読了!
中島京子氏のエッセイ「小日向でお茶を」で、本書の「帰れ、鶏肉へ!」が紹介されており、大変興味を掻き立てられ、すぐに図書館に予約を入れたものの、手にするまでに2か月ほど待った。人気の図書かも知れない…。
新装版 亡命ロシア料理 (著)ピョートル・ワイリ/アレクサンドル・ゲニス
先ず気になったのは、これ。
「中身のたっぷり入る、粘土で作られ釉薬のかかった、厚いふたのついた壺」である。(太字部分は本書からの引用)どんな形の壺だろう!
著者は、この壺の購入を勧めている。
何でも、「ゆっくりと均等に加熱される」、「壺の中の食べ物は煮立つことなく、蒸し煮に」なり、この壺で調理すると、「昔ながらのロシア料理の精華につきものの、あの柔らかさと繊細さ、そして気高い香りを獲得」できるようだ。
この壺は直火では使えず、天火の中に入れて使うようだ。
しかし、販売店を探すのが難しいようだ。
「唯一の問題は、この壺をどうやって買うかだ。アフリカやカリブ諸島の住民のための商品を扱っている店で見つけるのが、一番手っとり早い」
現在はインターネットがあり大変便利である。
通販サイト、フリマアプリなどでたくさん売っているようだ。
気になる「帰れ、鶏肉へ!」の鶏肉の料理の作り方をまとめてみた。
(主な材料)
鶏肉 400g(塊のまま)
玉ねぎ 中2個(乱切りにする)
(作り方)
・鍋にバターの小さなかけら、月桂樹の葉、粒胡椒、鶏肉、乱切りにした玉ねぎを入れ、塩を振り、弱火にかけて1時間半後にできあがり。
※干しキノコを2、3個入れても良い。
(別のバリエーション)
・火から下す5分前にサワークリーム半カップ、ニンニク3、4かけ、パセリのみじん切り1つかみ、乾燥したバジル小さじ1杯、ワイン半カップを加える。
(付け合わせ)
・ゆでたジャガイモ、ライス、マカロニなど。
水は不要らしい。ネットで検索すると、実際に作ってSNSで公表している方々がいらした。水分がかなり出てちゃんとスープになり、鶏肉はほろほろで美味しいものができるようだ。これは作ってみたい。
本書で紹介されていたオムレツの作り方も興味深い。まとめてみた。
(主な材料)
A
卵 3個
生クリーム 1/4カップ
炭酸水 大さじ1
塩
黒コショウ(挽いたばかりのもの)
ドライバジリコ 大さじ1
トマト(こま切れにする)
(作り方)
①Aの材料を泡立て器で泡立てる。
②こま切れにしたトマトを油で炒め、①を加えて蓋をして5分ほど焼く。
③フライパン上で半分に折り、皿に出す。
表面はこんがりキツネ色だが中は半熟状態だそうだ。
炭酸水を入れるのか!
本書は料理の作り方というよりも、料理についてのエッセイとして大変楽しめる。
「訳者あとがき」に「明晰で軽やかな文体で書かれた本だが、翻訳には意外と苦労した。(中略)また駄洒落に近い言葉遊びから、ことわざや有名な詩句のもじりがいたるところにちりばめられているからである。」と書かれていた。
とてもテンポのある文章で読みやすい。駄洒落もきちんとした面白い駄洒落(?!)に訳されており、翻訳者の方々の苦労と力量を感じた。
本書は大変おススメである!
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随分前にデパ地下で見つけ、条件反射的に求め、そして随分前に食べている。
青柳総本家 「栗ういろう」
青柳ういろうと言えば、思わず口に出てくるCMソング。
「ぽぽぽいのぽい、お口へぽい、白、黒、抹茶、あずき、コーヒー、ゆず、さくら…」
う、歌えるではないか!
正しいかどうか答え合わせをしようと、青柳総本家webサイトでCMを視聴してみると、「あずき」と思っていたところが「あがり」になっていた。
こしあんのことを「上がり餡」というらしい。それで、「あがり」。
中は2パッケージになっていて、これは親切である。
鈴木進氏の「粉引線紋碗」。
あざみ野の「IZUMO」で催された「わたしを愉しむテーブル茶道展2023」でついつい…。小ぶりのお茶碗で茶箱にも入る。
鈴木進氏は、「gallery 一白」の「お茶展」で「松原灰釉急須」を求めている。
白く、温かみのある作風に魅かれる。
高橋朋子氏の「銀彩蓮皿」で。
いやー、私は結局「ういろう」というものが好きなんだと思う。そして、栗、である。もう、たまらない。また、本品を見かけたら衝動的に手が伸びると思う。




