マイヒストリーの続きです。ちなみにこれまでのお話
【マイヒストリー4】私の生存確率25%
【マイヒストリー5】繊細さをかくして生きてきたけれど その1
自分の繊細さを恥ずかしく、弱いものだと思っていた私。
それが変わったのは、芸術家のたまごたちのキャリア支援を担当したのがきっかけでした。

最初は、「この繊細な子たちが、世の中で戦って行けるように!『武器』を渡そう!」とやっきになりました。色々な講師を呼んで、お金の講座やマーケティング講座、就職のためのノウハウの講座をしたんです。
学生たちは素直だからね、話を聞いてくれました。
参加率も悪くなかった。アンケートにも「とてもためになった」の声ばかりだった。
雇い主である大学からの評価も良かった。
でもね。もうやめよう、と思いました。
なぜか。
聞いている子たちの顔が、どんどん悲壮な目になってくる。
「自分らしさを保ったままでは生きられない」
「世の中は、自分たちとは違う世界だ」
「怖い」
そういう目になるんですよね。そして無理して、力をいれすぎて、メンタルヘルスを崩してゆく。

そして、そのときになって改めて、
わたしはこれは違うのかもしれない、と思ったんです。
わたし、自分自身の体験から、先入観をもっていた。
繊細な人が、繊細さを保って生きることは難しいと思っていた。
だから、学生に「そのままじゃ生きて行けないよ!武器がいるよ」と声をかけていた…。
繊細な感性を持つ人のために、心からの支援をしているつもりだったけど、
もしかして、自分の恐怖を他人に刷り込んでいたのかも…?
もしかしたら、もっと自分らしさを保って世の中とつながる方法だってあるのかも…?
そして、なにより自分自身にも「この繊細なものを持ったままの自分では生きてゆけない」とメッセージを送り続けていたのではないか。

自分のなかの「先入観」「恐怖感」に気づいてしまったら
そういう「頑張って、こわばって力をいれて、生き残るセミナー」はやれなくなりました。
バリバリ戦略系のセミナーはもうやらないと決めたとき、色々な方が
「世の中はキビシいのに、それを教えないのか」
「頑張るってことは悪ではない」
「社会人になるとは、そういう他人の流れのなかで生きることだ。尻込みは、甘えだ」
とアドバイスをくれました。
ありがたかったです。声をかけてくれたことがうれしかった。 ( ´ ▽ ` )ノ・
でもわたしは、もうそれはやりたくなかった。
甘いと言われても。
繊細で生きづらさを感じている人に「武装して、目を凝らして、緊張しながら社会のなかで生きなさい」とは言いたくなかった。それだったらそういう繊細さを抱えた人のために「自分らしい世の中とのつながり方」を模索したいなぁと思ったから。
そしてようやっと、私自身についても気がついたんです。
これまで自分の弱さだと思って繊細さを隠してきたけれど、実は『繊細さを保つ生き方でしか、本当の意味で私らしくは生きられない』『私がのびのびと生きるには、私の個性と資質を、すべてちゃんと発揮して生きるほうが、私にとってはラクなんだ』ということに。

人間にはさまざまなタイプがいるから、「生き残る」戦略的な生き方が得意な人もいます。
そこに恐怖感をもっていなくて、単に楽しめる人。その人は、それで生きれば良い~ (´▽`*)
本当は。
「コレじゃなきゃだめ」っていう生き方なんてなかった。
どんな生き方をしても、アリだった。
だから、私の場合は、世のなかの王道ではないかもしれないけれど、自分の感性を削らずにすむ生き方を、感性を喜ばせるような生き方を、選ぶことにしました。色々武装して、世の中から自分を守っているつもりだったけど、武装を解いて生きてみることにしたんです。
その時期から、私の仕事のテーマも
クライアントにとっての、「自分らしい世の中とのつながり方」を一緒に探す
クライアントが「私って素晴らしい」と自己肯定感を育てられる場をつくる
ことにシフトしました。
その3につづく… (あとちょっとで終わりです!長くてごめんなさい!!)