どうもありがとうございました。早くのお返事、お礼申し上げます。失礼いたします。」
そして通話を切って佐那、ガッツポーズ。
「うん。ヨシ。」
そして他のスタッフに、
「エクレール、モデルの件、OK出た。」
その瞬間、スタッフたち、両手を挙げて、
「わぁ~~~。」
愛耶乃、通話を切って、
「ふぅ~~。これで、ひと段落…かぁ~~。」
そして椅子の背もたれに背中を…。
「…って~~、CМ、どんな感じになるんだろ。」
口を噤んで…。けれども…、
「まっ。うん。」
首を傾げて、
「とにかく…楽しみに…しなきゃ。」
セールスプロモーション部のスタッフたちは、いつも通り、仕事を熟している。
そしてその翌日。静まり返る月刊ナターシャ編集部。
副編集長の尾崎星奈(おざきほしな)編集長の多喜の前で…。
多喜、最後の原稿を見て…。朱色のスタンプを…。
「おつかれ。」
星奈、
「ありがとうございます。お疲れ様です。」
そして後ろを振り向いて、
「校了、頂きました~~。」
編集者全員、今までの沈黙から、一転。それぞれが、ガッツポーズと労い。
「お疲れ~~。」
「ふぅ~~。」
「なんとも…毎回、この時間は~~。」
侑里、
「さて…。今日辺り、成宮茉祐子さん~~。行っちゃおう~~かな~~。」
その声にいきなり凛久、ドキン。
「行き…ますか。」
「うん。夕方には…電話してみようかぁ~~。」
名刺入れから成宮茉祐子の名刺を探して、
「あった、あった。」
凛久、侑里に、
「ご面倒お掛けします。」
そんな声に侑里、
「ふふ~~ん。」
凛久ににっこりと。
凛久、その顔に、顔を傾げて、
「…???」
侑里、そんな凛久の左肩を右手でトントントン。
「かかかか。期待…しちゃうよ~~。」
凛久、目をパチクリと…。
「うん…???」
侑里、思わず手を叩いて、
「かかかか。決まってんじゃな~~い。美味しい物~~~。」
その瞬間、凛久、朗らかな顔になって、
「あっ。あ~~、あ~~。はいはい。」
そして、その日の夕方、茉祐子のスマホに登録していない電話番号からのコール。
テーブルの上で資料にまみれながら、
「はい。もしもし、成宮ですけど…。ど…。」
すぐさま、
「あっ、成宮さん。私、ナターシャの羽田です。」
茉祐子、
「あ~~。はい、羽田さん。はい。お世話様です~~。」
スマホの向こう、侑里、
「成宮さん、今…、時間…、よろしいかしら…???」
その声に茉祐子、
「あ~~~。はい。」
そして千晶に、
「ライチ、ごめん。ちょい電話、ナターシャの羽田さん。」
千晶、
「うん。オッケィ~~。」
そして、一旦テーブルから外れて自分の席に…。
「羽田さん、どうもすみません。はい。どうぞ。」
侑里、スマホを耳に、
「ごめんなさいね、忙しい時に…。」
「あぁ…、いえ。」
「実は…、折り入って、お願いが…、あるんだけど…。」
その声に茉祐子、
「おね…がい…???」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.145. 凛久、侑里に、「ご面倒お掛けします。」
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