夕食後に子どもお風呂に入れようとしたのに、なんだか急激に疲れを感じ、服のまま布団に入った。

あまりにも足先が冷えていて、みじめな気持ちになっていた私は、腹痛で寝ていた夫のお尻の下に、つま先を片方突っ込んだ。

  あったかい…

もう片足どうしようかと足で夫をまさぐっていたら、太ももでつま先をはさんでくれた。

  あったかかった。

もしかして、SEXの時に男性が女性に受け入れてもらった瞬間て、こんな気持ちなんじゃ?

とっさにそんなことを思ったくらい。

他人のものみたいに冷えきった足を、夫の両足があたたかくほどよくしめつける。

  はぁ~もう、なんでもしてあげたいラブ


くらいな気持ちになった自分に驚いて、

男性心理を少し、わかった気がした。


***

今朝、足湯をしようと思ったのに、アンペア変更の立会いがあったり市役所に出す書類を確認したりこどもの相手したりしてたら、すっかり後回し。いつの間にか忘れてしまっていたのだが、本当は私、一日中気になってたんだろうなと思った。

目の前の家族の用事を、つい優先してしまう。

小さく毎日これを重ねた末の我慢が、本当の意味でお母さんを損なうのかもしれないと思った。




起き抜けから治らない腰痛が気になり、日中の予定は全部キャンセルして市役所にだけ行って帰ったら、家には休みなのに死にそうな顔した夫がいた。

 お腹下した~吐き気もあって熱も…
 病院行ってくるよ。

というその顔が本気でヤバそうだったので、ご近所に子どもを預けて病院に付き添った。


途中で

  吐く、停めて

と言われて草しかない道端に止まった次の瞬間、扉の向こうで 

  おえー げげー 

ワイルドな運転のおかげで少しスッキリしたらしい夫を乗せて一路病院へ。

お腹の風邪だろうということで、薬もらって帰ってきたけど、子どもの相手してたら疲れたみたいでお布団に逆戻り。…という状況で。


かまってかまって、とまとわりつく子どもにアンパンマンの動画をあてがい、私も夫と一緒に、しばらく休ませてもらったというわけ。


  夫の体温にしばらく癒されたあと、そろそろ入浴しよ、と思って準備してたら、夫が起きてきた。

  オレ、見てるからゆっくり入ってきな。


という言葉に甘えて、今バスルームから愛をこめているところ。

今日一日、がんばった私へ。
また明日もお母さんであり、妻である私へ。

そして、つい家族を優先してしまう、心優しきお母さん・奥さんの、小さなお疲れに。

しかし、女の凍えた体をあたためるのは、男の喜びではなかろうか。

今日は余裕のない、メイソウママンでした。

あー夫の体が足りない。