それでは

私の過去世を

順にご紹介してまいります

 

 

 

【過去世Ⅰ】米国 1867~1928 (61歳)

 

深い雪の積もる白樺の林の中を、一人の男が獲物の鹿を追っている。

本人は(西川の事)、その男性で、冬になれば仲間と共に

鹿狩りに出かけ、仕留めた鹿を解体して肉を分け合い

仲間と共に酒を酌み交わすことを楽しみにしている。

本人は牧場を所有しており

普段は牧場経営のために忙しく

父から引き継いだ牧場を守るために熱心に働くのであった。

 

しかし、冬が訪れ、雪が降り始めると

本人のパイオニアスピリットが湧き上がり

仲間と共に馬に乗り、シカや野生動物がたくさんいる森の中を

目指すのであった。

いくつもの山を越え、テントを張り、そこから鹿の足跡を追って

ハンティングを楽しむのであった。

 

ある時、本人は鹿狩りに夢中になったあまり道に迷い

とうとうキャンプ地に戻れなくなってしまう。

銃を空に向かって撃ち、自分の居場所を仲間に知らせるも

仲間からの反応は全くなく、寒い山で一人過ごさなければならなくなる。

雪洞を作り、凍えぬようにと、少しずつ火をつけて暖をとるも

やがて眠気に襲われ、そのまま眠ってしまう。

 

ふと気づくと、本人は見慣れぬテントの中で寝かされており

辺りをよく見まわすと、それがインディアン部落のテントの中である事を知る。

驚いて飛び起きようとする本人を

インディアンの男たちは、横になるよう身振り手振りで話をする。

 

昔、本人は遥か彼方でインディアンの姿を見たことがあったが

このように間近で見る事は初めてだったため、動揺し

凶悪な野蛮人のイメージしかない本人は

これで命は無いものと諦めるのであった。

しかし、インディアンたちは本人を手厚く看病し

顔や足の東証を彼らの独特の薬で治療してくれるのであった。

 

やがて本人も心から打ち解けて、決して彼らが自分に危害を加えない事

さらには、自分の今まで考えていたインディアンに対する差別意識が

間違いであったことがわかってくる。

 

山で遭難し、インディアン達に助けられ、気が付くまでには

すでに一週間近く経っており、仲間の者たちは辺りを何度も捜索したが

見つからないため、さらには吹雪も激しくなり

残念ながら本人は死んでしまったと思い

村に帰ってしまったのである。

 

傷は癒えてきたものの、凍傷にかかった手足は

まるで焼き鏝を当てられたように痛みが激しく、歩くことが出来ないため

傷が癒えるまで、彼らと生活を共にする。

 

祖父の代にこの地に開拓者として来た白人たちは

次々とインディアンを殺し、彼らの住む場所を奪っていったのである。

祖父が自慢気に、様々な動物やバッファローを射止めた武勇伝

さらには、野蛮極まりないインディアンたちを何人殺したという自慢話を

聞いていたため、彼らインディアンたちを、ただただ凶暴な野蛮人だと

思い込んでいたのである。

 

しかし、彼らと実際に生活してみると

彼らは温和であり、また様々な知識に富んでおり

自分のインディアンに対する考えが偏見に満ちていたことを知る。

そして、かつては自分たちが現在住んでいる土地で

自由に平和な暮らしをしていたインディアンたちが

白人の入植者たちによって次々と追い払われ

現在は、このような辺鄙な小さな土地で暮らさねばならなくなった事を知る。

そして、彼らにとって憎むべき白人である本人に対し

手厚く看病し、命を助けてくれたことに、本人は心から

申し訳ない気持ちでいっぱいになるのであった。

 

やがて凍傷による傷の痛みも和らぎ

インディアンの馬に乗って、保留地の境界まで彼らは案内してくれ

その後、白人の手によって自分の村に帰る事が出来たのである。

 

この厳しい寒さの中、本人が遭難してから一か月以上も経っており

村の誰もが、とうに本人は死んだものと諦めていた。

しかし、本人が村に無事帰還するや否や、村の者たちは歓声をあげて

本人を迎えるのであった。

妻や子供たちは泣きながら本人に抱きつき

本人の帰りを喜んだのであるが

本人が厳しい状況の中、どうして助かったのかを語り始めると

村の者たちは、信じられない!と首を横に振り

ついには、彼が騙されたのだと言って、批判する者さえ出てくる始末であった。

多くの白人入植者たちにとって、インディアンはあくまでも凶悪な野蛮人であり

できれば全滅させたいと思っている。

そのため、本人が話す、親切で愛情にとんだインディアンなど想像できず

対には本人が寒さのために気がふれたのだという事になり

本人の話を無視するのであった。

妻や子供たちも、半信半疑であり、その後、本人は変わり者のレッテルを貼られ

誰も彼の話を信じる者はおらず、無視され続けるのであった。

しかし、本人の体験は真実であり、その後、楽しみのためのハンティングも

一切やめ、白人の犯した愚かな行いを悔い、恥じるのであった。(享年61歳)

 

 

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