大阪中之島美術館に行ってきた。

 

 

「生誕150周年記念 上村松園」展である。

 

 

初期から晩年までの作品が展示されており、年代による描き方の変化が感じられた。

又、これまで見たことのない画風の作品、スケッチや下絵まで展示されており、大変満足。

 

撮影可の作品は恐らく全て撮影。

松園の作品は表装まで素敵なので記録したかった。

 

第1章 人生を描く

 

「明治初期風俗 十二月」 1897(明治30)年頃 

絹本着色 画帖(十二面)  奈良県立美術館 

 2月に毛足の長い仔犬が描かれていた。ペキニーズ?犬種は詳しくないので自信がない。

 5月に白い仔犬、白黒のぶちの子犬の2匹が描かれていた。後ろ姿で描かれていた仔犬のポーズが長沢蘆雪っぽいような…。

 もしかすると松園の描いた動物を見るのは初めてではあるまいか・

 

「しゃぼん玉」 1903(明治36)年頃 絹本着色 軸装 木原文庫

 

 

表装に使われている布地がとても素敵。

 

「月蝕の宵」 1916(大正5)年 絹本着色 屏風(二曲一双)大分県立美術館

 

 

右隻のこの女性は松園の門下生だった歌人の九条武子がモデルを務めたそうだ。

 

第2章 季節を描く

 

「花」 1910(明治43)年 絹本着色 軸装 姫路市立美術館

 

 

「三美人之図」 1908(明治41)年 絹本着色 軸装 光ミュージアム

 

 

「花のにぎわい」 1907‒12年(明治40年代)絹本着色 軸装 京都国立近代美術館

 

 

 「初音図」 大正末期 絹本着色 軸装 光ミュージアム

 

 

こちらの表装の布地も良い!

 

 

「桜可里図」 1944(昭和19)年 絹本着色 軸装

 

 

「春さめ」 1940(昭和15)年 絹本着色 軸装 大分県立美術館

 

 

「春風」 昭和前期 絹本着色 額装 大阪中之島美術館

 構図が素敵。ベージュの無地の背景に若草色の着物の女性がややうつむきぎみに描かれている。余白が良い。

 

「ほたる」 1915(大正4)年頃 絹本着色 軸装 吉野石膏コレクション

 山種美術館「蛍」の姉妹作だそうだ。蚊帳を吊る女性が描かれており、百合の模様の着物で華やかな感じ。表装には団扇の柄の布地が使われており、これがとても可愛くて良い!

 

「菊寿」 1939(昭和14)年 絹本着色 軸装 東京富士美術館

 

 

「良夜吹笛図」 明治後期 絹本着色 軸装 木原文庫

 

こちらの太い描線は松園の初期作品の特徴の一つだそう。

 

「待月」 1926(大正15)年 絹本着色 軸装 京都市美術館

 

大きな作品。第7回帝展出品作だそうだ。

 

(つづく)