「苦労仕事、危険仕事、汚い仕事をさせられた。専門技術を教えてもらうことが全然ありませんです」福島県郡山市で暮らす三十代のベトナム人男性が国会にあてた手紙には、たどたどしい文字で日本への失望が綴られていた。二〇十五年七月に来日。「文化がいいし、科学技術がいいし、経済がいいし、給料も高いと思い、それで技能実習生として日本に来ることが決まったです」。建設会社で鉄筋施工の技術を学ぶはずだった。
しかし、今年まで延べ三百日以上、郡山市などで福島第一原発事故による汚染土の除去や住宅の除染などを強いられた。日給は最低賃金をかろうじて満たす五千六百円。「貯金もできなくて本当に心配し、今、帰国して「何かやるかな」とお悩みいたします。三年間日本にいる「勿体無かったな」と思っている・・・(東京新聞・こちら特報部)
2018年11月16日
船橋氏海神:弓場清孝
