今回、奈良岡朋子さんの死去に伴い劇団民藝が4月5日までの限定として「ドキュメンタリー『ある女優・奈良岡朋子 』」をYouTubeで公開されています。前回も書きましたが、奈良岡朋子さんと云えば、ご自身の戦争体験と井伏鱒二の「黒い雨」の朗読でした。
数年前にこの「黒い雨」に関して、広島大学の谷整二氏が高丸安子(矢須子)さんの当時の行動も含めて「虚構表現」として何点か批判していますが、これについて私は反批判として抗議のメールを送っていますが、いまだに返事がありません。谷氏が批判されたのは以下の文章ですが、元々、この井伏鱒二の「黒い雨」は文学作品であって科学的な検証よりも原爆の悲惨さや被曝(被爆)の実相を現代社会に広く伝え平和のあり方を伝えるものではないでしょうか
以下が谷氏が批判された文章と調査結果です。
これは、2015年の報告レジュメを元にし、書かれたものですが、調査結果文にも不可思議な文章もあります。次回はこれについて指摘していきます。ちなみに何度も書いていますが、「黒い雨」の主人公の「安子(矢須子)」さんは架空の人物ではありません。私が卒業した広島県立神辺高校(工業)のいわば先輩でもありました。当時の学校名は県立深安実業学校と名付けられていたのです。
(つづく)
2023年4月4日
船橋市海神:弓場清孝





