茉祐子、マスターを見て、お辞儀をして、
「こんにちは~~。」
凛久、
「ども。」
譲二、にっこりと笑顔で…。そして顔を傾げて。
バックにはジャズのメロディ。
茉祐子、
「ふふ、気分、スッキリする。」
そんな茉祐子にニッコリと凛久。
譲二もにっこりと顔を傾げて、
「ありがとうございます。如何なさいます。…この…前の…。」
するとすぐさま茉祐子、
「あっ。うんうん。あれ…、美味しかった。…でも、マスター。私…、ここに来たの、まだ2回目…なんですけど…。最初に飲んだもの…???」
譲二、そんな女性に、ゆっくりと一度目を閉じて、そして、
「はい。しっかりと…、覚えてますよ。」
そして、
「はは。まっ、それが…。…と言うか、職業上…。サービス方針でも、ございます。…うんうん。はい…、では…畏まりました。…フラットホワイト。」
凛久、
「じゃあ~~、僕も…。」
その声に譲二、
「はい。エスプレッソトニック。」
「お願いします。」
茉祐子、思わず鼻に右手人差し指を当てて、
「ぷふ。」
凛久、
「ん~~~???」
譲二、準備をしながら女性を見て、
「……。」
茉祐子、
「なんだか…、ダニエルとルーシーのお店の感じ、あるなぁ~~。」
凛久、
「あ~~。うん、そうだね~~。」
そんな凛久の顔を見て、譲二、
「……。」
凛久、
「あっ。マスター。実はね…。」
エトランゼの話をする凛久。
譲二、
「へぇ~~。そうなんですか~~。アメリカ…ヒューストン出身の~~。」
茉祐子、
「え~~。」
譲二、チョコンと顔を傾げて、
「素敵な…オーナーなんですね~~。」
マスターの声に茉祐子、にっこりと、
「ありがとうございます。」
すると茉祐子、
「前、ここに来た時、マスター、二世…って、聞いたんですけど…。」
譲二、
「はい。私の母親が…、イギリス、ロンドンなんです。」
その声に、茉祐子、
「わお。」
凛久も、
「へぇ~~。イギリス、ロンドン~~。こりゃまた、凄い。」
譲二、
「アビーロードって、知ってますか…???」
間髪入れずに凛久、
「えぇ…。ビートルズの歌にありますよね。」
茉祐子の顔を見ながら…。
茉祐子、少し、顔を曇らせて…。
凛久、
「あれ…???茉祐子ちゃん、ビートルズ…、知らない…???」
譲二、女性を見て、ニコリと、
「……。」
茉祐子、笑顔で眉を般若のように、
「ん~~。ビートルズは…、知っているんだけど~~。あんまり…曲は…、聴いたこと…、ないかな~~。」
途端に凛久、
「ほぅほぅほぅ。うんうんうん。アビーロードっていうのは、イギリスの、セント・ジョンズ・ウッドと言う場所にある…ストリート。」
譲二、そんな男性に、
「お客様…、良くご存じで…。…私の…母の実家が…その近くに…。」
凛久、
「へぇ~~。そうなんですか~~。素敵ですね~~。」
そこで茉祐子、
「あの…、マスター、このお店って…、失礼ですけど…、いつ頃から…???」
その声に譲二、
「そうですね~~。かれこれ…、5年に…なりますか…。」
途端に茉祐子、そして凛久、
「へぇ~~。」
茉祐子、
「近くにデパートがあって、私…いつも、そこの書店、利用するんですけど…。こっちの方には、殆ど…。…だから、気づかなかった~~。」
譲二、女性の声に、
「ははは。そうですか~~。それでは、今後とも…、お見知りおきの程を…。」
女性にフラットホワイトを…。
「どうぞ。」
茉祐子、
「ありがとうございます。」
2、3分後には男性にエスプレッソトニックを。
凛久、
「ありがとうございます。いただきます。」
そして、
「それにしても、何かしら…不思議な縁に恵まれているというか…。」
茉祐子、
「ん~~???」
「いつの間にか…、篠田真理とエクレールのコラボの記事、ナターシャが…。」
「へっ…???そうなんですか…???」
「うん。」
エスプレッソトニックを一口飲んで…。
「本部長と会って、羽田さんがね。ダイレクトに。…かかか、本部長も…、まだ…決まっている訳じゃ…ないらしいけど…。羽田さんに、期待してもらっても…、いいかも…。」
茉祐子に眉を上下に…。
茉祐子、
「へぇ~~。」
そして、茉祐子と凛久、仕事の話は続く。

薫子と茉祐子~その愛~ vol.138. バックにはジャズのメロディ。
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